夫にまさかの風俗通いが発覚!嫌悪感が止まらない
40代前半の奈々美さん(仮名)は、8歳年上の夫と結婚10年目。真面目で潔癖症だと思っていた夫に、まさかの風俗通いが発覚し、嫌悪感が止まらないと話します。
「夫の仕事場に行ったときに、机の引き出しを、なにげなく開けてしまったんです。そうしたら何枚も風俗店の名刺が出てきて…。勝手に机の中を見たとは言えないので、まだ私から夫に風俗に行っているのを知ったとは話していません。
それ以来、夫への嫌悪感は増す一方で、一緒に暮らすのすら苦痛に感じるレベルに。私たち夫婦は頻度は多くないけれど、子どもが生まれてからも月に数回は夜の営みがあって、今も夫が求めてきます。でも、風俗の件がわかって以来、夫に抱かれるのが生理的に気持ち悪くなってしまっています」
「やめてほしい」と話したところで改善が見込めない予感
「本当は夫婦間で話し合って、私が『やめてほしい』と言えればいいんですけどね。ウチの夫婦って新婚当初からパワーバランスがおかしくて、夫婦が対等ではないんですよ。夫が自営業ということもあり、彼は一家の王様タイプ。風俗に行くのを『やめてほしい』と言ったところで、自分が行きたければ妻の意向なんて関係なく行く人だし、私がそういうことを言うだけで不機嫌になる人でもあるので、厄介なんです」
離婚や別居までは考えていないけれど、生理的に受け付けなくなった夫との暮らしは、大きなストレスだとため息をつく奈々美さん。逃げ場のないストレスを抱えながら、夫とどう接していくべきかを悩んでいます。
「義実家を巻き込んで話し合いをしようかとか、いっそ私も別の男性とそういうことをしてくれば気持ちが晴れるのかなとか色々考えましたけれど、どれも実行するまでに至らずで。
そうこうしているうちに、夫への嫌悪感は増すばかり。夜の生活に応じるのも気持ち的に限界なので、なんとかしなくちゃいけないなって思うけれど、焦るほど夫への嫌悪感が強まってしまっています。顔を見るのも無理!となる前に、なんとかしないといけないなって思うんですけどね…」
信じていた夫の風俗通いを知り、大きなショックを受ける女性は決して少なくありません。夫には妻を裏切っているつもりがなくても、女性側は生理的な嫌悪感とともに「裏切られた」と感じても無理はないでしょう。生理的な嫌悪感は、理屈でどうにかなるものではありません。しかし、夫とこれからも一つ屋根の下で暮らしていく以上は、自分の気持ちにうまく折り合いをつける必要がありますよね。
波風を立てるつもりがないなら、忘れてしまうのが一番。現実には簡単な話ではないと思いますが、いつまでも嫌悪感を引きずっていると、そのうちに顔を見るのも厳しくなるほど生理的に受け付けなくなる可能性も低くありません。「忘れよう」と思って忘れられるものでもないけれど、思い出しそうになったら何か別のことを頭に浮かべるなどして、夫への嫌悪感について考える時間を少しずつ減らすところから試してみてはいかがでしょうか。
取材・文/並木まき