19時には家族そろって夕食。楽しておいしいが最高!
17時過ぎ、仕事場からスーパーへ急行。帰宅すると手早く調理して、家族で食卓を囲む。
そのエイジレスな美しさが支持される神崎さんの夕食は「必ず家族一緒」。多忙な中、糖質控えめの夫婦用、食べ盛りの長男・次男用、幼い三男用の3パターンを用意するも、つくり置きはほぼしない。
家族をつなぐのが食事。だから夕食は必ず一緒に。楽して、おいしく、楽しく。
それが美にもつながると思う。
「仕事も家事もその日のことで精いっぱいでつくり置く余裕がないので、毎日〝楽して料理する〞がテーマです。意識しているのは彩り。薬味やナッツなど〝散らしもの〞も活用しています。〝散らす〞と、買ってきたお刺身も豪華になるし、昨日と同じおかずも違って見える。見た目が変わると、子供たちはもりもり食べてくれるんです。」
男子受け抜群のハンバーグの日は、牛、豚、鶏肉ごとにたねを多めにつくって冷凍し、別の日にロールキャベツや春巻きにアレンジ。牛ハンバーグにはウスターソースを混ぜ、お弁当用に冷めてもおいしく食べられるよう濃いめの味にしたり…と、ちょっとした工夫も欠かさない。ボタンを押せば〝ほったらかし〞でつくれるオーブンレンジは、「おかずを3品は用意する」夕食づくりの頼もしい味方。
かつては多忙すぎて、家族で食事できない日が続いた時期もあったとか。
「あるとき、次男が元気がないことに気づいて以来、夕食は家族皆でと夫婦で決めました。簡単な料理でも、家族をつなぐ食事はできる限り手づくりしたくて。」
神崎さん自身も毎日しっかり食べる代わりに、サラダにはスーパーフードを散らし、豆腐と味噌を混ぜたディップをマヨネーズ代わりにしたり…と、罪悪感が軽くなる工夫も。
「ストイックに食事制限するより、おいしい、楽しいと感じる時間が結果的に美にもつながると思います。私にとって料理は、仕事モードから妻・母モードに切り替わり、頭も気持ちも整理される大事なスイッチです!」
神崎さんの〝楽ちん〟ルール
1. 食材はカラフルに! 【彩りがいいと手をかけた感が】
2. いろいろ〝散らす〟! 【同じ料理でも昨日と違って見せる】
3. オーブンを活用! 【ほったらかしで一品完成】
ビューティライフスタイリスト
神崎 恵さん
1975年神奈川県生まれ。アトリエ「mnuit」主宰。女性の美しさを引き出すメークやライフスタイル提案、商品プロデュースも評判で、著書の累計発行部数は100万部を超える。人気ヘア&メークアップアーティストの夫、17歳、13歳、2歳の男の子の5人家族。
Domani12月号 神崎恵さんのワーママ〝楽ちん〟ごはんより
本誌撮影時スタッフ: 撮影/天野良子(Tron /人物)、sono(bean /静物) ヘア/工藤由佳(Un ami) スタイリスト/コギソマナ(io /人物)、洲脇佑美(静物)料理/岩木みさき 構成/松田亜子