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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2021.07.12

家事は一切せず婚外恋愛も自由。ちょっと変わった結婚生活〜佳菜子さんの場合Vol.4

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。裕福な夫たちと何不自由ない暮らしを送っても満たされずに離婚した、佳菜子さんの物語、第四回。

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「セックスも外でして来ていいよ」

前回のお話▶︎ビザ目的のアメリカ人夫と別れ、裕福な夫のトロフィーワイフに転身!

2度目の結婚も3度目の結婚も、裕福な夫のトロフィーワイフとして、家事は一切せずに夫のクレジットカードで遊び暮らしていればいいという生活を送っていた佳菜子さん。

「なぜ離婚してしまったんですか?」という問いには、「2回ともつまんなかったから」という答え。その真意はどういうものだったのでしょうか。

佳菜子さん:2度目の夫との結婚生活では、ご飯はすべて外食が当たり前。「君は料理しないで好きなことしてていいよ」と言ってくれていました。

夜の夫婦生活も独特。何と2度目の夫・Aさんはセックスにはあまり興味がなくて、佳菜子さんには「佳菜子は外で遊んで来ていいよ」と言っていたそう。

お金だけくれて夜の相手はしなくてもいいなんて、一部の、結婚は経済的安定のためだけだと考えるような人たちにとっては、まるで夢のような結婚生活なのでは…。

ではAさんがどうやって性欲を処理していたのかというと、こっそりアダルト動画を見て自己処理したり、風俗に通ったりしていました。

佳菜子さん:かなり偏った性癖の持ち主で、私とするときはドンキで買ったチャイナ服のコスプレを着させられたりしていまいた。風俗嬢にもこだわりがあって、月に1回しか出勤しない、その店のいちばん美人な風俗嬢がいる日を狙って通ったりしていたみたいです。

聞いていて思ったのですが、これ、ハリウッドセレブのニュースでたまに目にする、いわゆる「オープンマリッジ」というやつですよね。オープンマリッジとは、お互いに夫婦間以外で性的関係を持つことを容認しあう結婚のスタイルのこと。

日本でインターネットが流行る前にアメリカでインターネット関連の会社に就職した佳菜子さんですが、結婚のスタイルもトレンドを先取りというか、急進派ですごい!

そんな自由な結婚生活を送っていたある日、佳菜子さんが彼のプライドを傷つけるような発言をしてしまったことが引き金となって、セックスレスが決定的になりました。男性ってナイーブだから、メンタル面で傷つくとレスになるというのはよく聞きますよね。一体、佳菜子さんはどんな言葉で夫のAさんを傷つけてしまったのでしょう?

佳菜子さん:彼のセックスが下手だったんで、「もっと本とか読んで勉強したほうがいいよ」って言っちゃったんですよね〜。そこからレス突入です(苦笑)。

そしてそのあと、夫のクレジットカードで通っていた高級フレンチレストラン併設のバーで、佳菜子さんは運命とも言える、ハンサムで億万長者の、3番目の夫となるBさんと出会うのですが、そのお話は次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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