年齢サインは顔だけじゃない。首&デコルテケアしてますか?
「首が短く太くなってきた。」「鎖骨が埋もれているように見える。」などのお悩み相談も多いほど、首・デコルテはもっとも年齢サインが出やすく人の目に触れるパーツ。どんなに一生懸命フェイスケアをしても首・デコルテのシワや乾燥、くすみにより顔が疲れて見えたり、老けて見えたりしたらもったいない!
デコルテ・首のリンパの滞りは、浮腫みや吹き出物など顔のコンディションにも繋がります。つまり、女性にとってデコルテは顔同様、ケアが必須のパーツなのです。
美の老化原因は「姿勢の悪さ」が影響している
現代女性はスマホやデスクワークなどが原因で「日常生活の悪姿勢」と呼ばれるような、肩が内に入り頭が前に出る姿勢が多く、美容と健康に大きな影響を及ぼしています。
人間の頭の重さは約5〜6キロあると言われているほどと重たいもの。さらに、悪姿勢からのバランスを保つために頭を支えようとして、細い首に大きな負担をかけているんです。これでは、首の筋肉が収縮し首が太く短く見え、僧帽筋の盛り上がりとともに、鎖骨が埋まってしまいます。分かっているけど無意識にやってしまう「悪姿勢」。それなら意識してケアの時間を増やしてみてはいかがでしょうか。
ポイントは「スジと骨」のキレイ魅せ
デコルテを美しく魅せるポイントは、すらっと伸びた首筋とキレイに浮き出た鎖骨のライン。理想のラインを手に入れるためには、悪姿勢で癖になった首の縮こまりとリンパの滞りの両方へのアプローチが必須です。リンパを流すだけでなく、ストレッチも加えたケア方法で効果の実感とキープ力が高まります。
首のストレッチ
1:左の鎖骨下に両手を重ねグッと下向きに圧をかける。重ねた手を支点にして頭をゆっくり右横に倒す。じわーと首が伸びる感覚があればOK。この状態を10秒キープします。
このまま頭を軽く後ろ傾けるとさらに胸鎖乳突筋が伸び効果的です。重ねた手を鎖骨下に置くのは、首を傾けたときに引っ張られる筋肉を止めておく為。支点があることでしっかりと伸びを感じることができます。
2:反対も同様に。
右の鎖骨下に両手を重ねグッと下に圧をかけ、重ねた手を支点にして頭をゆっくり左に倒す。じわーと首の伸びを感じたらこの状態を10秒キープします。後ろに頭の傾けるなど優しくジワーと首を伸ばしましょう。
3:鎖骨下・胸の中央に手を重ね、支点になるように真下に圧をかけます。このままゆっくり頭を真後ろへ倒します。伸びを感じたら10秒キープ。さらに下あごを上に突き出すと、喉の筋肉に作用し首のたるみや二重あごにも効果的です。
首&デコルテトリートメント
トリートメントを行う際には、オイルやクリームなど伸びの良いものを選びましょう。特に保湿力の高いものは肌に艶を与え女性らしさも高まります。
1:クリーム、またはオイルを手に取り全体的にしっかりと伸ばします。肌が疲れていたり、乾燥気味な方は、浸透が早いためケア中に伸びが足りないと感じたら足してください。
2:親指の付け根のふっくらとした部分を使って首筋をほぐします。上から下へ胸鎖乳突筋に沿ってほぐします。胸鎖乳突筋より前に触れると痛いので胸鎖乳突筋を境に後ろ側を、コリを感じるところは強くするのではなく優しく回数を多めにほぐしましょう。
鎖骨上に来たらグーと下に向かって圧迫。このとき軽く首を伸ばすと一気に巡りが良くなります。
3:上から下に流す。手のひらを密着させて首のラインを作るように流します。時々首のストレッチを入れると巡りが良くなります。
4:反対も同様に。
5:鎖骨上のくぼみ三点を1点ずつ10秒圧迫(圧迫→離す、とすることでリンパの巡りが良くなります) 。
6:鎖骨上下を挟むように、指を沿わせながら中から外に向かって流す。この時、胸を開いて肩甲骨を落とした状態で流すと鎖骨がキレイに浮き上がります。
7:手をグーにして鎖骨下のデコルテ部分を全体的に内側から外側に向かって円を描くようにほぐす。
首&デコルテケアは怠るべからず!
首やデコルテは、顔と同じくらいデリケートで年齢サインが表れやすいパーツ。そして、首筋の収縮や緊張は顔を大きく見せ、むくみやくすみなど顔のコンデションにも影響を与えます。
顔のケア同様、首からデコルテにかけてもスキンケアは怠らずに。ケア中にストレッチを加えることで、すらっと細く長いネックラインが小顔効果も叶えます。これから首元も涼しいファッションが増えてくる季節。綺麗な首&デコルテを手に入れて魅力をアゲましょう!
Domanist
中野祐子
1児(女児)の母。30歳を機に小顔矯正サロンをオープンし、〝オッパニスト〟として日々バスト美容を広める活動をしている。コラムの執筆やセミナーなども精力的に行い、独自のバストケア技術には定評あり。
IG:https://www.instagram.com/oppanist.yuko/