基本の〝ミニマム光〟をマスターして、目周りに光を集め小顔見せ&若見せ
大人の顔の下ぶくれ&大顔化を視覚的に目立たなくするには、目の周りに小さな光を集めて、顔の上半分に視線をもっていくのがベストです。ここでは目の周りの小さな5つの凹凸に、細かく光を注入して、ピンポイントでスポットを当てます。使いたいのは、生感のあるツヤを出せるクリームやバームなどのハイライト、あるいはサラッとしたスキンケアオイルそのものでもOK。目周りへミニマムな光を注入するだけで、マイナス5歳の若見えも可能です!
《使いたいのは》
濡れたようなツヤが出るクリームやバームのハイライト。あるいは、スキンケアオイルをハイライト代わりに。
1. 登場したとたんすべてのヘア&メークさんのメークボックスに居場所を確保した伝説のスティック。肌にピンポイントに濡れたようなツヤをON! カネボウ化粧品 ルナソル グロウイングデイスティック 01 ¥3,000 2. 澄み渡る白さを追求する「ル ブラン」から登場したオイルはまったくベタつきのない軽やかなテクスチャー。梅の花のオイルでさらなる透明感を狙う。シャネル ル ブラン ユイル 50ml ¥13,000 3. 皮脂と毛穴が専門の青山ヒフ科の亀山ドクタープロデュース。エイジング世代の肌不調にコレ1本。サラッとした感触でツヤを出しながら本格スキンケアも。ドクターケイ ケイコンセントレートオイル プラス 30ml ¥10,000 4. やわらかなクリーム状だけれど、驚くほどサラリ。ほのかに光るミクロ粉砕パールがやわらかな偏光の輝きを放つ。ヘレナ ルビンスタイン リキッド ライト(スポンジ付き)30ml ¥7,000 5. 肌の温度でとろけるメルティタッチで、スキンケア直後のようなツヤを再現。持ち歩きにも便利なハイライター。コスメデコルテ ディップイン グロウ ¥3,500
《使う量は》
本当に本当に少し。使いたいのは指先に取った1滴で5つのスポットすべてに小さな光を。
5つのスポットに、この1滴で十分
《Spot Light 1》 鼻筋の上の小さな光で、鼻を高く鼻筋を通す
「Tゾーンのハイライト!? それなら、昔入れてた!」いいえ、Tゾーンではありません。額から鼻筋にかけて大きな光を入れるのでは、顔を縦に長く見せてしまうだけ。今のハイライトは鼻筋の高いところに小さな光をポンとスタンプするだけ。それだけで、それとわからせずに鼻筋が通って見え、嘘のように美人度がアップします。
《Spot Light 2》 目尻下の小さな光で、目尻をクッと上げる
目尻の下のほんの小さなくぼみ。本来くぼみだから影なのだけれど、ここに光が入ると、目尻がクッと上がって若見えします。目元のたるみを目立たせない効果も大。目元といえば目尻をぐるりと囲むCゾーンを思い出すけれど…、もう’90年代のメークセオリーは復活させないで。大きなCハイライトは、逆に目尻のシワを目立たせて危険です。
《Spot Light 3》 チーク上に〝つや玉〟プラスで、頰を1~3ミリ上げる
チークは頰骨の上の高いところに入れるものだけれど、そのチークの中でも最も高いところに小さな光=〝つや玉〟をポンと加えるイメージ。このピンスポットが入るか入らないかで、頰の高さが1~3ミリは違って見えます。ただでさえ、顔の肉が下がってきているアラフォー、1ミリでも上がって見えるってとっても大切です。
《Spot Light 4》 眉頭下の小さな光で、表情をやわらかく
眉頭下のくぼんだところに小さくスポットライトを。「えっ、ここシャドーじゃないの!?」それは昭和のメーク知識。もともと影になっているのに、さらにシャドーを入れたら、40代はいかつい顔に…。アラフォーにノーズシャドーはもういりません。顔をコワく見せる影は減らして、眉と眉の間隔を広げ、やわらかな表情を取り戻して。
《Spot Light 5》 眉山下の小光が、まぶたを1ミリ上げる
オーバー40にとってまぶたのたるみは深刻。アイラインをいくら入れても低下する一方の目力には、眉山下に仕込む光が即効です。ここに小さな光が入るだけで、光がメリハリを生み、まぶたが1ミリ上がって見える。大人の目元は光の力を信じて少しでも目も見開かせて。
Domani2018年5月号『アラフォー肌は「カバーするほど」老けていく・・・』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/当瀬真衣(人物)、金野圭介(静物) ヘア&メーク/河嶋 希 スタイリスト/角田かおる モデル/里海 構成/木更容子