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LIFESTYLE 挨拶・マナー

2025.05.21

梅雨の挨拶はどうする? ビジネスでもカジュアルでも使える表現と例文【専門家監修】

梅雨の時期の挨拶文は、どのようなものがふさわしいのでしょうか。フォーマルなシーンでは時候の挨拶、カジュアルな場では気軽な表現を取り入れるなど、適切に使い分けることが大切です。この記事では、梅雨の時期の挨拶の基本やビジネスシーンで使える挨拶文例、カジュアルな挨拶表現を紹介します。

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Summary

  • 梅雨の挨拶は、相手を気遣う季節感のある表現が大切。
  • 「ご自愛ください」など、結びの言葉にも心配りを忘れずに。
  • 挨拶のトーンは“相手と状況”で使い分けるのが基本。

梅雨の時期になると、ビジネスメールや手紙、日常の会話でどのような挨拶をすればいいか迷うことはありませんか? 季節に合わせた適切な挨拶を使うことで、相手にいい印象を与え、円滑なコミュニケーションにつながります。

特にビジネスシーンでは、フォーマルな表現が求められます。その一方で、社内や親しい人との会話では、少し砕けた表現が好まれるでしょう。本記事では、梅雨の時期に使いやすい挨拶表現をビジネス・カジュアルそれぞれの例文と共に、使い分けのポイントも踏まえて解説します。

梅雨の時期にふさわしい挨拶とは?

ビジネスの場では、適切な挨拶が信頼関係を築くひとつのカギです。梅雨の時期は天候が変わりやすく、人の気分や体調に影響を与えやすい季節でもあるため、相手への気遣いを含んだ表現が特に求められます。相手の状況を想像しながら、季節感を生かした自然な言葉を選ぶことが大切です。

梅雨の時期、挨拶が大切な理由

梅雨の時期は、気候の影響を受けやすく、湿度や気温の変化によって体調を崩しやすいと感じる人も少なくありません。そのため、相手の健康を気遣う言葉を添えることで、単なる形式的なやりとりにとどまらず、印象に残る挨拶となります。

また、長雨で外出の機会が減り会話のきっかけが少なくなりがちな梅雨の時期こそ、季節に即した挨拶を使うことで自然な会話の流れが生まれやすくなります。取引先や同僚との関係構築にも役立ちますよ。

あじさい

(c) Adobe Stock

梅雨の時候の挨拶とは?

梅雨入りの時期には「梅雨の候」「長雨の折」、梅雨明けが近づく頃には「初夏の候」といった表現が適しています。

また、相手の業務や生活を考慮し、「雨の日が続きますが、ご自愛ください」などの気遣いの言葉を添えることで、より温かみのある挨拶文となります。用途や相手に応じて言葉を選ぶことが大切です。

挨拶の内容は、メールや手紙の目的によって変えることが望ましいでしょう。社内向けのメールでは簡潔な表現が好まれます。その一方で、取引先や顧客に送る手紙では、格式を意識した文言を用いることが適しているでしょう。場面に応じた言葉選びが、相手に好印象を与えるポイントとなります。

ビジネスシーンで使える、梅雨の挨拶文例

取引先や社内の関係者に送るメール・手紙では、適切かつ自然な挨拶が不可欠です。以下に梅雨入り・梅雨明けのタイミングで使いやすい例文を紹介します。

梅雨入り・梅雨明けに使えるビジネスメールの挨拶

季節の変化に応じた挨拶を適切に使うことで、相手とのやり取りがより円滑になります。梅雨入りや梅雨明けに送るメールでは、天候の影響を考慮しながら、業務への支障を気遣う表現を意識するといいでしょう。

<梅雨入り時の例文>
・「梅雨入りし、雨の日が続く季節となりました。貴社におかれましては、変わらずご健勝のことと存じます」
・「梅雨に入り、蒸し暑さを感じる日が増えてまいりました。お忙しい折かと存じますが、どうぞご自愛ください」

