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LIFESTYLE 夫婦

2021.10.02

夫は“優しい人”だと思ったら大間違いだった…表裏一体の本性に翻弄され続ける妻

 

結婚するまでは「いい人」だと思っていた夫に、想像もしなかった本性が隠されていることもあります。このシリーズでは、魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とするメンタル心理カウンセラーの並木まきが、結婚してから、夫の“問題がある一面”を知った妻たちの実情をご紹介します。今回は、まったく想像をしなかった夫の性格を知ってしまった妻のケースです。

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「優しい人」だと思ったら…ただの「無気力・無関心」だった

結婚適齢期に婚活するも、なかなかご縁に恵まれなかった幸恵さん(仮名・38歳女性)。結婚を諦めかけていたときに今の夫と出会い、交際3ヶ月でスピード婚をしました。

「友達が企画した飲み会で知り合って、夫から『結婚を前提に』と交際を申し込まれました。正直、結婚を諦め始めていた矢先だったので、私にもやっと運命の相手が現れた!と舞い上がってしまい、夫の本性をきちんとチェックせずに結婚しちゃったんですよね」

夫には婚歴があるものの、前妻との間に子どもはナシ。夫の前婚については詳しい話はわからず、ただ結婚3年で離婚に至ったと聞いています。

「今思えば、もうちょっと夫の過去の結婚について夫から話を聞いてから結婚すればよかったかなと。というのも、交際中には夫のことを『なんて優しい人なの』と思っていたのに、結婚した今は、夫の無気力・無関心なところが頼りなさすぎて、一緒に家庭を運営していくっていう実感がまったくありません」

「それでいいよ」「任せるよ」しか言わない夫

「私が何かを言うと、なんでも『それでいいよ』『そうして』って言うのが夫のスタイル。交際中は喧嘩なんて一度もなかったけれど、たった3ヶ月しか付き合っていないから、たいした問題も起きないままに、一番盛り上がっているときに入籍しちゃったんですよね。

結婚して共同生活を始めてみて、家庭のこと、生活のこと、お金のことなど大事なことを話しても夫から何かを提案してくれることは皆無で、全部私任せなうえに、何か意見を求めても黙っているだけで『任せるよ』と言われることに疲れ果てています」

本当は、夫に家庭のことをもっとリードしてもらいたい幸恵さんは、何度か夫に「もうちょっと真剣に、家庭に向き合ってもらいたい」とお願いするも、夫は黙り込んだまま。妻のすることに何ひとつ文句を言わないところに、友人たちから「羨ましい」と言われることもあるそうですが、幸恵さんとしては夫があまりにも自分の意見をもたないことで、「まるで私ひとりが必死になって家庭を築いている気分」になっているのだとか。

「こんな生活だったら、夫なんていらないんじゃないのって思ってしまうこともよくあります。なんでも私が決めて、なんでも私がひとりでやらなくてはいけないなら、シングルで生活したほうが気楽なんだろうなとか考えることもありますね。本当に、この人とこれから先も一緒にいて大丈夫なのかなっていう不安が大きいです。

離婚の話を聞くと、ご主人がDVとか浮気とか借金とか、何かを“やった”ことによって離婚している話が多いですけど、ウチみたいに逆に夫が“何もしない”っていうパターンも、家庭生活を送っていくのはなかなかシンドイですよ。話し合っても解決しないというか、そもそも話し合いにすらならないので改善の見込みもないし、どうしたものか…。結婚前によく見極めなかった自分がいけないんですけど、途方に暮れています」

結婚前には「長所」に思えた部分が、いざ生活をともにしてみたら「欠点」だったというのは、結婚生活において、よくあるお話。しかし、家庭運営も危ぶまれるほどに問題が大きくなってしまえば、妻としては結婚の意義そのものに疑問が湧いてしまっても無理はないでしょう。何かを“した”のではなく、むしろ家庭に対して“何もしない”夫というのも、妻の頭を悩ませる存在であるのは間違いありません。

取材・文/並木まき
画像(C)Shutterstock.com

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