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2021.02.15

受験戦争を描いた韓国ドラマ『SKYキャッスル』も超話題! 韓国のリアルな受験(수능/スヌン)事情って!?

韓国コーディネーターとして活動する東山サリーと韓流ライターとしてエンタメに精通する轟 友貴が、ソウルと東京から最新韓国情報をキャッチアップする連載 #夜な夜な톡톡(読み方:トクトク/TALK TALK)。韓国現地のあれこれや、日本にいながら楽しめる韓国話を毎月3回お届けします。

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東山サリー(韓国コーディネーター・ライター)

ソウル在住/都内出版社で広報として勤務した後、韓国が好きすぎるあまりフリーランスに転身。 ソウルへ移住し現地の最新情報を日々収集している。韓国カフェ通としてテレビ番組『にじいろジーン』にも出演。著書に『韓国カフェ巡り in ソウル』(ワニブックス)、『本当は秘密にしたいソウルのおいしいもの巡り』(産業編集センター )などがある。 Instagram:@saliy83

轟 友貴(ライター)

東京在住/高校生の頃にBIGBANGがきっかけでK-POPにハマる。韓国好き歴12年。日本と韓国を行き来しながらK-POPアイドル、俳優にインタビューなどを行う他、美容雑誌やWEBマガジンでは韓国コスメ記事も執筆。Instagram :@__y.92

【#톡톡 vol.7】
日本上陸!韓国ドラマ『SKYキャッスル ~上流階級の妻たち~』の描く受験戦争はリアル!?

#수능(スヌン)とは
「大学修学能力試験」のこと。毎年11月に行われる、日本のセンター試験にあたる試験。4年生の大学に入学を希望するすべての受験生が受ける統一テスト。韓国では大学受験まで本格的な受験が行われないため、受験勉強のすべてを大学の入学試験である修能(スヌン)に集中している。

サリー:韓国で高視聴率を叩き出したドラマ『SKYキャッスル』が、日本でも観れるようになったんだよね。

ユキ:富・名誉・権力を手にした富裕層しか住めない高級住宅街「SKYキャッスル」に住むセレブ家族たちの受験戦争を描き、韓国の受験戦争に匙を投げるような社会派ドラマだったね。

サリー:SKYは韓国最難関のS=ソウル大学、K=高麗大学、Y=延世大学の頭文字を合わせた意味。韓国では「SKY」に入学し、財閥企業に入社してという道を目指している人の割合がものすごく高いし、そのためにめちゃめちゃ勉強する。熾烈な学歴社会だなと思うことが多いよ。良い大学に入ってもさらに留学してハクをつけないと、厳しいという声も聞くし。

ユキ:私の知人もイギリスのオックスフォード大学へ入学後、韓国の財閥企業に見事入社したんだけど、それでもさらに上に行かなきゃいけない!というのが韓国だから、ステップアップのために自分で資格を取ったり勉強したり努力していたよ。「自ら進んでレベルアップしていかないとやっていけないんだ」と言ってて、本当にすごいなと。

サリー:財閥企業に入社できても、40〜50歳で首を切られるのが普通だもんね…。熾烈な戦いをくぐり抜けても、レベルアップのためにずっと勉強してる。韓国の学生は、すごい勉強してるイメージがあるな。

SKYキャッスル(C)Shutterstock.com

ユキ:だね…勉強の他にもボランティアに参加して慈善活動をすることで点数を加算し、大学入試に備えている子もいる。

サリー:それは、日本で言う内申点を稼ぐみたいなこと??

ユキ:そうそう。あとは家庭教師をつけたり、ヤジャ(야자)と言う「夜間実習/夜間自立学習」もあるけど、夜22時くらいまで残って勉強するからクラブ活動なんて、青春を謳歌できるものはない。

SKYキャッスル(C)Shutterstock.com

サリー:確かに!部活してたって、韓国の子達から聞いたことない。

ユキ:私が通っていた(日本の)大学に留学していた韓国の友人は「そんな青春を過ごしてみたかった」って言っていたよ。

サリー:日本の高校生は部活にも励んで青春を謳歌しているイメージがあるけれど、韓国は勉強だけ!って感じがするもんな。

ユキ:そうしないと良い大学に入れないから…。スヌンの日は、毎年ニュースにもなるほど、交通機関の増便が行われたり、遅刻しそうな受験生を試験会場に送り届けるためパトカーや救急車も出勤するほど大騒動。

SKYキャッスル(C)Shutterstock.com

サリー:みんなで受験生を応援するぞ!というお祭りムードも感じる。

ユキ:ニュースで観たんだけど、ウィルス対策のために全身防御服に包まれて、スヌンを受けた子がいたよ。本人は対策をしっかり立てて挑んでいるわけだからいたって普通のテンションなんだけど、見慣れない光景で面白かった(笑)。

サリー:全身防御服はすごいわ。韓国にも験担ぎがあって、「滑る」から受験前は「ミヨクスープ(わかめスープ)」を食べないんだよね。

ユキ:験担ぎといえば「座布団」も。韓国の学校では自分の椅子の上に座布団を敷いていて、それに願掛けをしているそう。ネットフリックスで配信中のドラマ『保健教師アン・ウニョン』の劇中で、進学校の生徒が座っている座布団には良い魂が宿っていて高く売れるから、頭が良い子の座布団を盗むというシーンがあって(笑)。

サリー:なかなかワイルド(笑)。学生だけでなく親御さんも必死だし、親からの重圧もすごいから学生は勉強以外にも大変。そう言った意味でも『スカイキャッスル』は、ドラマとしても楽しめるし、韓国のリアルな学歴社会や格差社会の様子が垣間見れておもしろいかもね。

文/東山サリー

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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