＜お悩み＞夫の悪気のない「余計なひと言」が私の地雷を踏んでしまう…
夫の何気ないひと言に毎日イライラしています。
先日も、休日の朝に、夫の友達が急に子連れて遊びにくることになり朝からバタバタ。色んなことを終わらせてようやく座って思わず出た言葉が「なんだか疲れたなぁ」でした。
それを聞いた夫は「ありがとうね」と言ってくれると思いきや、「でも考えてみて。フルタイムでもっと仕事を入れていた時は夜中まで働いてたじゃない」と。「えっ？？？それで？？？何が言いたいの？」と爆発寸前!!! ってことは、「それに比べると今日の一日はそんなに大変ではなかったよね？」とでもいいたいの？と怒りが!!
ただ感謝の言葉、お疲れさまって言えないの？
部屋の片付け、トイレ掃除、8人分の食事の準備と片付け（昼も夜も！）、さらにお見送り…。しかも、大事にしていたコーヒーカップは割られるし。
ひと言余計な夫。本人は悪気がなく言ってしまうので、またこれも余計に腹が立ちます。こういう時、考え方を変えるべきなのでしょうが、結婚5年目、いい加減こういう余計なひと言に疲れます。どうしたらいいでしょうか？（40歳・既婚・2歳女児／観光系会社勤務）
＜お答え＞まずは余計なひと事を気づかせることから
「フルタイムでもっと仕事を…」とか、だからなんやねん！
お気に入りのコーヒーカップを割られて…って、かわいそうに。
昼と夜も8人分の食事、たまらんわコレ。当日朝っていうのも気になりますね。
「フルタイムで働いているときは、金もうとんねん。金払え」って言いたくなりますよね（笑）。
ひとこと「ありがとう」とか、「片づけは全部やるよ」って言ってくれたらいいのに。
余計なひと言は…、ふだんからあるんですね。悪気はないみたいだし、直すのは難しい気が…。もう気づいたときに伝えるしかないかも。「こういうときは、ひと言、ありがとうって言ってくれたらうれしい」というふうに伝えて、少しずつ改善していくとか。
それか、余計なひと言を言うたびに「はいでたー！余計なひと言」って、軽めの雰囲気で伝えるとか、でしょうか。余計なひと言が出るたびメモしておいて、いくつか溜まったら見せるとか？10個たまったら何か買ってもらうのはどうでしょうか。
夫の友達が遊びにくるのは、夫のための家族サービスですよね。
奥さん見せたかったり、自慢のおうちなのかもしれないし。それでこの方の夫が楽しめるなら、協力はたまにはしてあげてもいいんですけどね…。
この方の負担が増えないように、一度きちんとどう思っているか伝えたほうがいいと思います。「友達を呼ぶのはいいけれど、これはあなたの楽しいこと。はっきり言って私は楽しくない」「協力はするからあなたが主体でやってくれ」と。
それができへんって言うならもう呼ばない。
で、コーヒーカップは弁償や（笑）。
取材・文／赤木さと子（スタッフ・オン） 写真／田中麻以
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放送作家
野々村友紀子
1974年生まれ。吉本総合芸能学院（NSC）卒業後、芸人として活動しその後現職。バラエティ番組の企画構成などを手掛ける。夫はお笑いコンビ、2丁拳銃の川谷修士さん。中学生と小学生の女の子を育てるワーママでもある。テレビ出演も増加中で、夫の相方への的確なダメ出しが話題に。現在はコメンテーターとしても活躍中。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)、『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』（赤ちゃんとママ社）、『夫が知らない家事リスト』（双葉社）。近著に『夫婦喧嘩は買ったらダメ。勝ったらダメ。』（産業編集センター）オフィシャルブログ「野々村友紀子の目から血出るくらい読んでブログ」
