マスクを外した瞬間にギョッとする「ほうれい線」問題はファンデよりも【ハイライトでカバー】が最適解!
ファンデーションを厚塗りしたわけではないのに、午後になるとファンデーションがほうれい線に溜まっている…。40代になると、そんなことも増えますよね? 口元は食事や会話などで動かす頻度が多いためファンデーションがヨレやすくなっています。さらに夏は汗や皮脂が出やすいので、いつも以上にファンデ溜まりが気になるところ。けれど、ほうれい線をカバーするために「ファンデーションでお直しするのは逆効果」と、ヘア&メイクアーティストの佐伯エミーさんは言います。
「夏の強い紫外線やエアコンで、日中の肌は時間の経過とともに乾燥が進みます。とくに40代は潤いやハリの保持力が低下しやすいので、化粧ノリが悪くなりがち。乾燥してハリのない状態でファンデーションをのせても均一につかず、ますますほうれい線に溜まってしまう場合があるんです。ほうれい線対策をするなら、おすすめは“練りハイライト”! 練りハイライトというと立体感やツヤを出すためのアイテムという印象ですが、じつはほうれい線にも有効で、“保湿ケア”と“光のレフ板効果”によってふっくらした肌に復活できます。キープ力もあるのでランチ後などに仕込んでおけば、夕方になってもほうれい線が目立ちません」
ブラウス¥25,300(ビームス 公式オンラインショップ〈デミルクス ビームス〉)リング¥33,000(ワームス ルミネ新宿店〈ルフェール〉) ピアス(スタイリスト私物)
佐伯エミーさん流の【ほうれい線カバー術】はこの2STEP!
STEP1. ファンデーションのヨレを指でなじませる
まずは、ほうれい線に溜まったファンデーションを指でならします。力を入れ過ぎるとファンデーションがはげてしまうので、薬指でやさしくヨレを伸び広げるようにトントンします。
STEP2. 練りハイライトをほうれい線に沿って直塗り
ほうれい線をなぞるようにして練りハイライトを塗ります。ハイライトの面でアイロンするようにほうれい線を広げながら塗り、その上から薬指でトントンしてなじませたら完了。
ほうれい線にはピンク系の練りハイライトがおすすめ!
明るさで影を飛ばしながら、ソフトな輝きで肌なじみもいいピンク系が40代にはベスト。
▲(右)みずみずしく肌にフィットするテスクチャーでありながら、なじませるとすぐ肌表面がサラサラに変化するのでマスク崩れもしにくい。保湿ケアだけでなく、ニキビの悪化を防ぐ成分やナイアシンアミドなどスキンケア成分を贅沢に配合。デュオ ザ リタッチコントロール 8g ¥3,300
(中)バームのようなとろけ感でほうれい線にスルッと入り込み、立体感・ツヤ・保湿の機能を発揮。毛穴に働きかける美容成分も入っていて、広めに使えばほうれい線まわりのたるみ毛穴も目立ちにくくなります。バイユア セラムフィット ボリューミング グロースティック 3.8g ¥2,090
(左)軽やかなオイルベースでベタつかず、狙ったところにピタッと密着。サラッとした仕上がりながらも乾燥せずにしっとり感が続きます。白浮きしないベージュニュアンスで自然なレフ板効果があります。フジコ ミニ ベール グロウ 01 2.2g ¥1,210
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代
ヘア&メイクアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メイクを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメイクを独自に分析し、その人に似合うメイクを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。