【目次】
・旦那にイライラすることはある?
・旦那にイライラしてしまう原因で多いのは何?
・イライラの有効な解消法
・イライラを鎮めるために知っておきたいこと
旦那にイライラすることはある?
7割の妻が旦那にイライラ!
結婚している女性100人にアンケートを取ったところ、全体の7割の人が旦那にイライラすることがある、と答えました!
・毎日……23.5%
・週に数回程度……33.6%
・週に1回…12.6%
・月に1回程度……14.3%
・年に数回……5.9%
・ほとんどない……10.1%
毎日イライラする、という人はなんと全体の4分の1も…!
では具体的に、どんなことでイライラしてしまうのでしょうか?
妻100人にアンケート!「旦那がムカつく」と思ったことはある?体験談と対処法も紹介
旦那にイライラしてしまう原因で多いのは何?
家事や育児に協力的じゃない
まず多いのが「家事や育児に協力的でない」という回答。
・こちらが家事をしているのにスマホを触っている (40代・石川県・子ども2人)
・基本的には家事をほとんど担当していないのに、有給休暇などで夫だけ時間があるときですら、頼んでいた家事をしていないとき (40代・東京都・子ども1人)
・具合が悪くても何もしてくれない (40代・北海道・子ども3人)
・休日でも私は家事育児で休む余裕がないが、夫は昼ごろまで寝ている。夕飯を作っている間、自分の部屋に行ってゲームをしている (30代・静岡県・子ども1人)
・子どもが泣いているのに構わず携帯ゲームをしている(30代・宮崎県・子ども2人)
・食事を作らず食べるだけ。気が利かない (40代・東京都・子ども1人)
・仕事から帰ってきても子どもの相手をせずスマホばかり見ているところ (30代・東京都・子ども2人)
・育児を母親の私に任せきり、たばこお酒を控えない。仕事と言い訳して何もしない。何度も同じことを言ってもなおらない (30代・千葉県・子ども1人)
みなさん、かなり溜まっているようですね…。
だらしない
「だらしないところにイライラする」という意見も多くありました。
・脱いだ物や使った物を片付けない (30代・三重県・子ども3人)
・食べる時に音をたてて食べること (40代・大阪府・子ども1人)
・食べ終わった食器を下げないこと (30代・岐阜県・子ども3人)
・人前でおならをする (40代・千葉県・子ども2人)
・お酒を毎日飲んでいる (30代・埼玉県・子ども3人)
・ずっと寝てるとき (40代・大阪府・子ども2人)
・がさつ (30代・静岡県・子ども1人)
・何回注意しても出しっぱなし開けっぱなしやりっぱなし (30代・東京都・子ども2人)
・いくら頼んでも何もやってくれない (40代・東京都・子ども2人)
くつろげる場所、とは言え、やはり家事や子育てで追われている女性からしたら、こういっただらしなさは目についてしまいますよね。
話を聞いてくれない
「こちらが伝えたいことを真剣に聞いてくれない」、という妻の叫びも…!
・いつも大体話を聞いてない (30代・徳島県・子ども1人)
・同じことを何度も聞いたり、一度伝えた子どもの予定を私に聞いてくるところ (40代・千葉県・子ども2人)
・話の相槌が適当。人の話を聞いていない。空気を読まない (30代・兵庫県・子ども2人)
・帰ってきても自分の部屋に直行して出てこない (40代・東京都・子ども2人)
これでは解決したいことも進展せず、妻のイライラはどんどん溜まってしまいますね…。
自分のことしか考えていない
さらにこんな声も。
・休みの日に趣味を優先して家を留守にすること (40代・福岡県・子ども1人)
・自分は片付けしないのに、子どもにはえらそうに怒っていたり、何もせずソファに座ってケータイ見てるとき(30代・愛知県・子ども1人)
・元にある場所に戻さない。自分が落としたものを拾わない。自分のことしか考えていない いつまでも独身気分 携帯ばかりみている 書ききれないほどたくさんある (30代・埼玉県・子ども4人)
・スマホをいじりながら子どもと遊ぶ。子どもより先に寝落ちする (30代・福井県・子ども1人)
・自分のことしか考えない、子どもがいるのに何も手伝わず文句や意見だけは、一丁前に言う、自分のことしかしない中学生みたい (30代・福岡県・子ども3人)
妻100人にアンケート!「旦那がムカつく」と思ったことはある?体験談と対処法も紹介
イライラの有効な解消法
話し合いをする
家事や育児への非協力、と回答した人が多かった「旦那へのイライラの原因」。ただ「やって」と言ってもなかなか変わらないのが現状ですよね。
旦那にも動いてもらうためには「役割分担」をするべき。そしてその家事分担を旦那に求めるときは、話し合いは必須です。
話し合いポイント1 : 得意分野を担当してもらう
・お互いの得意分野を担当するように振り分けました! (30代・福岡県・子ども1人)
