メイク直しでコンシーラーを使う時は、乳液で保湿&余分なベースメイクをオフする下準備を
メイク直しの際、クマをカバーしようとしていきなりコンシーラーをつけてはいませんか? 皮脂や汗でベタついた肌では化粧ノリが悪いうえ、ベースメイクのヨレがさらに目立ちやすくなります。また、日中の肌は乾燥ダメージを受けていて、これも化粧ノリを悪くする原因になりますし、乾燥でクマが濃くなりやすいのでカバーするためつい厚塗りになりがち…。だからこそ「メイク直しの下準備が必要」と話すのはヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさん。
「コンシーラーを塗る前にして欲しいのが、クマ部分を“乳液でなじませること”です。乳液は油分を含んでいるので、余分な皮脂や汗、崩れたファンデーションを丸ごとオフできます。さらに水分・油分をバランスよく補給できるので肌が潤い、クマ部分に明るさやツヤが戻ります。乳液でなじませた後だとコンシーラーが少量で済みますし、化粧ノリがよくなって手早くキレイにカバーすることができるので、実は時短になるんです」
ニット¥22,000(ビームス 公式オンラインショップ〈スローン×デミルクス ビームス〉) ピアス¥22,000(ワームス ルミネ新宿店〈ルフェール〉)
佐伯エミーさん流【クマの時短お直し】
STEP1. 乳液で化粧ノリのいい肌にリセット
乳液1滴を手の甲に出し、指のはらで少量とったらクマの部分にのせて左右に軽くやさしいタッチで動かしながらなじませます。クマよりもひと回り広めになじませたら綿棒で乳液をオフします。オフした部分に何もつけていない指のはらをペタペタと置いてなじませたら下準備は完了。
STEP2. クマ隠しはリキッドコンシーラーを使う
目元の肌は表情によってよく動くので、トロッとしたリキッドタイプのコンシーラーを使うと自然になじませることができます。付属のチップや手持ちのブラシについているコンシーラーを、手の甲に軽く置いて少し落としてから目元にのせるのが、厚塗りを防ぐコツ。クマを隠す場合は、オレンジなどの温もり感のある色がおすすめです。クマよりひと回り広めに塗り、縁だけ指でトントンしてなじませます。
ハイカバーなのに自然!でクマをキレイに隠せる【リキッドコンシーラー】
▲ディオール バックステージ フラッシュ パーフェクター コンシーラー 全13色 各¥4,070
クマをカバーしつつも明るく軽やかな仕上がり。蓋部分には、狙ったところに正確にコンシーラーをのせられるスナイパー ブラシがついています。汗・水に強いウォータープルーフ処方。
▲ボビイ ブラウン インテンシブ セラム コンシーラー 全10色 各¥5,720
粉っぽさゼロの薄膜ベールでクマをサッと隠し抜く。目元用美容液のような保湿力も併せ持ち、つけたての美しさやイキイキとした明るさを長時間キープできるのもうれしいところ。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/樋場早紀 構成/片山幸代
ヘア&メイクアップアーティスト
佐伯エミーさん
美容誌をはじめ、様々なジャンルのヘア&メイクを手がけ、女優やアーティストからも指名を受ける。流行りのメイクを独自に分析し、その人に似合うメイクを提案することが得意。また、スキンケアや美容ツールの指南役としても活躍。