<梅雨明け時の例文>
・「ようやく梅雨が明け、本格的な夏の訪れを感じる頃となりました。貴社の皆様におかれましては、引き続きご活躍のこととお慶び申し上げます」
・「長雨が明け、青空の広がる日が増えてまいりました。暑さが厳しくなる時期ですが、どうかご自愛のうえ、お過ごしください」

ビジネス文書や手紙での梅雨の挨拶文

形式が求められる文書では、時候の挨拶を踏まえた表現で相手への敬意を示すことが重要です。特に、目上の方や取引先に送る手紙では以下のような文例が適しています。

<例文>
・「紫陽花が美しく咲く季節となりましたが、貴社におかれましては、ますますのご繁栄のことと存じます」
・「梅雨寒の日が続いておりますが、皆様におかれましては、ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます」
・「長雨が続く折、何かとご不便も多いかと存じますが、貴社のご発展を心よりお祈り申し上げます」

こうした表現を使うことで、相手に対する礼儀を保ちつつ、季節感のある挨拶を伝えることができます。

文書

(c) Adobe Stock

「結びの言葉」で印象をよくするコツ

メールや手紙の締めくくりには、相手の健康や今後のご活躍を願う一文を添えることで、温かみのある印象を残せます。

<例文>
・「長雨の続く季節ですが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」
・「蒸し暑い日が続きますが、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください」
・「雨の日が続きますが、変わらぬご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」

結びの言葉は相手や状況に応じて使い分け、より丁寧な印象を演出しましょう。

カジュアルな梅雨の挨拶表現

親しい友人や気軽な関係の同僚への挨拶は、少し砕けた表現を用いることで、自然で心地いいやりとりが生まれます。ビジネスシーンにおいても、状況に応じて適切に使い分けることが重要です。

日常会話で使える梅雨の挨拶

会話に梅雨の話題を取り入れると、ほっとできる自然なコミュニケーションが生まれます。体調や心情に配慮しながら、季節感のある一言を添えましょう。

<会話の例>
・「最近雨の日が多いですね。体調は大丈夫ですか?」
・「梅雨の時期は湿気が気になりますね。お仕事に影響はありませんか?」
・「雨続きですが、紫陽花がきれいな季節ですね」

挨拶に季節感を取り入れることで、話題が広がりやすくなります。また、相手が梅雨の気候に対してどのように感じているかを考慮しながら、ポジティブな角度から話題を広げると会話が弾みやすくなります。

会話

(c) Adobe Stock

社内メールやチャットでのカジュアルな挨拶例

同僚や親しい相手には、少しくだけた表現で親しみを込めつつも、相手の状況を考慮した言葉づかいが大切です。

<メールやチャットで使える表現>
・「雨が続きますね。気圧の変化で体調を崩しやすい時期ですが、お元気ですか?」
・「じめじめした日が続きますが、リフレッシュしながら乗り切りましょう!」
・「そろそろ梅雨明けでしょうか?夏に向けて、体調管理も大切ですね」

こうしたひと言が職場の雰囲気を和らげ、スムーズなコミュニケーションにつながります。

最後に

  1. 梅雨の挨拶は、相手の心身への配慮を伝える絶好の機会。
  2. 時候の挨拶+結びの一言で、文章が自然に引き締まります。
  3. 形式ではなく“心を込めた言葉”こそが、信頼と好感を生むポイント。

梅雨の挨拶は、相手を気遣う気持ちを表す大切なコミュニケーションの一つです。ビジネスシーンでは、フォーマルな時候の挨拶を用いて、丁寧で誠実な印象を残しましょう。一方で、カジュアルな場面では、気軽な表現を取り入れることで、会話を弾ませるきっかけになります。

梅雨の時期にふさわしい挨拶を適切に選び、信頼や親しみを深めるコミュニケーションを心がけましょう。

TOP画像/(c) Adobe Stock

画像ALT

執筆

武田さゆり

国家資格キャリアコンサルタント。中学高校国語科教諭、学校図書館司書教諭。現役教員の傍ら、子どもたちが自分らしく生きるためのキャリア教育推進活動を行う。趣味はテニスと読書。

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