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2022.02.18

本日公開の新作アニメ『フルーツバスケット -prelude-』での熱演に注目! 声優・細谷佳正さんへのスペシャルインタビューvol.1

忙しい毎日を送る女性たちに癒しを! 大人の女性に向けた、大人の男性声優に特化したインタビュー連載『女は耳から恋をする』#耳恋。今回のゲストは、本日公開された新作アニメ『フルーツバスケット -prelude-』で本田勝也役を演じている、声優の細谷佳正さん。細谷さんならではの役の落とし込みについて、たっぷりとお伺いしました!

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今回のゲストは…新作アニメ『フルーツバスケット-prelude-』本田勝也役の声優・細谷佳正さん!

仕事に、家事に、育児に…毎日頑張るワーキングウーマンたちに癒しを! そんな想いから連載がスタートした、WEB Domaniによる人気男性声優の皆さんへのインタビュー連載『女は耳から恋をする』、略して耳恋。今回ゲストにお迎えしたのは、本日より上映がスタートしたアニメ『フルーツバスケット -prelude-』で、『フルーツバスケット』シリーズの主人公である本田 透の父・本田勝也を演じている、声優の細谷佳正さんです。

細谷さんといえば、聞いているだけで心が自然と落ち着く低い声。そして、ベースとなる低音にキャラクターの本質をナチュラルに織り込んでいく表現力。ときに優しく、ときに力強く、また繊細に、激情的に——その変化の振り幅はとどまるところを知りません。今回はどんな声で私たちを魅了してくださるのでしょうか。


▲撮り下ろしのポートレートとともにインタビューをお届けします! ここでしか見られない素敵なポートレートの数々も、『耳恋』連載ならではの魅力。インタビューと合わせてお楽しみください♡

とその前に、これが『耳恋』シリーズ初登場となる細谷さん。まずは簡単な自己紹介をしていただきましょう。早速ですが質問です!『ご自身を一言で表すなら、一体どんな人!?』

「以前、とある取材を受けたとき『細谷さんは掴めない人』と言っていただいたことがあるんです。そのインタビュアーさんは、過去の僕のインタビュー記事をとても熱心に読み込んできてくださっていて、そう表現されるならそうかもしれない…と。自分で『〜な人間だ』と言ってしまうと、それが固定される気がして嫌だから、この質問には答えられないかもしれません(笑)」

〝掴めない人〟と表現された細谷さん。その表現に対する自覚は持っていらっしゃるのでしょうか?

「う〜ん…あまり自覚はないんですけど、自分がどういう人間なのか、自分で決めてはいないです。他人がそう思うなら、その他人からは自分はそう見えているんだな、で終わりというか」

と考えながら「〝掴めない人〟って、全ての人に当てはまるんじゃないですかね」と続けます。

「人間みんな〝掴めない〟と思う。外から見たらわからなくないですか? 少なくとも『俺はいいけどHOSOYAはどうかな?』みたいなルールを持っている人間ではないと思います。多分(笑)」


▲ブラックでまとめたスタイリングの印象が強い細谷さんですが…なんと今回は「せっかくWEB Domaniさんに出演できるので」と普段なかなかお見かけしないカラフルなグリーンを使ったコーディネートに挑戦してくださいました!

TVシリーズでの一言は「今日子が抱えていた葛藤や苦しみを全部理解して包み込む〝労いの言葉〟」

さて、そんな細谷さんが出演するアニメ『フルーツバスケット -prelude-』は、大人気少女漫画『フルーツバスケット』を原作とするアニメシリーズの最新作。足掛け3年に渡って放送されたTVアニメの総集編に加え、TVアニメでは描かれなかったエピソードが初めて映像化されます。ヒロイン本田 透の両親・勝也と今日子が繰り広げる、切なくも美しい恋と愛の物語——原作でも人気の高いエピソードのアニメ化は、全世界の『フルバ』ファンにとっての悲願でもありました。
細谷さんが演じるのは、そんな同エピソードのメインキャラクター・本田勝也。「がんばったね」というたった一言ではありますが、昨年放送された同TVアニメのクライマックスにおける〝シリーズ初登場〟も非常に印象深かった役どころ。勝也と今日子の運命、そして作品を象徴するセリフを耳にして、思わず涙した視聴者も多かったはず。
あのセリフにはどんな想いを込められていたのでしょうか。

「あの一言は、今日子が抱えていた葛藤や苦しみを全部、近くで見てきたからこそ発せられた、彼女を包み込む、〝労いの言葉〟だと思うんです」

細谷さんが優しくゆっくりと紡いでいく言葉は、そのワンシーンに至るまでの今日子の心情。

「独りではなく、愛する誰かと生きていくことは、とても温かくて豊かで貴重な経験なんだと彼女に感じさせた人間が勝也なんですね。そんな勝也が自分より先に逝ってしまった。愛する人を失う苦しみを初めて経験して、次は愛する娘をひとり残して自分がこの世を去らなくてはいけなくなってしまうんですね」

一番大切な人を残したまま——その辛さは勝也自身が経験した苦しみでもあります。

「勝也にとっては自分自身も経験した感情だし、ずっと苦しみながら生きてきた今日子の想いも全部側で見ていたと思うんです。それと同時に、今日子が人生を〝生き切った〟とも感じていたんじゃないかなと。思いがけない事故、それは抗えなかった必然の事で、今日子は決して自分から死を選んだわけじゃない。『がんばったね』は、人生を苦しみながらも精一杯生きた彼女の頑張りに対する一言だと思います」

と細谷さんが重ねていく言葉の大半は、今日子に対する深い想い。その姿はまさに勝也そのもののようで胸を打たれます。


「こんなにカラフルなファッションは10年ぶりくらいかも。ちゃんと似合ってますか…?(笑)」と撮影のはじめは少し不安げな表情ものぞかせていた細谷さん。トレンド感のあるスポーティなグリーンのブルゾンもとってもお似合いです!

