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2021.10.30

vol.6:似たようなアイテムが、ついつい集まっちゃう現象について

お買い物をしていると、どうしても似たようなアイテムに目が行きがちな、あの現象。昔は「おんなじものばかり買って!」と、お母さんによく怒られていましたが、大人になった今は、理由があるから許してね、という話です。

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editor_kao
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秋になると、なぜかグレーのニットを買ってしまいます

こんにちは、editor_kaoです。

気がつくと、同じようなアイテムばかり買ってることってありますよね。私にとって、それはグレーのニット。今年、そして昨年と、本格的な秋のお買い物はこれから始まりました。今年は“ジョン・スメドレー”のモックネックの五分そでプルオーバー、昨年は“Uhr”の変形ツインニット。しかしもちろん、クローゼットには、ほかのグレーのニットがまだまだあって……。“ユニクロ”のクルーネック(これはウールとカシミアの2枚)とカーディガン、“ドゥロワー”のカシミアのタートル、“バナナ・リパブリック”のリブ編みなどなど。恥ずかしくて、本来であれば、あまり言いたくないくらいなのです。なのに、今年もやっぱり買ってしまった。「このデザインはもってないし!」と、自分に言い聞かせて。ついつい同じようなものを選んでしまう傾向って、ありませんか?

同じようなアイテムがいくつもあるのって、本当に悪いことなの?

私の場合は、本当に数が多すぎるので、近々見直す予定ですが(ここで宣言してサボらないようにする)、似たようなアイテムを複数もつことって、そんなに悪いことではないと、個人的には思っているんです。雑誌の着回し企画では、限られたワードローブの中で、どれだけ幅広いコーディネートを提案できるかが勝負なので、あえてバラつきのあるアイテムを選びますが、現実世界では、毎日人格が変わるような着こなしをする必要はありません。日々忙しいのに、今までにない、新しい組み合わせを考えるのもつらいですし。だったら、自分の好きなアイテムを追求して、微差のおしゃれを楽しんだほうが、ストレスもありませんよね。

私が今年購入した“ジョン・スメドレー”のニットですが、なぜこれを選んだかというと、ベーシックだけど、シルエットが今っぽかったから。オーバーサイズでリラックスして着られるのに、このブランドならではの上品さはそのままなので、きれいめな印象に着られるんです。五分そでも女性らしいし、モックネックも知的な雰囲気で、取材などに便利そう。オフィシャルな場面でのニットスタイルって難しいのですが、これなら対応できるのでは、と思いました。今年はこのニットに、かなり助けられると思います。

ちなみに、一昨年に購入した“Uhr”の変形ツインニットですが、これはベストとカーディガンのセットという、ほかには(たぶん)ないデザイン。さらにベストはアシンメトリーになっていたりして、2年目となった今でも、着ていて楽しいです。これだけでスタイリングが様になるので、時間がない朝に手に取ることが多いアイテム。シンプルなカットソーにベストだけ羽織っても、上級なレイヤードをしているように見えるので、重宝しています。

はたから見れば同じでも、好きな人にとっては違うんです

思えば、このツインニットとモックネックニットって、存在としては対照的です。ひとつは、着るだけでコーディネートが決まる個性派、もうひとつは、きれいめなベーシック派。同じグレーのニットというジャンルの中でも、私にとっては、まったく違う立ち位置なのです。周囲からしたら同じでも、好きなアイテムだから、自分なりに、毎年小さなアップデートを重ねているだけ。ときどきデニム好きの人が何百本も所有、みたいな話ってありますけど、あれだって、本人からしたらすべて違って見えているはず。それの超・小規模バージョンとして、思っていただけたら。

コーディネートだって、ちゃんと考えているんですよ。このボトムなら、同じクルーネックでもこっちの素材のほうがバランスいいな、とか、薄いグレーより濃いグレーのほうが女らしくまとまるかな、とか。

そのちっちゃいちっちゃいこだわりは、完全に自己満足かもしれませんですが、ほら、この連載タイトル『今日からは、自分のために服を着たい』を思い出して! ほかのことで支障をきたさない限り、同じようなアイテムをそろえちゃうのは、どうか許してもらえないでしょうか。と、どうも言い訳の多い回になってしまいました! 

ちゃんちゃん。

【今日のひと手間】
みなさんは、洋服のお直し屋さんって活用していますか? パンツのすそ上げくらい、という方も多いのでは。

このワンピース、もともとは長そでのボリュームスリーブだったのですが、そで口に、うっかり取り返しのつかないシミをつけてしまい……(涙)。とても気に入ってたので、大ショックだったのですが、ふとひらめいて、ダブルの五分そでに直してもらいました。すると、なかなかいい感じ! もう捨てるしかないと思っていたアイテムや、デザインに飽きてしまったものがあったら、お直し屋さんの活用、おすすめですー。

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エディター

editor_kao

大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。

イラスト/柿崎こうこ

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