大手総合商社の伊藤忠商事が、取り組んでいる『脱スーツ・デー』の施策。それに対して、「普段、スーツを着ない女性は何を着たらいいの?」という声が挙がっていることを聞きつけたDomani編集部は、そんな悩みにファッションでソリューションを提案。前回に引き続き、伊藤忠商事で働くアラフォー世代の女性と一緒に、お買い物に行ってきました。
『脱スーツ・デー』のために買ったもの全部!スタイリストの買いもの指南
前回同様、アドバイザーとして同行してくれたのは、Domaniスタイリストの城長さくらさん。そして予算も前回と同じく10万円。手持ちアイテムとの合わせも意識しつつ、税込み10万円の範囲で、お買い物ドキュメンタリーを敢行しました。
お買い物をしたのは、前回同様、ユナイテッドアローズ 丸の内店。新丸ビルの1階にあるこちらは、オフィス対応のきれいめなアイテムを中心に大人向けの幅広いラインナップがそろっていて、まさにDomani世代のマスト的なショップです。
ケース2:久田尚子さん(44歳)の場合
お買い物前のスタイルはこちら!
久田尚子さん(44歳/情報・金融カンパニー 情報・金融経営企画部)
久田さんのお悩み
・カチッとしたアイテムが苦手で、着こなしがフェミニン寄りになりがち(特に、ジャケットなどのはおりものが上手に着られない)。
・とにかくファッションがワンパターン化している(「脱スーツ・デー」の場合、ボトムは基本はデニム、トップスは襟なしにしたいので、ニットかカットソーとなって、ほぼ変わり映えしない)。
そんな悩める久田さんの服について、スタイリスト・城長さんの見解は?
城長さん「フェミニンでレディな着こなしを普段からされている久田さん。お持ちのアイテムも女性らしいものがほとんどでした。ご自身のヘアスタイルや雰囲気にも合っていますし、その上品さは大人の着こなしにはとても大切なもの。
しかし、これを『脱スーツ・デー』に向けてカジュアルにする、と考えると、いつものエレガントなアイテムだけでは、なかなか軽さを生み出すのが難しいと思います。アイテム選びの幅が狭まってしまって、結果、いつも同じようなコーディネートになってしまうのではないでしょうか。
『脱スーツ・デー』を、いつもと違う着こなしに挑戦できる日と捉えて、自分の中では意外性のあるアイテム、例えば丈の長いものやワイドパンツなど、少しモード感やマニッシュな印象のあるものをミックスすることで、マンネリは驚くほど解消されると思いますよ。そういったアイテムを一緒に探してみましょう」
それでは次回、久田さんが実際に買ったものを見せてもらいます!
同行したのは…スタイリスト
城長さくら
kind所属。望月律子氏に師事した後、独立。シンプルでベーシックな服を活かして、大人っぽく上品に見せるスタイリングが得意で、Domaniほか、さまざまなファッション誌で活躍中。