40代がハイライトを入れるべきポイントは目尻まわり!
ハイライトを入れる場所というと、額や鼻筋、頬骨の上やあごなどが一般的ですが、40代のデイリーメイクは「目尻まわりだけでOK」とヘア&メイク 佐伯エミーさんは言います。
「40代の肌は意外とテカリやすいんです。肌の乾燥だけでなく、ホルモンバランスの乱れで皮脂が出やすくなっていることも原因です。額や鼻筋、あごはもともと皮脂腺が多い部分で、そこにハイライトを入れてしまうと光りすぎてテカリに見えます。逆に、40代でツヤが失われやすいのが目元です。まぶたはアイシャドウで、目尻側はハイライトでツヤを足すと若々しさがアップします。ハイライトにはパウダーとクリームタイプがありますが、乾燥しやすい大人の肌にはクリームタイプがおすすめで、みずみずしく自然なツヤを1日キープできます」
鼻下シャドウとの合わせ技でリフトアップ見えも実現!
「目尻まわりのハイライトと合わせて入れたいのが鼻下シャドウです。40代になると徐々に鼻下が長くなりやすく、それによって顔の下半分が全体的に長く見えます。この鼻下の長さを解消するのが鼻下シャドウで、マットブラウンのパウダーを鼻下に少し入れるとキュッと縮んで見えます。目尻まわりのハイライトと合わせて入れることでメリハリ感が出て、リフトアップしたように引き締まって見えますのでぜひ試してみてください」
ジャケット、ピアス(スタイリスト私物)
佐伯さん流! 40代のハイライトはこう入れる!
クリームハイライトを指でトントンとつける
「ハイライトは指でトントンと点置きしながら広げます。指をすべらせながら面で塗り広げると余計な部分までうっかり塗ってしまいますし、ファンデーションがヨレてしまいます」
ハイライトを入れる場所は目尻のCゾーンとこめかみ
「目尻のCゾーンには勾玉(まがたま)の形をイメージしながらつけると自然に見せることができます。また、40代からはこめかみが凹みやすくなるのでここにもハイライトを入れてふっくらさせると若々しい印象になります」
鼻下シャドウはブラシで入れる
「鼻下には、マットブラウンのアイシャドウパウダーやアイブロウパウダーなどを使います。アイライナーブラシなどの小さくて平たいブラシを使い、鼻柱の下に2mm程度うっすら入れる程度でOKです」
40代の肌にみずみずしいツヤを宿す、クリームハイライト
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バームのようなとろける質感で肌に吸いつくようにフィット。潤いをたたえたツヤとハリが瞬時に肌に宿ります。02は温もり感のあるグロウベージュで、肌なじみのいい仕上がりに。
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ローズピンクのニュアンスを帯びたシャンパンベージュのクリームハイライト(左下)に加え、ファンデーションやコンシーラーとして使えるクリームベース(上2色)、唇や頰に血色感をプラスできるクリームカラーも揃う便利なパレット。
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撮影/向山裕信(vale.) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代
ヘア&メイクアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メイクを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメイクを独自に分析し、その人に似合うメイクを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。