【目次】
着こなし:選び抜いた安い服を組み合わせでさらに高見せ
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いかにも高そう! なアイテムと組み合わせる
安い服をどう高見えさせるか。最も端的な方法が〝高い服とコーディネートする〟です。単純。ポイントは、高ければいいのではなく「高そう」であること。うっとりするような素材だったりディテールだったり…。さすがにプリプラでは手に入らないであろう凝った感じが、着こなし全体をクラスアップ。逆にそういう服って、生真面目に着るとかえって老けて見えることもあるので、プリプラ服でカジュアルなムードを足すと、ウィンウィン♪
とろみブラウスを光沢パンツで華やかに盛り上げる
シンプルなカーキのスキッパーを、特別感のあるピンクのパンツでクラスアップ。美しいシャンタン生地が、大人のドレスアップへと導いてくれる。シャツ¥4,000(アダストリア〈ブリスポイント〉)パンツ¥17,000(CELFORD 新宿ルミネ1店〈CELFORD〉)ブレスレット¥18,000(essence of ANAYI〈MAISON BOINET〉)バッグ¥32,000(ハイブリッジ インターナショナル〈ファビオ ルスコーニ〉)靴¥54,000(アマン〈ペリーコ〉)
エレガントなブラウスがネイビーのタイトに色香を
プリプラでは無理…な繊細なリネンレースを取り入れて。スモーキーベージュの色合いも絶妙。ブラウス¥30,000(フレームワーク ルミネ新宿店〈フレームワーク〉)スカート¥4,900(センスオブプレイス バイ アーバンリサーチ キュープラザ原宿店〈センスオブプレイス〉)チョーカー¥3,000(ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティ店〈ビーミング by ビームス〉)バッグ¥45,000(TOMORROWLAND〈TOMMASO CANDRIA〉)靴¥29,000(ベイジュ〈PIPPICHIC〉)インナー/私物
ワントーンなら即、高見えきれい!
ワントーンの着こなしって、それだけでリッチ! 大人っぽい印象もあるから、アラフォーがすぐにでも取り入れたい必勝テクニックです。というわけで、〝黒以外のベーシックカラー〞を使って実践してみました。アイテムごとに素材に変化をもたせ、コントラストをつけることで、より着こなしに奥行きが生まれて。全体が品よくまとまることで、洋服の質感も、価格の低さも、なんでもないかのように、なじんでしまいます。
[ベージュワントーン]
やわらかなベージュトーンはだれからも愛される
ニットとスカート、どちらもリネンだけど風合いが違うものをチョイス。ニット¥6,900(ファイブフォックス カスタマーサービス〈コムサイズム〉)スカート¥24,000(CELFORD 新宿ルミネ1店〈CELFORD〉)ピアス¥19,000(TOMORROWLAND〈MINOUX〉)サングラス¥30,000(モスコット トウキョウ〈モスコット〉)ストール¥51,000(サーキュレーション〈ミーアンドカシミア〉)バッグ¥169,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈J&M デヴィッドソン〉)靴¥29,000(essence of ANAYI〈ファビオ ルスコーニ〉)
[ネイビーワントーン]
夏ならでは! マリンなネイビーワントーン
女っぽいオフショルダーブラウスに、マリンパンツでさわやかな風を。パンツのボタンに合わせて、アクセサリーもシルバーでクールにまとめると、大人っぽさが増す。ブラウス[ストラップ付き]¥5,900(キャンカスタマーセンター〈Monique〉)パンツ¥8,900(ファイブフォックス カスタマーサービス〈コムサイズム〉)バングル¥165,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈ソフィー ブハイ〉)バッグ¥32,000(アングローバルショップ 表参道〈アニタ ビラルディ〉)靴¥27,500(アマン〈ペリーコ サニー〉)
大ぶりのアクセサリーを身につける
薄着、かつプリプラで着こなしがもの足りなくなりそうな季節、アクセサリーは必要です。それも、小さいものを、ちまちま身につけるのでは意味がない。インパクトのある大ぶりなもので「アクセサリーしてます!」アピールをぐいぐいすることで、コーディネートの完成度がぐっと高まります。ボリュームアクセサリーが流行の今、特におすすめなのは、メタリック系とナチュラル系の方向性が違う2テイスト。着こなししだいでセレクトして。
