BBQを振り返って、私に似合う人を見つけてくれたのは息子!?
前回の話▶︎アクシデント勃発で元夫の記憶が蘇る!?【シングルマザーの恋愛#12】
こんにちは。40歳を前にもう一度恋愛をしたいと奮闘中のシングルマザー、あおいあんです。前回は友達ファミリーと独身男性たち、総勢8人でBBQをし、帰路についたところまでお話をしました。
車が都内に到着。
私「今日は本当に楽しかったです。ありがとうございました!」
Sくん「またみんなで集まろうよ。グループLINE作って、今日の写真も共有するね」
こうゆうところ素早い。恋愛偏差値が高いというか、手が早いというか…。私も少しは見習うべきなのか!?なんて思いつつ、みんなでLINE交換をし解散。帰り道息子が「Sさんカッコいいね」と呟いていたが、それは車込みの評価だろう。
家に着き、息子がお風呂に入っているとスマホが鳴った。
「今日はお疲れ様。息子くんのアクシデントもあったし、疲れただろうからゆっくり休んでね。また近いうちご飯にでもいきましょう」
案の定、SくんからのLINEだ。このマメさにもはや尊敬すらしてしまう。疲れないのだろうかと心配してしまうくらいだ。
「お気遣いありがとうございます。息子もSさんカッコいいと言っていたので、これからも親子共々よろしくお願いします」
ふたりきりで会うのは危険な気がして、息子を盾にしてしまった。ふたりで会ってしまえば向こうのペースに持ち込まれてしまう。年齢的にも、立場的にも都合の良い関係や、長く続かない恋愛はしたくない。失敗を恐れているわけではなく、大人として落ち着いた関係性が欲しい。
家に帰ってきて改めて思い返してみると、みんな気が利いて、息子にも優しく、ルックスも中の上だった。Oくんは年齢的に恋愛対象として見ることは難しいが、SくんとRさんは「アリ」だと思う。今日一日だけで好きになれるほど相手を知れてはいないけど、直感的にはRさんなら落ち着いた関係が築けるのかなと思った。
Sくんは恋愛をスタートさせるのは簡単な気がする。でも長く継続すること、良質な関係性を築くことは難しいかもしれない。
あとは息子との相性も考えていかないと…。多分、息子の中ではRさん<Oくん<Sくんだろうな。Rさんとはそこまで会話をしていないから、判断もできないだろうけど…。と、お風呂から上がってきた息子が「またみんなで遊びたいな」と言ってきた。
私「そうだね。でもみんなも仕事が忙しいだろうから、そんなすぐには会えないけど遊べるといいね」
息子「俺、Rさんとあんまり遊ばなかったから、今度会ったらRさんと遊んでみよう」
意外な言葉だった。OくんやSくんみたいなノリのいい人が好きな息子。Rさんみたいな物静かなタイプは”つまらない人”or”怖い人”と位置付けられ、興味のかけらもないはずなのに。
私「Rさん落ち着きがあって良い人だったよね。ママ的には話しやすかったな」
息子「ママとRさんなんだかいい感じだったね」
私「えっ!? 何が? どこが?」
息子「う~ん、なんとなく」
息子からドキッとする言葉を言われ、思わず動揺してしまった。いつそんな私の姿をチェックしてた? 息子的にはRさん推しだってこと? ひとまずここは落ち着こう。息子が適当に口にしただけかもしれないし、からかってるだけかもしれない、高学年の男子ってそんなもんだよね?
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あおいあん
契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。