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2022.02.21

アクシデント勃発で元夫の記憶が蘇る!?【シングルマザーの恋愛#12】

突然のアクシデント、蘇る元夫の記憶と、年下Oくんへの感情、息子の成長への想い、Sさんの透けて見える恋愛事情…、様々な感情がジェットコースターのように訪れる今回。少々長いですが、シンママのリアルな心の内をお届けします。

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息子の怪我で見えた、昔の自分とOくんの立ち位置

こんにちは。シングルマザーのあおいあんです。前回はSさんとRさんとBBQの準備をしつつ、楽しく会話ができ、もし彼氏になったら…なんて妄想をしたところまでお伝えしました。

前回の話▶︎「明るくアウトドアな彼」VS「物腰が柔らかいインドアな彼」どっちが気になる!? 【シングルマザーの恋愛#11】

息子「うぅぅ、ヒック、ヒック…」

何事!?と振り返ると息子が泣いて、脚を引きづりながら歩いて来た。

Oくん「ごめんなさい! 僕がちゃんと見ていなくて怪我させちゃいました…」

私はわけが分からず「どうしたの?」と息子に聞くと。

Hくん妻「あん、ごめん! うちの息子が海の方に走っていっちゃったのを、止めようとしてくれたんだけど、小さな岩が砂に埋もれてたみたいで、それにつまいづいて転んじゃったんだよね。で、脚が岩に当たって…。多分、相当痛いと思う」

「大丈夫、大丈夫! 大きなお兄ちゃんが転んで、Hくんの息子の方がビックリしたよね。とりあえず水で流してくる」

息子の頭を撫でながらふたりでトイレに。皮膚がベローンとなっていて正直「跡になるな」と思うほどだったが、「お兄ちゃんとして頑張ったじゃん! ママは誇りに思うよ」と励ました。

トイレから出るとOくんが消毒液と絆創膏を持って立っていた。

Oくん「本当ごめんなさい。僕がついていたのに…」

「Oくんが気にすることないよ。むしろ海に連れていってくれてありがとう。そうだ、気分転換にふたりでマシュマロ焼いてくれるかな? Hくんの息子も食べたいと思うし」

Oくん「ありがとうございます。俺が追いかければよかったよね、ごめんね。一緒に焼いてくれるかな?」

としゃがんで息子に話しかけると

息子「Oくんは1個だけね」

なんとも意地悪な答えだったが、息子にとっては最大限の返答だった。何はともあれ大したことなくよかった。

そういえば昔も同じようなことがあったなとふと思い出した。元夫が初めて公園に息子とふたりで行った際、くちびるから血を流して帰って来たこと。その時は、「小さいんだから一瞬たりとも目が離せないんだよ。携帯ばっかり見てるからこういうことになるんだよ!」って責めてしまった。

今考えると、きちんと見ていたって怪我をするときはするし、日頃の不満を爆発させただけだったかも。あの頃はワンオペ育児で心の余裕もなく、イライラの矛先は全て元夫に向けられていた。「助けて欲しい」と言えれば、元夫に強く当たることもなかったのかも、とちょっぴり反省しながらBBQへ戻ると、もうご飯が用意されていた。

「すみません、途中で抜けちゃって」

Sくん「こっちは大丈夫だよ。それより息子くん大丈夫!? こっちのベンチチェアでゆっくり座って。小さい子助けて偉かったね。脚痛いだろうから、欲しいものあったら言ってね。僕が取るからさ」

Rさん「マシュマロの準備もできてるから、ご飯食べたらやろうね。僕も一緒にやっていいかな? 実は楽しみにしてるんだ」

ふたりとも息子のテンションを持ち直そうと声をかけてくれてありがたい。戻ってくるまでご飯も待っていてくれてるし…。

Hくん「息子くん、うちの子助けてくれてありがとうね。大人より先に気づいてくれたんでしょ!? スゴイよ!」

Hくん息子「…お兄ちゃん助けてくれてありがとう」

Hくんの後ろからちょこっと顔を出して「ありがとう」を伝えると、息子の隣にちょこんと座って脚に手をかざすと…

Hくん息子「痛いの痛いの飛んでけー! …なおった?」

それまで痛さと、転んだショックからポーカーフェイスを決めていた小学校高学年の息子も、これには笑ってしまった。

息子「大丈夫だよ。もうなおった! ありがとうね。一緒にご飯食べよう」

今度は息子がHくんの息子の頭を撫でた。大人たちもホッと胸を撫で下ろし、和やかなムードに。ひとりっ子のワガママ息子だと思っていたが、小さい子の気持ちに寄り添えるお兄さんに成長して、なんだか涙が出そうになっていたところ…。

Oくん「子どもって真っ直ぐで思いやりがあってスゴイですね。なんか感動して涙出そうです」

私の隣に立っていたOくんの顔を見たら、涙を堪えて鼻が真っ赤になっていた。君も真っ直ぐだよとニヤニヤしながら「うん、そうだね」と答えた。Oくんは身長180cm越えで、顔もイケメンで性格も素直。

私も20代だったら絶対、目が♡になっていただろうし、付き合いたいと思っただろう。でも、やっぱりこれだけ歳が離れてると恋愛対象として見るのは難しく、並んだときの自分の老いを目の当たりにするのが怖い…。多分、Oくんは眺めて楽しむくらいだろうな。

BBQもマシュマロ焼きも全て無事に終わり、さて帰ろうとなったとき…。

Hくん「そうだ、Sの車にあんの息子乗せてあげられる? 車かっこいいって言ってたんだ」

Sくん「もちろん! うれしいな、かっこいいって言ってくれて。あんさんも一緒にどうぞ」

「私もいいんですか? ありがとうございます」

OくんがHくんの方に移ってくれ、私と息子、RさんとSくんの車に。久しぶりに独身男性の車に乗る。なんだかSくんの家に上がるような、ちょっと照れ臭い気持ちになりながら乗ると、ほのかにいい匂いが。「あぁ、これはモテるな」と、なんだかSくんの恋愛事情が透けて見えたような気がした…。

次回に続く

画像/(C)Shutterstock.com

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あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。

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