細谷さんが描くサイドストーリーに生きる本田勝也は…「作品の中で〝最も悪い男〟」

細谷さんが『prelude』で改めて演じる、本田勝也。慇懃無礼な変わり者、クセのあるシニカルな性格の持ち主で一体何を考えているか分からない——細谷さんとタイプは違えど(?)、こちらも同様に〝掴めない人〟。エピソード全体を演じるにあたって、勝也という人物をご自身の中にどう落とし込んでいったのでしょうか。

「勝也は、この作品の中で〝最も悪い男〟だと思うんです。まわりの大人が手をつけられない、同級生からは怖がられる…今日子はそんな不良少女として登場しますが、そんな今日子がたじろいでしまうほどの悪さを持っているのが勝也なんじゃないかと思います」

作品イチの〝悪い男〟と勝也を定義づける細谷さん。「それは、勝也自身も今日子と同じような過去や葛藤を抱えているからで…」と続けます。

「周囲からの疎外感や孤独感。親からも見放された今日子が抱いていた怒りを、勝也も同じように経験して味わってきたんだろうなと僕は思っています。勝也が今日子と違うのは、怒りを内包しながら戦えるところ。今日子はまっすぐで不器用なところがあるので、大人が自己都合でつくる社会に真正面から反抗して傷ついてきた。だけど勝也は、社会への違和感や怒りを自分の中に新鮮なまま棲まわせ続けて、反抗期をスマートに卒業した大人のフリをしながら生きてきたと思うんですね。『不良』が可愛いと感じるくらい、勝也は怖い人だと思うんです。戦い方を知っているというか」

と、どこか陰や悪の雰囲気をまとう勝也というキャラクターを細谷さんの目線でひもといていきます。『prelude』は、そんな勝也と今日子が心惹かれていく様子が描かれていくのですが…

「単純に『この子(今日子)、わっっっるい男に引っかかったな〜〜!!!!』と思わずにはいられなかったです(笑)。この作品で一番悪い男は勝也だというサイドストーリーみたいな設定を自分の中に作って、監督に修正されない範囲でそれを膨らませながら、勝也というキャラクターを作っていくのがとても楽しかったです(笑)」

細谷さんから飛び出したのは、自分の中で描いた〝 サイドストーリー〟が存在するという想像の斜め上をいく回答! …というところで、スペシャルインタビューvol.1は終了。
気になる〝サイドストーリー〟を軸に、次回も引き続き、『フルーツバスケット -prelude-』についてのお話をうかがいます!


▲撮影が進むと、ときにこんなお茶目な表情も! 「背景のグリーンと服の色がかぶっちゃいましたね、本当にすみません!(苦笑)」となんとも優しい気遣いも…。むしろナイスシンクロです!

『フルーツバスケット -prelude-』上映中!
劇場限定版Blu-ray同時発売!

【あらすじ】
この世の何も信じることが出来ず
荒れ果てた生活を送っていた今日子は、
教育実習生として赴任してきた本田勝也と出会う。
慇懃無礼でクセの強い勝也に翻弄され、
次第に惹かれていく。
ところが、不良仲間との間で起きた事件をきっかけに
親から勘当を言い渡されてしまう。
今まで散々好き勝手やってきた罰だ。
そう思う今日子の前に、勝也が現れて……。
【キャスト】
本田今日子:沢城みゆき 本田勝也:細谷佳正 本田 透:石見舞菜香 草摩由希:島﨑信長 草摩 夾:内田雄馬 ほか
【スタッフ】
原作・総監修:高屋奈月「フルーツバスケット」(白泉社・花とゆめ COMICS) 監督:井端義秀 脚本:岸本 卓 キャラクターデザイン:進藤 優 衣装デザイン:minatsu 美術監督:神山瑶子 色彩設計:菅原美佳 撮影監督:蔡 伯崙 編集:肥田 文 音響監督:明田川 仁 音楽:横山 克 音楽制作:トムス・ミュージック アニメーション制作:トムス・エンタテインメント 製作:フルーツバスケット製作委員会
©︎高屋奈月・白泉社/フルーツバスケット製作委員会

声優

細谷佳正

ほそや・よしまさ/2月10日生まれ。広島県出身。2014年、2016年の2度に渡り、声優アワード 助演男優賞を受賞。主な出演作に、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』シャン・チー 役、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』オルガ・イツカ役、『メガロボクス』シリーズ、『進撃の巨人』ライナー・ブラウン役など。40歳の節目を迎える今年の誕生日に出版した、自身の半生を綴ったフォトエッセイ『アップデート』(宝島社)も好評発売中!

撮影/谷口 巧(Pygmy Company) ヘアメイク/河口ナオ 構成/旧井菜月、福本絵里香

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