下ろしても、センターパーツにしても、横分けにしても。シースルーバングがマルチに使える!
薄くて隙間があり、ちょっと長めに作ったシースルーバングは、どんなスタイルもおしゃれに見せてくれるキーパーツ。肌が透けて見えるので抜け感と軽やかさが出て、たちまち今どきになること間違いなし。そのまま束っぽく下ろしてもいいし、真ん中でふわっと分けても素敵。長さがあるため、横からも無理なく分けられます。前髪が違うと、印象は全く変わるもの。ファッションに合わせて前髪を変えたり気分でチェンジしてみたりと、スタイリングでいろんなテイストを楽しめるのが魅力。ぜひ取り入れたいスタイルです。
【大人にも似合う! レイヤースタイルの軽さを底上げするシースルーバング】
シースルーバングはほどよい抜け感を出してくれるので、簡単にリラックス感のあるスタイルができます。ちゃんと前髪があるからロングスタイルでも間延びせず、小顔に見せてくれるというメリットも。前髪をかき上げると色っぽくなったり、センターで分けて耳かけするときちんと感が増したりと、使い勝手が抜群。大きなカールのロングスタイルを合わせると、柔らかさを演出できそう。
カット
バスト上のロングベースを重めにカットし、顔周りとトップの表面にレイヤーを入れる。前髪は、目の下で薄めに作る。
カラー
少し明るめのシフォンベージュカラー。パープルを入れているので、ツヤのあるソフト感が際立つ。
パーマ
巻くのが苦手な人は、大きめのカールが作れるパーマをかけておくと便利。顔周りはリバースに巻き、動きを出しやすくする。
スタイリング
ノンパーマの場合、アイロンで全体を外ハネにして、表面と顔周りをリバース巻きにする。オイル2プッシュを指の間にまでしっかり広げ、毛先からもみ込むようにつけてカールをほぐす。そのまま前髪の毛束を指先でつまみ、束感仕上げに。
似合う顔型や髪質
※髪が多くて太い場合は、スタイリング剤を多めに使うこと。丸顔さんは前髪の両端(サイドバング)の幅を広めにしてシースルー部分を狭くする。逆三角形やベース型の人はサイドバングを長めにするとバランスが取りやすくなり、小顔効果も。
◆スタイルを担当したのは
K-two
銀座店 スタイリスト 三浦来夢さん
【透け感たっぷりの前髪が切りっぱなしボブのアクセントに!】
ぱつっとしたトレンドの切りっぱなしラインのボブにシースルーバングを合わせると、軽さが出て柔らかい印象に。髪全体にレイヤーが入っているため浮遊感が加わり、カジュアル感が漂います。前髪や表面など、スタイリング時に束感を意識すると、立体感が出ておしゃれ度がグンとアップ。
カット
全体はあご下で切りっぱなしにして、表面に軽くレイヤーを入れる。レイヤーを入れすぎるとスカスカになってしまうため、ハチ上に少しだけ入れること。前髪は目の下で薄く作る。サイドバングは顔に沿うように斜めにカットして、フェイスラインをカバー。
カラー
ツヤと柔らかさの出るフォギーベージュをチョイス。落ち着いたトーンで入れる。
スタイリング
アイロンで、毛先は外ハネ、表面のレイヤー部分は内巻きにする。少量のクリームバターのスタイリング剤をしっかりと手に広げ、髪の中間から毛先の内側からなじませて。最後に前髪をつまむようにして束感を出す。全体はひし形シルエットをイメージすると作りやすい。
似合う顔型や髪質
※面長の人は、レイヤーの量を少し多めにすることで横広がりのシルエットになり、バランスが取りやすくなる。丸顔の場合は、前髪のサイドバングを長めにしてフェイスラインをカバー。
◆スタイルを担当したのは
GARDEN
aoyama スタイリスト 豊田 楓さん
表作成/近常奈央 構成/斉藤裕子