人生をともにするパートナーだからこそ、子育て・家計・家事など幅広いジャンルで意見が食い違う場面は多いもの。そんなときは感情をぶつけ合うのではなく、建設的に話し合いができるといいですね。
Summary
- 夫婦喧嘩の理由に多いのは、「子育てに関すること」「家事分担」「金銭面」など
- 喧嘩の原因は「すれ違い」で、自分の気持ちや要望を明確に言葉で伝えれば回避できることが多い
- 夫婦関係修復のカギは「冷静に向き合う」ことと「心の整理」にあり
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夫婦は人生におけるパートナー。生活のありとあらゆる場面で協力し合うだけでなく、時には価値観の違いで意見が分かれることもあるものです。一緒にいる時間が長くなればなるほど、相手のさまざまな点が気になってモヤモヤが募ってしまう場合も。
こうした意見の相違や不満が喧嘩に発展し、感情的にぶつかり合ってしまうことは多くの夫婦が経験しているでしょう。そこで今回は「夫婦喧嘩」をテーマに、その原因や解決方法について日本全国100人のワーママへアンケートした結果を紹介していきます。夫婦喧嘩に関する体験談が盛りだくさんですので、「夫婦喧嘩が多くて悩んでいる」「喧嘩したときにどう仲直りすればいいかわからない」などのお悩みがある人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【質問】夫婦喧嘩の頻度はどれくらいですか?
まず、「夫婦喧嘩の頻度はどれくらいですか?」と聞いてみると、「年に数回」が28.2%、次いで「月に1回程度」が15.3%、「週に1回」が14.5%という結果に。
「年に数回」と答えた人も含めれば、全体の約70%が夫婦喧嘩をしているようです。
「週に数回」「毎日」と、常に家庭内バトルが勃発している夫婦も10%を超えているのが気になるところですね…!

・ほとんどない…31.5%
・年に数回…28.2%
・月に1回程度…15.3%
・週に1回…14.5%
・週に数回程度…7.3%
・毎日…3.2%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名。
ここからは夫婦喧嘩の「原因」、喧嘩をしない夫婦の「コツ」、両方向の意見を聞きながら、それぞれの家庭事情をのぞき見してみましょう。
夫婦喧嘩が起きやすい原因は…?
妻からすると『察して!』と思うことでも、夫にしてみれば『言ってくれないとわからない』というケースが多々あるよう。
たしかに、喧嘩の原因には「きちんと言葉で伝えれば回避できること」が多いのも事実。子育てからお金、総合的な価値観まで、喧嘩の原因を上位から順に見てみましょう。
子どものことで意見の相違
・子どもへの接し方、育児の仕方、あとからは思い出せないほど些細なことが喧嘩の原因に。その些細なことが余計むなしくさせる(30代・東京都・子ども2人)
・子どもの教育や金銭感覚のズレ(40代・埼玉県・子ども1人)
・夫が子どものことを悪く言ったとき(40代・香川県・子ども2人)
・子どもの面倒を見ず、テレビを遅くまで見ている。「寝かしつけてからにして」と喧嘩になる(30代・愛知県・子ども2人)
子育ての方針が違いすぎる!
・子育て観の違い。 苦手なものを食べるようにするか、それとも、無理強いせず残してもよいか。 私は無理強いさせたくないが、夫は無理やり食べさせようとするので喧嘩になる。 食器を自分で片付けるようにさせるか、そうでないか。 私は食べたら自分の食器は片付けるように子どもたちに言うが、夫は子どもの分まで片付けてしまう。習慣づかないので片付けないでほしいと伝えるが直らない(30代・神奈川県・子ども2人)
・子育てに協力してくれず、私が忙しく家事育児に追われていても、夫はのんびりテレビを見ていたりして喧嘩になる(30代・東京都・子ども2人)
・子どもの教育についての行き違い(40代・東京都・子ども2人)
・子どもの教育方針。夫が子どもを甘やかそうとしたり、子どものわがままを認める方向に傾いたとき(40代・東京都・子ども1人)