ホーンやマザーオブパールの涼やかな素材が美しい。バングル[右上]¥17,000(TOMORROWLAND〈CATHS〉)[右下]¥37,000(TIARA〈ヘレン プライム〉)[左]¥6,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ユナイテッドアローズ〉)ペンダント¥22,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈キャッツ〉)
そぎ落とされたストイックなフォルムが、着こなしをモードに彩る。〝サスキア ディアス〟のチョーカー¥38,000・〝アニー コステロ ブラウン〟の丸形ピアス¥17,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター)U形ピアス¥10,000(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店〈ソコ〉)
かっちりとしたバッグと靴を取り入れる
高見えきれい、な着こなしに必要なのは〝キレ〞! 夏は洋服がシンプルになりがちなので、そこは小物に頼りましょう。カジュアルなムードがトレンドの今ですが、ここはあえてかっちりとしたバッグと靴をセレクト。それは洋服がプリプラなら、なおのこと。コーディネートのどこかに引き締まった部分をつくらないと、全体がぼんやりし、高見えきれい、とはほど遠い存在になってしまいます。バッグはスクエア形、靴はヒールが知性をプラスしてくれます。
素っ気ないくらいのデザインが、ちょうどいい。バッグ[白/縦17×横26×マチ9cm]¥49,000(ケイト・スペード ジャパン〈kate spade newyork〉)[ピンク/縦20×横29×マチ9.5cm]¥33,000(ANAYI)[キャメル/縦19×横24×マチ8cm]¥51,000(ハイブリッジ インターナショナル〈ファビオ ルスコーニ 〉)※サイズは編集部調べ。
ポインテッドトウや、サンダルならストラップタイプが◎。靴[グリーン/ヒール6.5cm]¥23,000(デミルクス ビームス 新宿〈エトワール×デミルクス ビームス〉)[白/ヒール4.5cm]¥30,000(ベイジュ〈PIPPICHIC〉)[グレー/ヒール9.5cm]¥14,000(ダイアナ 銀座本店〈ダイアナ〉)※ヒールの高さは編集部調べ。
今どきのメリハリシルエットを意識する
想像してみてください。上下ともに体にフィットした服を着ている人と、どちらかにボリューム感のある服を着ている人。圧倒的に後者のほうが、素敵だと思いませんか? シルエットが今どきでない人は、それだけで古く安っぽく見える。もう、洋服の価格の問題ではありません。だからこそ、安い服を着るときは、さらにシルエットに注意を払って。メリハリのある全身バランスが印象を引き上げ、価格以上の威力を発揮してくれるというものです。
マニッシュで女らしい、メリハリコーディネート
フィット感のあるコンパクトなリブニットに、ワイドパンツでバランスを取って。ニット¥13,000・カーディガン¥15,000(デミルクス ビームス 新宿〈デミルクス ビームス〉)パンツ[共布ベルト付き]¥5,800(アダストリア〈ブリスポイント〉)イヤリング¥2,590(YECCA VECCA 新宿〈YECCA VECCA〉)バングル¥12,000(ウノアエレ ジャパン〈ワンエーアールバイウノアエレ〉)バッグ¥3,990(AG バイ アクアガール)靴¥95,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター〈ポール アンドリュー〉)
クチュール感のあるブラウスは、タイトスカートで引き締める
大人の定番・プルオーバーブラウス×タイトスカートは、スカートをレースにすることで、さらにドラマティックに。ブラウス¥2,900(キャンカスタマーセンター〈Techichi TERRASSE〉)スカート¥20,000(エストネーション〈エストネーション〉)ネックレス¥8,000(ANAYI)バングル¥2,800(ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティ店〈ビーミング by ビームス〉)バッグ¥13,000(フラッパーズ〈マルシェ〉)靴¥55,000(アマン〈ペリーコ〉)
Domani2018年7月号『夏の「高見えきれい」こうつくる』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/坂根綾子 スタイリスト/望月律子(kind) 構成/湯口かおり