Q:夫にお小遣い、いくらが適切?
答える人/井戸美枝さん(ファイナンシャルプランナー)
A:金額ではなく手取りの10%を目安に
昼食や交際費などで、手取り金額の10%ほどが小遣いとしては適切でしょう。よく「3万円代が多い」「4万円はほしい」など金額で考えるケースも耳にしますが、それよりも大事なのは、もらう給料からの配分です。家計の積立貯蓄に15~20%は回したいところなので、それを差し引き、家計に必要な額を使ったとして、残りがお小遣いになります。内訳をしっかり把握しつつ、このご時世、年収が減ることもあるので、そのときは連動して減らします。年収600万円とすると、おおよそ月48,000円の小遣い。やりくりはキツいと感じるかもしれませんが、ともかく年収が下がらないように頑張ってもらうしかありませんね。
ファイナンシャルプランナー
井戸美枝
CFP®、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題をわかりやすく解説。社会保障審議会企業年金部会委員。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞で執筆。近著に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)
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