月に一度の「買い物デー」にまとめ買い!
「1000円クーポンが発行されました!」
「タイムセール実施中」「特別会員だけの割引価格!」
毎日のようにいろんなネットショップから「お得」情報が送られてきます。かつては「早く買わなきゃ」と、あわててクリックしてましたが…。待てよ。こんなに頻繁にクーポンや割引情報が来るということは、「今じゃなくても」いいってこと?
では、いつ買うか。私の場合、日用品や急用は除き、ファッションアイテムはクレジットカードの〆切日後の16日に買います。私のメインカードは、利用代金が15日シメ(翌月10日払い)なので、新しい加算が始まる初日の16日、月のお小遣い予算の範囲内でまとめて買うのです。カード利用額がゼロから始まる初日は、昔でいえば給料日直後みたいな感覚でしょうか。
16日の買い物デーまでどうするかというと、気になったもの、買いそうになったものは、いったんお気に入りに入れておく。「買いたいものリスト」くらいのさで、複数ショップで同じ商品を入れていることも多くあります。
すると、「お気に入りのアイテムが在庫1点になりました」「有効期限間近のクーポンがあります」など、肩を押すメールやLINEが来ます。
それでも、惑わされない。だって、今じゃなくてもまた何度でもそのチャンスはやってくるから。
買い物デーまでは、服をお気に入りに入れつつ、フラフラと迷ったり考えたりする期間。商品情報を見返したり、人の着用スナップ写真を検索してコーディネートを考えてみたり。真剣に迷ってるものなら実際にお店で試着して、合わなければお気に入りから外せばいい。そうしているうちに「品切れ」になったら、それはご縁がなかったということ。代わりに、品切れだったものが「入荷しました」とお知らせが来ることもあります。
今の私の「お気に入り」には、こんなかんじでたくさん(食品や雑貨はのぞき、ファッションアイテムのみカウント)。
・楽天に下着や雑貨など 10点
・アイルミネで服やバッグなど 8点
・zozoに服など 10点
・バイマにファッション小物や靴 5点
前の月から持ち越しで、ずっとお気に入りに入っているものも、3〜4割はあります。新しいお気に入りが入って、リストから外れていくものも、あります。そしていざ買い物デーが来たら、お気に入りリストを見返して、やっぱり欲しいと確信するものだけを、予算内でどんどん買っていく。「まだ」と思うものは、そのままお気に入りに残して。まとめて買うのって、とっても楽しくて、とっても幸せ。不思議ですけど満足感は高いです。
複数のネットショップのお気に入りに入っている同一商品は、買う段階で送料や保有ポイント、クーポンなどを最終比較し、いちばん安いところを選びます。お気に入りに入れている間にクーポンが増えていたり(最近はこのケースが多い)、割引率がアップしていたら、大成功。待った甲斐があったというものです。
私の買い物デー予算は月4万円。ただし、急な買い物や生活必需品、リアルショップでの買い物は別予算。ネットの買い物が予算オーバーしたら、リアルな買い物のほうを控えます。バラバラとネットで服を買って、請求を見て「いつの間に、こんな金額に!」「似たようなもの買っちゃった!」と驚くことも、この方法ならありません。
そして受け取りは、すべての商品を同日時に指定しておいて、開封作業やダンボールの片付け(これがいちばん面倒!)も、まとめて一度にやる。
ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんは、「大好きなブランド以外は、メルマガを取らない」ともおっしゃっていました。お得情報過多な今は、「お得だから買うのではなく、本当に買いたいものをお得に手に入れる」という発想の転換です。そしてゆくゆくは断捨離さえもしないで済むのが、理想ですけどね。
南 ゆかり
フリーエディター・ライター。Cancam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」、「この人に今、これが聞きたい!」など連載中。よろしければそちらも読んでくださいね。