カーキを濃淡使いするだけ! ナチュラル&やわらかな目元のまま1.5倍盛りが実現
BEFORE
Domanist 菱沼阿弥さん
普段は単色シャドウを重ね塗りする時短メイク。ブラウンメイクを少しアップデートする程度で目をぱっちり見せる方法を模索中。顔色をよく見せるためオレンジチークがマスト。
AFTER
さりげなく目ヂカラを出す方法を探しているという菱沼さん。彼女の普段メイクを見たヘア&メイクの佐伯エミーさんは「アイシャドウの色が薄い」とひと言。「菱沼さんは普段、ブラウンの単色シャドウを重ね塗りしているそうですがつける量が少なくて色が薄いので目元があっさりして見えるのかも。『ブラウンメイクに近い感じで目ヂカラアップ』がリクエストなので、今回はゴールドベージュをベースにしてカーキで深みを出しました。カーキは難易度が高いイメージですが、ブラシでふわっと入れると色が強く出ず40代のデイリーメイクにもぴったり。さらに、アイライナーの代わりにカーキで締めます。こうすると目元がキツく見えないですし、今っぽい抜け感も出ます。顔色をよく見せるためにオレンジチークを使われていますが、オレンジ色はリップに使うほうが効果的です。チークは薄ピンク&シェードカラーのレイヤードで甘さ控えめのフレッシュな血色感をプラスしました」
秋コスメを使ったメイク方法を解説!
【EYE】
ゴールドベージュの明るさで腫れぼったさを払拭。
カーキの深みとの対比でさりげなくもぱっちりした目元に
使ったアイシャドウはこちら
▲SUQQU シグニチャー カラー アイズ 09 ¥7,700
今回使ったのは、右上のゴールドベージュと右下のマットカーキ。深いコクのある色味ながらも、くすんだり重く見えないのはさすがスック。左の華やか秋カラーも大人にマッチする上品発色でお出かけメイクなどに最適。
HOW TO MAKE UP
上で紹介したアイシャドウパレット右上のゴールドベージュを太めのブラシにとり、アイホール全体にのせます(A)。二重幅〜二重幅やや上でブラシを左右に動かし、ここに色をしっかりのせてからアイホール全体に徐々に広げると薄くも濃くもならずにつけられます。次に右下のカーキを太めのブラシにとり、二重幅よりオーバーめにいれます(B)。ここでもまずは二重幅でブラシを左右に動かして色がある程度ついてから上に広げます。奥二重さんは二重幅がまぶたで隠れやすいのでややオーバーめに入れてすっきりさせます。最後に細く平たいブラシでカーキをとり、目頭から目尻までキワに沿って細くライン状に入れます(C)。アイライナーは使わず、マスカラはダークブラウンを使用。
【CHEEK】
ピンク&ブラウンのレイヤードで若々しい明るさとすっきり感を両立
使ったチークはこちら
▲アンプリチュード コンスピキュアス チークス 13 ¥7,480
薄ピンクとブラウンのパウダーをセット。ブラウンは見た目よりも軽やかで透け感のある色づき。2色を重ねることでほんのり血色感のある立体フェイスが叶います。
HOW TO MAKE UP
【STEP1】上で紹介したパレット上のピンクカラーをブラシにとり、手の甲でトントンとなじませてから頰の中央へ。黒目の下で小鼻より少し高い位置を始点にし、上と下にブラシを動かして半楕円のフォルムで入れます。
【STEP2】下のブラウンカラーをブラシにとり、手の甲でトントンなじませてから頰の外側へ。ピンクチーク(青印)に少し重なるようにして楕円形で赤印のエリアに入れます。
「目元やチークに色を使うと、リップは無難なベージュを選びがちですが、それだと疲れて見える場合も。落ち着いたオレンジなら顔色がパッと明るく見えますし、他の色と喧嘩もしないのでおすすめです」(佐伯さん)
使ったリップはこちら
▲エトヴォス ミネラルシアーマットルージュ サンテラコッタ ¥3,520
ふんわりと淡く、しっとり透けるマットリップで40代も使いやすい。落ち着いたオレンジカラーは、カジュアルなメイクときちんとメイクのどちらにも応用できます。低刺激なミネラルコスメで唇が荒れにくいのも魅力。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)価格です。
撮影/向山裕信(vale./人物)、黒石あみ(静物) ヘア&メイク/佐伯エミー 構成/片山幸代