年下彼とのアレは元彼よりも…【シングルマザーの恋愛#57】

熱望したRさんとのアレより、年下彼との方が多幸感を感じた!?

こんにちは。シングルマザー歴7年のあおいあんです。前回はOくんからクリスマスプレゼントをもらい、”事実恋愛”という形の交際がスタート。酔っ払ってテンションの上がった私は、Oくんとホテルへ行くところまでお伝えしました。

溶けてなくなってしまいそうなほどのキスをしていたのに、ハッと思い出した私！

私「ダメ今日」

Oくん「どうしたの？」

私「ブラしてない」

Oくん「えっ⁉︎ ずっとノーブラだったの？」

私「ううん。カップ付きのキャミ着てて」

Oくん「大丈夫だよ」

私「なんかヤダ」

Oくん「じゃあシャワー浴びる？」

私「うん」

言われるがまま、シャワーを浴びに行く。浮ついた気持ちが少し落ち着いて、鏡に映る自分を見た。話が上手くいきすぎじゃない？　Oくんのことそんなに好きなのかな？　ひとりになるとポコポコと不安が湧いてきた。シャワーを浴びていると、途中でOくんが入ってきた。

Oくん「遅いから心配した」

私「じゃあなんで裸なの？」

また笑いながらキスをした。Oくんの手が私の髪、胸、背中…シャワーの湯気の中、私たちはひとつになった。身長が高くて細身だと思っていた身体は意外と筋肉質で、その腕に包まれた私は幸福感で満たされていった。10年ぶりにしたRさんの時より恥ずかしさも減り、SEXを楽しむ余裕さえ生まれていた。バスルームから出る頃には私の酔いもすっかり覚め、時計を見ると12時を超していた。

私「ごめん、やっぱり帰ろうかな」

Oくん「送るよ」

私「大丈夫。せっかく素敵なホテルだし、Oくんだけでも泊まっていけば？」

Oくん「ひとりは寂しくない？」

私「泊まるって言ったのにごめんね。なんか自分だけって思っちゃって…」

Oくん「分かってるし、これから息子くんのことで謝ることはないよ」

私「ありがとう」

帰る準備をして、もらった腕時計をつけると

私「彼氏だけど彼氏じゃないけど…」

ボソッと呟いてみた。

Oくん「大丈夫？」

私「うん。誰かにOくんを紹介する時って”彼氏”って言うの？　それともなんて言うの？」

Oくん「大切なパートナーとか？」

私「なんか慣れないね」

家まで送ってくれたOくんに手を振り、そーっと玄関のドアを開けベッドへ。腕時計はとりあえず家族の目につかないところへしまった。Oくんを、息子になんて言えばいいのだろうか？　本当にOくんの提案する恋愛の形ってうまくいくのだろうか？　そういえばRさんとSEXした時より相性が良かったな、でもこれって酔った勢いだった？なんて考えていたら寝落ちしていた。

翌朝、息子に起こされた私。

息子「クリスマスプレゼント買いに行こうよ」

私「はいはい。ちょっと待っててね。そういえば、Oくんからもらったプレゼント開けたの？」

息子「開けたよ。ブラックパンサーのフィギュア入ってた！」

息子の大好きなマーベルのキャラクターが入っていて、すでに机の上に飾ってあった。

息子「Oさんにもクリスマスプレゼント買わなきゃね」

その一言で、お返しを渡すの忘れていたことを思い出した。あんな高級ブランドの時計をもらったら私のプレゼントなんて恥ずかしくて渡せないけど。準備が終わり、息子と買い物へ。欲しがってたゲームのソフトを買い、ケーキ売り場へ行くと、彼女のYちゃん家族に遭遇。

私「もうケーキ買ったんだ？」

Yちゃんママ「ケーキ買ったんだけど、うちのパパが急に出張になって、食べ切れないから一緒にクリパしない？」

私「おうちお邪魔していいの？」

Yちゃんママ「全然片付けてないけどいい？　ケーキ食べたいって言うけど、パパいないと余っちゃうから困ってたんだ」

私「全然いいよ。じゃあご飯何か作って持っていくね」

Yちゃんママ「ありがとう。じゃあ18時くらいにうちに集合で」

私「ありがとう！　じゃあ後でね～」

よかったね！と言おうと息子を見ると、また機嫌の悪い顔をしていた。これはお家に伺う前にどうにかしなくてはと思い、カフェに入った。

私「Yちゃんと何かあったでしょ？」

最初は機嫌悪く「別に」しか言わなかった息子。しかし時間をかけて話を聞いてみると、やっぱり原因はYちゃんだった。しかもその理由にまた度肝を抜かれた！

次回に続く。

あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を！」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。
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