Q:小学生の息子がお小遣いアップを要求してきます…
答える人/井戸美枝さん(ファイナンシャルプランナー)
A:臨時で必要額だけプラス。電子マネーも便利です
まず基本は、毎月決めている金額内でおさまるようにして、プラスで必要な買い物は、学校関連などで必要だと判断した場合にだけ出してあげるのがよいと思います。そして、何にどれくらい使ったのかを、きちんと申告してもらうことが大事です。
いちばん心配なのは、使い道がよくわからないまま、お小遣いがなくなって、追加要求をされること。それを防ぐため、Suicaなど電子マネーに月の必要額を入れて渡し(ただしオートチャージできないもの)、その中でのやり繰りを考えさせるという方法もあります。電子マネーならネットで明細を見れば使い道が全部わかり、親が把握することもできます。ついでに、万が一失くしても再発行できますし(記名式Suicaの場合など)、現金をカツアゲされたりする心配もありません。追加チャージが必要になったら、最低額の1,000円だけ入れて、使いすぎを防ぐといいでしょう。
ファイナンシャルプランナー
井戸美枝
CFP®、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題をわかりやすく解説。社会保障審議会企業年金部会委員。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞で執筆。近著に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)
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