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2018.07.13

LINEの終わらせ方に困っていませんか?「既読スルー」に対するひとつの考察

スルーされると、相手の理由をあれこれ詮索したくなるけれど、そんなもやもや、もーやめた! 既読スルーに慣れましょう!

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
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スルーの理由は大したことじゃない

このコラムを始めてから、アラフォー女子に会うたび「デジタル系で困ってることは?」「何知りたい?」と聞いてます。そこでよく出てきた答えが、「LINEの既読スルーされたら?」「LINEの会話の終わらせ方」というものでした。

これだけLINEのやりとりが増えると、意識せずともスルーしていたり、どちらかが勝手に会話が終わったつもりで結果スルーになっていたり。で、私が今思っているのは、「そろそろ、既読スルーに慣れようよ」ということ。

つい先日、朝日新聞の投稿欄を見ていたら、12歳の女の子からのあるお便りが紹介されていました。中学で新しい友人とLINE交換をしたら、相手の女の子の自己紹介欄に「21時以降は返事しません。既読スルーするタイプです」と書いてあったと。投稿者は「私も同じ!」と書いていましたが、用がないのでまだLINEは送ってない、ということでした。

「スルーされた」と、ナーバスになる人がいるのも事実ですが、本人が思っているほど、「スルーするほう」の理由はさほど明確ではないもの。あえて言うなら「その返事、今じゃなくていいよね」「オフライン中です」とか、「別のことに関心が移ってるので、失礼〜」みたいな軽い感じが多いと思います。ほかに理由があっても、それ以上詮索するのは時間のムダ。

冒頭で答えてくれたアラフォー女子たちに、「じゃあ、自分はスルーする?」と聞くと、「案外やっちゃってるかも」とのこと。そんなもんですよね。いちばんよくないのはスルーされたことを深読みしすぎて、悩むこと。病むくらいなら、直接理由を聞けばいいわけですし。これは特に恋愛の場合ですけど。

必要があればLINEする、特になければ送らない。既読スルーで会話はお休み。そういうツールだと思っておけば、悩まないし傷つかない。LINE交友人数が増え続けることを考えれば、そう定義していかないと、パンクしちゃいます。

12歳の投稿者は、きっと実際の会話のほうを大切にするのでしょうし、早くからスルーの免疫ができていれば、悩みは半分くらいに減りそうな気もします。この世代ならではの、新しい定義ができてくるのでしょう。

そういえば、私が最近好きだった男性は、こちらが「今週は会えるときある?」って送ると、2〜3日スルーされて、ある日突然「じゃ、これからは?」って返ってきます。そのときの、うれしさ♡といったら、そりゃもう! 彼は確信犯なのかなんなのか、深読みはしないことにしてます。

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。Cancam.jpでは「インタビュー連載/ゆとり以上バリキャリ未満の女たち」、Oggi誌面では「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」など連載中。よろしければそちらも読んでくださいね。

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