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WOMENバツイチわらしべ長者

2022.02.23

50歳で離婚し、55歳で高校時代の元彼と再婚した理由〜直子さんの場合Vol.3

「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー。3高のハイスペ夫と50歳で離婚し、高校時代の元彼と再婚した直子さんの物語、第3回。

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元彼と別れた理由と50代で再び惹かれた理由

前回のお話▶︎ふたりの娘を育てるシングルマザーがアラ還で高校時代の元彼と再婚!

浮気を繰り返し、事業では赤字続きで借金まみれ。夫は直子さんのクレジットカードで勝手に借金を作り、返済できないので直子さんも自己破産するというとばっちりを受けていました。

そんな夫に見切りをつけて、50歳のときに離婚を言い渡した直子さん。公証役場に行って養育費を決めましたが、そのお金もないので、当然支払われないという結果に。しかし、そんなダメンズと離婚した彼女は厄介払いできたことに清々していたのです。

そんなある日、高校時代の元彼であるBさんから自宅に電話がかかってきます。

直子さん:離婚して少し経った頃に、家の電話に知らないPHSの番号から何度か着信があったんです。知らない番号だから最初はセールスの電話かと思って無視していたのですが、しつこいので出てみたら、それがBくんでした。

直子さんとBくんは高校時代のバンド仲間でもあり、バンド活動を再開したくて、メンバーたちの番号を調べて連絡を取っていたそうです。バンド仲間で同窓会を開いて集まったところ、Bさんも離婚してバツイチになっていたことがわかりました。

最初はBさんへの恋愛感情が全くなかったという直子さんですが、Bさんが家に夕飯を食べに来るようになり、そのうちに、留学して空き部屋になっていた長女の部屋に泊まって行くようになって、いつの間にか、次女と直子さんとBさんの3人で過ごす時間が増えて行きました。

直子さん:私は昔から面食いなんですが、彼は高校時代に藤原竜也さん似のイケメンだったんです。だけど勉強ができなかったから、「この人といると貧乏になるな」と思って別れました。その後、銀行員の夫と出会って結婚したんですが、夫は趣味もなくて、老後一緒にいても楽しくなさそうだと思っていた。でもBくんは今でもドラムを一生懸命やっていて、その姿を私の趣味であるカメラで撮ってあげたいなとか、老後にふたりでやっていけるイメージが湧きました。元夫とはテレビを一緒に観ていても笑いのツボが全然違ったけれど、Bくんとは同じところで笑いが起きる。一緒にいて本当に楽しいんです。

ふむふむ。若い頃には高収入や高学歴などの目先の華やかな要素に目が行きがちで、老後に自分が一緒に暮らしたい相手がどんな条件かだなんて、なかなか想像がつきませんものね。

当時、直子さんは近所に住む父の介護をしてて、働いている私の代わりに彼が実家に行ってくれるときが度々あったそう。高校時代に直子さんの家族ぐるみで仲良くしていたため、Bさんと直子さんの家族はすでに家族同然の付き合いをするようになっていたのです。

5年ほどそうやって交際しているうちに、父の病院関係のことなどで籍を入れた方が都合がいいことが多かったので、「じゃあ入籍しようか」ということになったのが、55歳のときでした。

Bさんはエリートだった元夫とは違い、メンタルが弱くて営業職で何度もうつ病になったあと、バンド仲間の内装業者として働いています。ですが、離婚後は娘たちに連絡もよこさない元夫と違い、直子さんの娘たちを可愛がってくれ、長女が会社でパワハラに遭ったときには「俺が話しに行って来る」と漢気を見せるなど、とっても愛情深い男性。

直子さん:彼のそんな温かいところに惹かれました。

50代も半ばでの再婚だったからこそ気づけた、Bさんの良さなのかもしれません。そして現在直子さんは、直子さんの実家で母親と直子さんの次女、そして直子さんの弟ふたりとBさんと、6人という大所帯で暮らしています。なかなか珍しい家族だと思うのですが、これは直子さんの母親を家族で介護するためにベストな選択だったといいます。

その不思議で幸せな大家族の様子は、次回に続きます。

インタビュー・文

さかい もゆる

出版社勤務を経て独立。と思った矢先、離婚してアラフォーでバツイチに。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛けるフリーランスエディター。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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