「赤を広く塗る」「赤で囲み目にする」メイクは避けるべき!?
ブラウンよりもこなれて見え、ピンクほど甘くならない赤系アイシャドウ。40代にも人気のカラーですが、若い世代でよく見かける「まぶたに赤をふわっと入れるメイク」や「赤で上下のまぶたを囲む塗り方」を40代がすると“頑張りすぎ感”が出てしまいます。赤を使って大人らしい目元をつくる方法を佐伯エミーさんに伺いました。
こんな赤メイクはNG!
40代が上まぶたにふわっと広くのせると、赤が悪目立ちして腫れぼったく見えがち。また、下まぶたにも赤を入れると「頑張ってメイクしている」風に…。
40代は「おたまじゃくし形」ですっきり上品に仕上げるのが正解
「40代が赤メイクを攻略するには、赤を利かせながらもやりすぎないさじ加減が必要です。アイホールに赤を広く入れる塗り方ではなく、目頭からは細く入れて目尻のみ丸く重ねる塗り方がおすすめです。目を開いたとき、赤がチラッと見える程度だとすっきり感や上品さをキープでき、お仕事メイクにも使えます。形のイメージは“おたまじゃくし”です。目尻だけの重ね塗りで赤が濃くなるので、目元がキュッと引き上がって見えるメリットもあります」(佐伯さん)
40代はこのくらいのさじ加減に!
目頭からは細く、目尻のみ丸く重ね塗りした仕上がり。正面から見たとき、赤がほんのり利いているくらいがよく、まぶたの動きや角度で赤の見え方が変化する洒落感も絶妙です。
遊び心を加えながらも知的で好感度をキープできる赤メイクで、いつものメイクをお洒落にアップデートしてみませんか? 赤をおたまじゃくし形で塗るプロセスはこのあと詳しく解説!
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40代におすすめ! 赤の「おたまじゃくし形」塗りはこう!
プロセス1. 目頭から目尻まで赤を細く入れる
赤を塗る前に、明るいベージュパールで上まぶたをトーンアップしておきます。アイホールの中央から、まぶた全体にベージュパールを指でトントンとラフにのせます。そのあと、赤系アイシャドウをチップにとり、目頭から目尻まで二重幅より細く入れます。
プロセス.2 目尻のみ楕円形で重ね塗り
薬指に赤系アイシャドウをとり、目尻に楕円形になるようにトントンと重ねます。チップを使うと色がつきすぎてしまうので指を使いましょう。ラフに重ねると今っぽい抜け感も漂います。下まぶたは、上まぶたのアイホールに使った明るいベージュパールを目頭から目尻まで細く入れ、ほんのりニュアンスを加える程度にすると大人バランスに仕上がります。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale.) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代
ヘア&メイクアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メイクを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメイクを独自に分析し、その人に似合うメイクを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。