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LIFESTYLE 夫婦

2020.03.02

夫以外の男性がいる場に私が行くことを、夫が嫌がります【桃山商事・清田隆之の男心のトリセツ】

 

交友関係を制限してくる夫に不満を募らせている相談者に、清田さんからのアドバイスとは?

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<お悩み>夫の理不尽に納得がいきません!

夫は、女性とふたりで食事に出かけても「昔からの友人だからやましいことはない」と、言います。でも、私が夫以外の男性がいる同窓会や飲み会に行くことに対しては、嫌な顔をして不機嫌になるのが面倒くさいです。(40歳・会社員・既婚・12歳男児/8歳女児)

<お答え>行動を制限するのは立派なモラハラ。相手に忖度せずに、もっと〝自分ファースト〟に行動して!

「自分はいいのに妻はダメ」というダブルスタンダードや自己中心的な理屈もさることながら、この〝不機嫌になる〟ってところが納得いかないですよね…。態度で嫌な空気をつくることで「もう面倒くさいから、行くのをやめよう」という判断を引き出している。つまり、妻に忖度を促して行動をコントロールしようとしているわけです。

相手の行動をコントロールするということは、れっきとしたDV(ドメスティック・バイオレンス)です。夫はそこまでしている自覚はないでしょうが、自由の制限は人権侵害に当たり、モラハラの典型とも言えます。

不機嫌な人と関わるのは確かに面倒なので、「だったら(同窓会や飲み会に行くことを)やめとくか」という発想に傾いてしまうこともあるかもしれませんが、それだと相手の思うつぼで、「なぜ私だけダメなの?」と問うことも出来なくなってしまう。第一段階である「話し合い」のフェーズにもっていくためにも、空気を読まずに行動してみる。そして、夫が「他の男と出かけるな」と言い始めたら、議論の余地が出てきます。

それにしても、妻や恋人に対し、自分及び自分が認めた男性以外の男性と会うことを嫌がる男の人ってめちゃくちゃ多いですよね…。恋愛相談の現場でも、同種の話をよく聞きます。背景として考えられるのは、夫が〝世の男を信用していない〟ということ。「いくら妻が友達だと思っていても、男性側は男女として意識をして、手を出してくるかもしれない」というように、最初から敵として扱っている。

なぜそんな極端な発想をするのかというと、おそらく自分がそういう感覚をもっているからだと思うんですよね。自分自身が女性に対して性的な目を向けがちな部分があるから、男の気持ちがわかるという…。もっとも、夫側の心理を推測し始めたらキリがなくなってしまうので、まずは自分がしたいように行動し、議論する機会からつくっていくのはいかがでしょうか?

取材・文/島田七瀬(スタッフ・オン) 写真/黒石あみ

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「桃山商事」代表

清田隆之(KIYOTA TAKAYUKI)

1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信し、幅広いメディアに寄稿。桃山商事としての著書に『生き抜くための恋愛相談』『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(ともにイースト・プレス)、単著に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(晶文社)など。

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