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家事分担してほしいのに…
・夫が家事をしない(30代・岐阜県・子ども3人)
・ゲームやスマホばかりで家のことは何もしない。何も手伝わないのにイラッとするような発言をされる(30代・埼玉県・子ども2人)
・家事分担しないところ(40代・大阪府・子ども2人)
・家事をしてくれない。 ご飯の用意をしているのに当日飲みに行く連絡。 不妊治療についての意見の相違(30代・東京都・子ども1人)
・共働きなのに手伝わない(30代・大阪府・子ども1人)
お金のことでモメたくないけれど
・育児、家事の分担、財布が別なので金銭面で(30代・東京都・子ども1人)
・自営での稼ぎが悪いことに対してグチグチ言われること(30代・埼玉県・子ども3人)
コミュニケーション不足
・話を聞いてくれない、家事を手伝わない、飲み会が多い(30代・埼玉県・子ども1人)
・夫の言葉が足りなさ過ぎて、気持ちが伝わらない(30代・東京都・子ども2人)
・私が疲れていても、子どもの具合が悪くても、夫はまったく気づかない! なぜ?(40代・神奈川県・子ども2人)

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夫婦の根底に流れる不和や差異。年月とともに、じわじわと大きくなっていく様子が伝わってきます。 そしてここからは、「日常の小さなこと」だけど、喧嘩の原因になりがちなことをピックアップ。
ささいなことだけど…
・大きな喧嘩はないですが、仕事を主としているか子育てを主としているかで些細な喧嘩になることはあります(30代・福島県・子ども3人)
・些細なことですが、トイレを座って使ってくれなかったなど(40代・千葉県・子ども2人)
夫の言動が許せない
・相手のことを考えてない行動をとったり、言ったりしたとき(40代・群馬県・子ども2人)
・夫のしょうもない行動が度重なったときに私がキレてしまう(30代・兵庫県・子ども1人)
・言い方に対して腹が立つ (30代・愛媛県・子ども1人)

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頼んだことをやってくれない
・頼んでおいたことをやってくれなかったとき(40代・東京都・子ども2人)
・ごみ捨てを忘れる。家事を手伝ってくれない(30代・宮城県・子ども1人)
・わたしが言ったことをすぐやってくれない。テレビまたはゲームに夢中になり、人の話を聞かない(30代・鳥取県・子ども1人)
ストレスがたまってます!
・日頃のストレスのぶつけ合い(30代・大阪府・子ども2人)
・自分ばかりが家事や育児に忙しくてイライラ(30代・静岡県・子ども1人)
・夫は仕事で帰りが遅く、ほとんど私だけで家事・子育てをしているから些細なことでストレスがたまり、たまに爆発する(30代・静岡県・子ども2人)
嘘をつくのは許せない
・タバコをやめたと言っていたのに、実はこっそりと4年も吸っていたこと(30代・神奈川県・子ども1人)
・嘘をついたり、ひと言多い(30代・三重県・子ども2人)
多くの妻から出た「些細なことだけど」「やってくれない」「イライラする」というネガティブワード。それに対して夫は、意外と「気にしてない」という傾向が高め。夫婦の会話が減っていることとも、関係ありそうな…?
意見の相違
・結局すべてこれ、「意見の相違」です(40代・大阪府・子ども1人)
どちらかの機嫌が悪いとき
・夫の機嫌が悪いとき、喧嘩になる(40代・福井県・子ども1人)
・夫が趣味に没頭しすぎたとき(40代・福岡県・子ども1人)
生活スタイルの違い
・私と子どもは朝型・夫は夜型で生活が真逆だし、食事やインテリアの趣味も違って言い争いになる(40代・東京都・子ども1人)
・狭い家の中に大人の身長ほどある大きな観葉植物を家族の人数以上に買い込み、人間が植物を避けながら生活しないといけなくなったので口をきかなくなった(40代・大阪府・子ども3人)

夫婦であり家族であっても、結局はお互い違う人間。なのに、ずっと一緒にいると相手への期待が大きくなって「なんで理解してもらえないの?」「思っている通りに動いてくれないの?」といった不満が募るのもしれませんね。
以下、少数ながらも「気になり出したら止まらない!」夫の言動をピックアップ。100%夫が悪いとも言いきれないけれど、かといって対処法が難しい…。さて、妻の言い分は?
突然掃除を始める!?
・夫が勝手に家の掃除を始める(40代・群馬県・子ども2人)
考えの押し付け
・夫が自己中心的な考えを押し付けるとき(40代・和歌山県・子ども2人)
わがままは聞き入れません!
・相手のわがままを聞き入れる余裕があるときはいいですが、子どもの世話で忙しいときはイラっとして喧嘩になる(40代・宮城県・子ども2人)
無神経さは許せない
・夫の無神経な態度!言葉!(30代・東京都・子ども1人)
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不審なメール発見
・夫の「不審な」メールを見てしまって(40代・大阪府・子ども2人)