・得意なほうが、家事をする。 私は料理が苦手、夫は洗濯物と洗い物が苦手なので、洗濯と洗い物は私、料理は夫が担当している。 小さい子どもがいるので、出来るほうが率先してする、また気づいた人がするという雰囲気ができている (40代・大阪府・子ども1人)
話し合いポイント2 : まずは一部を任せる
・出来ていないことにイライラするので、出来ることだけしかお願いできない。うちは洗濯物干しとごみ捨てだけ。ごみ捨ても集める作業は私で、夫はただ捨てるだけ (40代・新潟県・子ども2人)
・洗濯機を回すのは私がやって、干すのは夫がやる。食事は私が作る方が早いので私がやっている。私は自分でやる方が気が済むタイプなので、食洗機も私が9割やっている。どちらかが家事をしている時はどちらかが子供たちの相手をする (30代・神奈川県・子ども3人)
話し合いポイント3 : 休日に動いてもらう
・平日はもう諦めて、その代わり土日は積極的にやってもらう (30代・埼玉県・子ども2人)
・休日は積極的に家事をすると言ってくれたので、掃除洗濯は任せて食事は外食にしています (30代・東京都・子ども1人)
気づいた方がやるのが良い、という意見もありましたが、現実はどうしても妻の負担が多くなりがち。不満を溜めてもいい結果にはつながらないので、まずは旦那が完璧にできるものから手渡していくのが良さそうです。
ワーママ100人の叫び!共働き夫婦の家事分担で不満に思うこと1位は「妻の負担が多い」、では2位は?
クールダウンする方法を知っておく
仕事に家事や育児、余裕のない中でのお気楽な旦那の言動や行動に対するイライラは、するなと言われてしなくなるものではありませんよね。
イライラしてしまうのは仕方ないとして、そうなってしまったときの対処法を持っておきましょう。
『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』(あさ出版)の著者・大場美鈴さんによると、以下の小技がクールダウンにおすすめだそう。
・ フーッと長めに息を吐いて、一呼吸(ため息とも言う)
・ トイレ休憩(子どものかわいい写真を置いておく)
・ 軽くストレッチ(首や肩を回す、伸びをする)
・ 顔を洗う、ハミガキをする
・ 窓を開けて換気する
・ 単純で単調な動きの家事(皿洗い、洗濯たたみ、コゲ落とし、草むしり、空き缶つぶしなど)を、無心で淡々とこなす
・ 水、お茶を1杯飲む
ポイントは一時的に心理的、物理的に距離をとることと、感覚的な刺激を自分に与えることだそう。
これくらいのことなら、自分の意思とタイミングでできそうですね。
完璧な親でなくてもOK、「楽々子育て」のススメ|「声かけ」を変えるだけで断然ラクになる
イライラを鎮めるために知っておきたいこと
育児の男女平等は生物学的に不可能
旦那が思ったように動いてくれない、自分中心で育児や家事を手伝わない…、そんなイライラも「男性は根本的に女性よりも若手だ」ということがわかっていれば、もしかしたら旦那に対して別の見方ができるかもしれません。
「ヒトも哺乳類である限り、育児の男女平等を実現することは生物学的に不可能なんです。そこに固執すると、思うようにいかないイライラがつのり、育児はもっとつらいものになってしまいます」(動物行動学者・神経行動学研究者 菊水健史氏)
菊水氏曰く
「子孫を産み育てる行動は、ヒト以外の動物にもある非常に古い脳がつかさどる仕事です。そこにある視床下部という器官からオキシトシンというホルモンが分泌されて養育行動が起こりますが、実は、男性ホルモン(テストステロン)は、育児行動を起こすホルモン『オキシトシン』の分泌を阻害するのです」だそう。
オキシトシンは、子どもを温めたりなめたり、食事を与えたりする養育行動を起こさせるもので、そもそも男女はこういう脳内物質に違いがある生き物なんだとか。
「私たちも育児行動の実験を重ねていますが、育児をしない種のオスに育児をさせるのは、もう大変なんです。でも、マウスのオスも、テストステロンを作る器官である睾丸を切除したら、途端に育児を始めました」と、菊水氏。
マウスの世界でも父親の育児は厳しいようです。
だからと言って、妻に子育てや家のことすべてを任せて良いという訳ではないですよね。
菊水氏が言うには、保育士さんやベビーシッター、助産師さんなどがもっと身近な存在になること、働き方改革を真剣に取り組むことが大切で、こうしたことをおざなりにしたまま父親に『やれ、やれ』と言ってもできない、とのこと。
旦那が妻と同等にできなくても妻の育児をサポートすることは可能なので、それについては2人で話し合う必要があるでしょうが、「男性がこうしたホルモンの出方にハンディを持っている」ということに妻側の理解が少しでもあれば、旦那にイラッとすることも多少は減ってくるかもしれませんね。
「妻が夫の子育てにイラつく」のが至極当然の訳|女と男は生物的にどうしても得手不得手がある
Domaniの試し読み・購入はこちらへ