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FASHION おしゃれプロ

2023.01.21

vol.37:さよなら、手間のかかる服

 

前回、お引っ越しをする話をしましたが、それに伴いワードローブを見直しました。仕事柄、いろんな着こなしを必要とする私が、お別れすることにしたアイテムとはなんでしょう?

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editor_kao
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こんにちは、editor_kaoです。

前回、お引っ越しをする話(過去記事はこちら!)について書きましたが、今回はその続き。現在、まさに荷づくりの真っ最中なのですが、何しろ15年間に渡って蓄積されたものなので、その整理に追われています。部屋が若干狭くなることもあり、これはいい機会とばかりに、洋服や本、食器などを知り合いに譲ったり、リサイクルショップに送ったりと日々てんやわんや。もう10年は使っていないファックス付き電話機(懐かしい!)は粗大ゴミ? それともリユースできるの? みたいなことも、ひとつずつネットで検索しながら解決しています(合わせて固定電話も契約解除したりと、細かい手続きもたくさん!)。不本意ながら、引っ越し予定日の翌日が早朝ロケ、その次の日は大きな打ち合わせが入ってしまい(自分ではどうにもならなかった)、大きなミスをしないかしら??? と、今から不安が押し寄せています。ふー。

手持ちのワードローブを見直してみたものの……

荷物の整理で、最も悩んだのがファッションアイテムです。職業柄、洋服やバッグ、靴、アクセサリー類が、人より多いのは事実。それでも同業者の中では少ない方かとは思いますが、ある意味これは、必需品としかいいようがありません。だって私服のコーディネートが、仕事のひとつだったりするわけで! この連載でもかつて「ミニマリストにはなれないけれど、おしゃれには誠実で」というコラムを書きましたが、私だって、大好きな10だか12アイテムで暮らしていけたらラクだけど、そういうわけにはいかないのです。仕事もファッション関連だけではないので、会う人によって着こなしを変える必要もありますし。

黒のサテンスカートとお別れする理由

そういうわけで、ワードローブを大幅に整理することにはならなかったのですが、それでも今回、古くなったり飽きたわけではないけれど、手放したアイテムがありました。それが「かわいいけれど、手間のかかる服」なんです。

たとえば黒のサテンスカート。ふくらはぎ丈のフレアシルエットで、デザインはいたってシンプルながら、素材の華やかさが着映え力を発揮。ブラウスを合わせればフォーマルになるし、白Tとのギャップのある組み合わせもかわいい~、という、いくらでも魅力が語れる一枚です。数年前に購入し、個人的に思い入れもあるアイテムだったのですが、今回思いきって、さよならすることにしました。

というのは、このスカート、一度着たらシワが出てしまうんです。自宅で洗うこともできず、毎回クリーニングに出すことはありませんでしたが、着る前日にスチーマーをあてるのが面倒で。特別感のあるアイテムだけに、シワがあるとひどくカッコ悪く、結果あまり登場させることができませんでした。

コロナ禍以降、華やかなシーンが減ったこともありますが、それより感じたのは、「もっとイージーケアな服でも、同じくらいフォーマルな着こなしは実現できる」ということ。たとえばサテンスカートではなく、落ち感のいいジャージー素材の黒パンツに、ブラウスを合わせてみるとか。カジュアルにもならず、だけどシワになりにくく、さらに自宅で洗えるボトムなんて、今の時代いくらでもあります。白T&サテンスカートのかわいい組み合わせは、なかなか代用できないけど……。そんなことをいっていたら、いつまでもワードローブは整理されないので、これはチャンスなのだと、決心してみました。

カジュアルスタイルだけでは生きていけないけれど

今の私にとって、いくらかわいくても、「手間がかかるアイテム」というのは不必要なのかもしれません。これは、私のめんどくさがりな気質も大きく関わっているかと思いますが、かといって、カジュアルなスタイルで日々過ごしたいというわけでもなくて(ここ重要!)。ちょっといいレストランで食事をするなら、華やいだ着こなしをしたいですし、仕事でハイブランドの展示会を訪れる際だって、服装はそれなりに気をつかいます。でもそんな機会は頻繁にありませんし、特別感は、組み合わせしだいで解決できるということに気づきました。これからは、組み合わせのパターンこそ減りますが、限られたワードローブの中でどんな着こなしができるのか、じっくり見直してみたいと思います。

【今日のひと手間】

スニーカー用のゴムひものパッケージと装着したスニーカー

コラムタイトルは「今日のひと手間」ですが、「手間のかかる」話で、もうひとつ。最近、スニーカー用のゴムひもを、ネットで購入しました。見た目はほとんど変わらないのに、着脱がぐーんとラクに! 履くのが面倒で敬遠しがちだったハイカットスニーカーの、救世主になっています!

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エディター

editor_kao

大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。

イラスト/柿崎こうこ

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