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LIFESTYLEいつだって自分に"意識高い系"

2018.06.07

50歳で転職に踏み切った元「AERA」編集長にセカンドキャリアについて聞いてみた

基本的に副業OKになるよう国が動き始めました。実際にはまだ少し先の話かもしれませんが、近い将来「副業あたりまえ」の時代が来るかも!? Domaniでも9割の人が関心あり! 副収入、セカンドキャリア、ライフワーク…自分だったら? の目的ややってみたいことくらいは考えておきたい。

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副業は人生を豊かにしてくれるもの…?
今は自分の中に、副業のタネを探す時代

副業は、人生100年時代の新たな常識です

政府が〝副業容認〞を打ち出したことで、企業が副業を禁止することがむしろNGとなる動きが出てきました。その背景にはイギリスの心理学者、リンダ・グラットン氏らの著書から生まれた〝人生100年時代〞という考えが影響しています。経済産業省の有識者研究会も「人生100年時代」の望ましい社会人キャリア像について検討し、今後ひとつのキャリアで長く活躍することが困難になるため、複線的なキャリア形成をするべきだと提言しました。定年後の長い人生を生き抜くためには、できるだけ長く働き続けることが大切です。しかし、新たなチャレンジを転職や起業だけに求めるのはハードルが高すぎますよね。その点、正社員を続けながらの副業ならリスクも少なく、会社の評価とは異なる自分の市場価値も確認できます。経験や人脈が広がり、方法しだいでは副業が本業のメリットにも。また企業側でも、副業で自社に優秀な人材を抱えることへの期待があります。

〝優秀な人は1社で独占されない〟のが新たな常識。居場所を増やすことで、経験や人脈も広がります

そんな副業時代を生き抜くためには、ポイントがいくつかあります。東京大学の柳川範之教授は〝40歳定年制〞というワードを打ち出し、20年同じことを続けたら一度立ち止まり、40歳から学び、働き直すことで、社会人としての寿命が延びると説いています。企業の人事担当者の間では、積み上げてきた実績や知識を一度捨てて、新しく学び直すことの必要性が注目されていたりもします。

これまで忙しく走り続けてきたドマーニ世代の女性が副業で別の人生を始めることは、セカンドライフのウォーミングアップにもつながるでしょう。私の周囲にも、これからは好きな仕事をゆったりやろうと早期退職制度を選択したり、キャリアチェンジに備えて40代から学校に通い直す人を見かけます。会社だけの仕事や人脈から少し離れて、居場所を変えるだけでも、新たな出会いや自分のスキルの価値の再発見ができるでしょう。

新しい仕事へのトライが、人生もリフレッシュさせる

私自身、昨年50歳で人生初の転職を経験しました。それまで転職など考えたこともないほど『アエラ』が好きで、49歳で編集長の任務が終わってしばらくは、燃え尽きた抜け殻状態に。もう一度ニュースメディアの仕事をしたいと思っていたとき、友達だった今の会社の社長が声をかけてくれて〝友達転職〞に踏みきりました。紙媒体からWebメディアへ。今は日々ゼロからのチャレンジですが、毎日非常に楽しいです。副業時代を生き抜くためには、遠い友人などの弱いつながりも大切です。人間関係は資産です。仕事は人の縁からやってきますし、外に出ることで、次のチャンスも生まれます。

=副業時代を乗りこなすキーワード=

●20年勤めたら、一度立ち止まって知識を捨てて→学び直す
●副業は、セカンドライフのウォーミングアップ
●遠い友人などの〝弱いつながり〟からチャンスが生まれる

 

BUSINESS INSIDER JAPAN 統括編集長

浜田敬子さん

上智大学卒業。朝日新聞社に入社し、支局や『週刊朝日』編集部を経て、「AERA」編集部に配属。47歳で「AERA」初の女性編集長に。50歳で転職に踏み切り、世界14か国で展開するオンライン経済メディアの日本版統括編集長に就任。講演や執筆活動、『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)のコメンテーターなど、副業にも精力的。

Domani4月号 『もしも会社が「来月から副業OK」になったら』より
本誌取材時スタッフ:撮影/与儀達久  構成/谷畑まゆみ


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