管理職には「親しみやすさ」が必須! ほんのりした血色感が和やかなムードを自然を醸し出す
キリッとハンサムな顔は、颯爽と仕事をこすなす女性像をイメージさせますが、全てのパーツをクールにつくりこむ必要はありません。とくに管理職は、目上の方から若手まで様々な年齢層と接する立場なので、チークやリップを濃く塗ってクールにしすぎると、近寄りがたい印象を与えてしまうこともあります。親しみやすい雰囲気をつくるのに大切なのは、温もりや柔らかさを醸す「ほんのり色づく血色感」で、落ち着いた血色カラーをさりげなくつけることで40代にふさわしい気品も漂います。
「ほんのり」イコール「ラフにつける」とは違う!
ごく自然な血色感を出すためにはチークやリップは淡くつけますが、ハンサム顔の場合は「見えない部分でのきちんと感」が必要です。チークなら「目尻の下に小さく斜めに入れること」で、リップなら「透明のリップペンシルで唇の輪郭を縁取ること」で引き締まって見え、きちんとした印象に仕上がります。
血色感があればダークトーンの装いも疲れて見えない!
ジャケット¥20,900(ビームス公式オンラインストア〈ビームス ライツ〉) ニット¥28,600(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉) パンツ¥28,600(エストネーション〈コラム〉) ピアス¥85,800・ネックレス¥126,500(ウノアエレ ジャパン〈ウノアエレ〉)
チーク&リップのメイク方法を詳しく解説!
1.目尻の下の「ちょこっとチーク」でシュッとした顔立ちに
チークを付属のブラシにとったら、手の甲で何度もトントンとなじませてブラシ内にしっかりパウダーを含ませます。こうすると色がベタッとつかず、ほんのり淡い発色に。目尻の下、頬骨の一番高い部分にブラシをおき、斜めに小さい楕円(ブラシ2つ分程度の幅)を描くように動かします。
落ち着きのある血色感をつくる絶妙なダークレッドチーク
▲SUQQU メルティング パウダー ブラッシュ 07 ¥6,050
粉っぽさのない、しっとりパウダー。軽い透け感やじんわりしたツヤで、大人に似合うやわらかな血色感をプラスできます。
2.透明のリップペンシルできちんと感を忍ばせる
40代になるとぼやけ始める輪郭を縁取ることでリップが細部まで美しく映え、にじみも防げるので口元のきちんと感をキープできます。色がついたリップペンシルだとリップを重ねたときに輪郭だけ濃くなる場合があるので透明カラーをセレクト。唇の輪郭に沿ってラインを引きます。
リップの色を邪魔しない透明リップペンシル
▲パルファン・クリスチャン・ディオール コントゥール ヌード レーブル 001 ¥3,630
リップの発色をキープし、輪郭のにじみを防ぎます。リップブラシがついていて、口角などの細かい部分のリップを丁寧に塗るときにも役立ちます。
3.ピンクベージュのリップでやわらかな血色感をプラス
リップは直塗りでOK。リップの角を使って唇の輪郭をキレイに塗ることもきちんと感のためには大切です。上唇の横側は年齢とともにけずれて薄くなるので、ややオーバーめに塗ります。
上品かつシックな発色で洗練ムードが漂うピンクベージュのリップ
▲パルファン・クリスチャン・ディオール ルージュ ディオール 100 ¥4,950
洒落感のあるヌードトーン。マットタイプですが、ほんのりツヤがあるので唇の縦ジワが目立たず、長時間つけてもカサつきません。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/角田かおる モデル/樋場早紀 構成/片山幸代