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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.03.21

【シングルマザーの恋愛#15】息子に罪悪感を感じつつも、カレとドキドキの再会!

 

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。息子を置いて夜のお出かけへ。ゲーム三昧を喜ぶ息子がいる一方で、私のメンタルは真っ二つ!? 毎週月曜19:00更新中。

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。

Hくん…学生時代からの飲み友達。あんの恋愛復活に協力し、Rさん・Sくん・Oくんの3人を紹介。
Rさん…Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Sくん…Hくんと同じ会社に勤める、バツイチ子なしの39歳。離婚理由は浮気。
Oくん…Hくんと同じ会社に勤める、結婚願望アリの29歳。

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度恋愛に挑もうとマッチングアプリに登録してみるも、目の前に立ちはだかる様々な現実に直面し前途多難。そんな折、学生時代からの友達HくんからBBQのお誘いが。参加した男性Rさんが気になり、再度Hくんと3人でご飯をセッティングしてもらう。

前回の話▶︎隙間時間にカレのことを思い出す。これって恋の始まり!?【シングルマザーの恋愛#14】

 

こんにちは、シングルマザーで恋愛に再挑戦中のあおいあんです。前回は、息子の発言から悶々とした日々を過ごす中、Hくんから救いの連絡があったところまでお伝えしました。

夜のお出かけは「ウキウキ」と「罪悪感」のハーフ&ハーフ

Hくんから連絡があり、Rさんと3人で会う日が決まった。さて、息子は留守番になるのだが、出かける理由は本当のことを言うべきなのだろうか。それとも「友達と飲みに行ってくる」と嘘をついた方がいいのだろうか。

息子に嘘をつくのはイヤだけど、Rさんの話をして変に勘違いされても困る…。まだ自分の気持ちも固まっていないのだから、今回は嘘をつかない程度に、「Hくんと飲みに行ってくる」くらいふわっとさせておこう。

そして、意を決し息子に伝えたら、「行ってらっしゃ~い」となんともあっさりだった。私が出かけている間は、実家の両親がいるとはいえ、ゲームをやりたい放題できるもんね。そりゃ二つ返事で送り出してくれるよね。何か突っ込まれるのではないかとドキドキしながら言ったのに、呆気なく許可が降りた。

息子や実家の両親にはRさんと会うことがバレないよう、おしゃれのし過ぎに気をつけ、いい香りのするヘアミストは外に出てからかけまくった。コソコソしている感じが中高生の恋愛のようでなんだかくすぐったかった。でもその反面、息子を騙しているのでは?という罪意識がチクっと胸を刺す。(ちなみにうちの両親は、母親が夜出かけることに反対派なので、この面でも罪悪感が増します)

恵比寿の小洒落た創作料理屋に到着すると、すでにHくんとRさんはテーブルで飲んでいた。

(c)Shutterstock.com

私「遅くなってごめんなさい」

Hくん「早く着いちゃったから、先に飲んじゃった。ごめん!」

挨拶もそこそこに、食事をオーダー。いざ食事が運ばれてくると店員にRさんが小声で何かを伝えていた。小走りで持ってきたものは取り分け用のお箸だった。

確かにwithコロナという今のご時世を考えると直箸はNG。お店の配慮が足りない中、店員を気遣いそっと静かにお箸を頼む姿に素敵だなと感じた。

Hくんと私が会話をしているのを、Rさんは頷きながらにこやかに聞いている。たまに「そうなの?」「へぇ~」と言いながら、驚いた表情を見せたりするが、基本聞き役で穏やかな雰囲気だ。

2時間くらい経ち、そろそろお開きな空気が流れてきた頃、Hくんが「嫁がうるさいからそろそろ帰る」と言ってきた。私に「ふたりきりにするからうまくやれよ」とアイコンタクト付きで。私も息子の顔がチラッと頭をよぎった。

店を出て、Hくんと別れを告げた後、物静かだったRさんが先に「あんちゃんが大丈夫なら、せっかくだしもう1軒行かない?」と言ってきた。私が誘わないとこのままさよならだろうなと思っていたから、正直嬉しかった。

でも、それと同じだけ息子に「ごめん」という気持ちも生まれたのは確か。もしかすると、Rさんは私が息子を気にかけるだろうと察して、「あんちゃんが大丈夫なら」と前置きをしてくれたのかもしれない。

夜のお出かけが簡単にはいかない私としては、このチャンスを逃したくなかった。「じゃあちょっとだけ」と返事をして、近くにあるカフェバーへ。カジュアル過ぎず、オシャレな大人たちがゆっくりお酒を楽しむような場所だった。

カウンターの一番端に座った私たちは、きっと側から見たらカップルに見えるんだろうな。しっとりとした店内のムードに流されそんなことを思っていたら、店員さんが…「奥様は何を飲まれますか?」と聞いてきた。思わず「えっ?」と聞き返してしまいましたが、無事オーダーを済ませるとRさんが

Rさん「ビックリしたね。でも、そういう風に見えたなら僕は光栄だな」

また「えっ?」と思ったけど、今回は口に出さず思わずニヤニヤしてしまった。この時はまさか自分が涙を流すとも知らず、そんなちょっと甘い空気に夢見心地だった。

次回に続く

画像/(C)Shutterstock.com

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あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。

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