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2024.06.03

【ご承認】は使い方が難しい敬語! 正しい使い方や注意点を解説

「ご承認」は使う上で注意が必要な言葉です。ビジネス文書では社内・社外問わず、多くの場面で使われます。しかし、間違った使い方をしているケースが少なくありません。この記事ではさまざまな場面の例文を交えながら、「ご承認」の正しい使い方を解説します。

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ご承認の意味は?

まずは、「ご承認」が使われるシーンや言葉の意味を確認しましょう。

「ご承認」がよく使われるのは依頼とお礼の場面

「ご承認」がよく使われるのは依頼とお礼の場面です。依頼するときの文面で「ご承認ください」、お礼の文面で「ご承認いただき、ありがとうございます」といったフレーズを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。しかし、自分と相手との関係によっては「ご承認ください」が失礼にあたるケースもあります。ここではご承認の意味と正しい使い方を解説します。

握手するビジネスマン

(C)Shutterstock.com

ご承認の意味

【承認(しょうにん)】
[名](スル)
(1)そのことが正当または事実であると認めること。「相手の所有権を―する」
(2)よしとして、認め許すこと。聞き入れること。「知事の―を得て認可される」
(3)国家・政府・交戦団体などの国際法上の地位を認めること。「国連に―された国」

<「小学館 デジタル大辞泉」より>

「承認」とは、権限を有する人間が、相手の申し入れの内容を正当であると認めるときに使う言葉です。「承」には「うけたまわる」という意味があり、高い地位の人を敬うニュアンスがあります。この「承認」に「ご」がついた敬語が「ご承認」です。承認する側とされる側、両方が使う言葉のため、ややこしくなることもあるでしょう。正しい使い方と例文を解説します。

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ご承認の使い方の3つの注意点

ご承認の使い方には注意が必要です。ご承認という言葉を単体で考えた場合は特に問題ないのですが、この語句に続く言葉として適切なものを選択するのは簡単ではありません。その使い方によって、相手に与える印象が変わる可能性があるからです。ここでは使う場面ごとに、例文を交えながら使い方の注意点を解説します。

ホワイトボードの前で説明をするビジネスマンのイラスト

(C)Shutterstock.com

依頼の場面で使う際の注意点と例文

「ご承認」を依頼の場面で使う場合には注意が必要です。上司に対して、「ご承認ください」といった表現を使うと、微妙に命令のニュアンスが加わり、きつい印象になってしまうからです。丁寧な言葉づかいで柔らかな表現にしたほうが良いでしょう。次のような使い方がおすすめです。

・ご承認いただけると、幸いです。
・ご承認のほど、お願い申し上げます。

目上の人に使う際の注意点と例文

「ご承認」という言葉を目上の人に対して使う場合にも注意しましょう。「ご承認ありがとうございました」という言い方では十分ではないからです。より丁寧な言葉づかいを心がける必要があります。次のように使いましょう。

・ご承認いただきまして、誠にありがとうございました。
・ご承認いただいたこと、深く感謝しております。

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