Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 挨拶・マナー

2023.11.12

【恐縮】の正しい使い方とは?ビジネスシーンでの注意点や英語表現を徹底解説

 

「恐縮です。」というフレーズ、ビジネスで耳にすることが多いのではないでしょうか?【恐縮】という言葉は非常に便利ですが、その分間違った使い方をしないように気を付ける必要があります。今回は「恐縮」の意味や使い方、例文をまとめてご紹介します。

Tags:

「恐縮」の意味とは?

おそらく、皆さん一度は使ったことがあるであろうこの言葉。そもそも「恐縮」にはどのような意味があるのでしょうか。もしかしたら、間違った使い方をしている方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ一度、確認してみてください。

意味

「恐縮」の熟語を一度別々に見てみます。「恐」は「危険な場所などに対して、身を退けたくなる感じ」や「おそろしい」という意味。「縮」はそのまま「身がすくむ」、「縮む」などのニュアンスを含んでいます。

つまり、「恐縮」の意味とは「恐れて身がすくむこと」や「相手に迷惑をかけたり、御礼や恩恵を受けたりしたときに、申し訳なく思うこと」です。

ビジネス等で使う時の注意点

恐縮

一つ目に、「恐縮」という言葉を使うタイミングについてです。「恐縮」という言葉を多用しすぎると、お決まりの文句をただ繰り返しているだけのような印象を相手に与えかねません。しっかり気持ちを伝えたいここぞという場面で使うようにしましょう。

二つ目に、「恐縮」は本来書き言葉であるということです。先述した通り、「恐縮」という言葉を使いすぎると、形式的で冷たい印象を与えてしまうことがあります。ですので、面と向かって会話をするときは、「恐縮です」よりも「恐れ入ります」というのがおすすめです。

三つ目に、「恐縮に存じます」という使い方についてです。この言い回しは、実は正しくありません。「存じます」は「思う」の謙譲語に丁寧語の「ます」が付いた形です。「恐縮です」には既に「ありがたく思う」「申し訳なく思う」という意味で「思う」のニュアンスが含まれているため、「恐縮に存じます」と過剰にする必要はありません。

使い方を例文でチェック!

恐縮

感謝やお礼を伝える時、何かを依頼する時、断りや辞退をする時など「恐縮」という言葉を使うことの出来る場面はとても多いです。ですので、その分間違った使い方をしないように気を付ける必要があります。例文を用いながら、確認していきましょう。

「お褒めいただき、恐縮です」

上司の方や、取引先の相手から褒められた時の返答として「恐縮です」と使うことができます。

「お褒めいただき、ありがとうございます」や「お褒めいただけて嬉しいです」というよりも申し訳ない気持ちを含み、かしこまった印象を与えます。

「恐縮ではございますが、今回のセレモニーへの参加は辞退させていただきます」

何か物事を辞退するときや、お断りする際に「恐縮ですが」という言い回しをすることが可能です。「すみませんが、今回は辞退いたします」というよりも、辞退することが心苦しく、申し訳ないという丁寧なニュアンスを相手に伝えることが出来ます。

「ご多忙のところ恐縮ですが、明々後日までにお返事をいただきたくお願い申し上げます」

忙しい相手に何かを頼むときに使うことが出来る言い回しです。「恐縮です」や「恐縮でございます」などをワンクッション挟むことで、語感を柔らげることが出来ます。

類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

利便性の高い「恐縮」という言葉ですが、類語や言い換え表現にはどのようなものがあるのでしょうか。

「恐縮」の類語
  1. 僭越
  2. 光栄
  3. 恐れ多い

僭越

「僭越」は「せんえつ」と読みます。「僭」は「身分に合わずおごること」、「越」は「物事の範囲や程度を超えること」。したがって「僭越」とは、「自分の立場や資格を超えて、出過ぎたことをすること」や、またその様を表す言葉になります。

「恐縮」は相手に迷惑をかけていることに対して、申し訳なく思うときに使います。一方で「僭越」は自分の立場を超えて、何かを行おうとする時の表現。使い方としては「僭越ながら~する」というように使います。

1 2
Domaniオンラインサロンへのご入会はこちら


Read Moreおすすめの関連記事







スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!