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2023.09.15

結婚するなら貯金はいくらあるといい? 結婚式にかかる費用などを解説【専門家監修】

 

結婚の話が出ると、気持ちが華やぐ一方で、気にかかるのがお金のことでしょう。結婚前の貯金で足りるかどうか、不安になる人もいるのでは? この記事では、結婚に貯金はいくら必要か、結婚にかかる費用と併せて解説します。

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結婚するなら、必要な貯金はいくらくらい?

結婚が決まると、挙式や披露宴、新生活の準備に向けて慌ただしくなる一方で、費用面が心配になってきますよね。結婚までに貯金をしていたとしても、実際何にどれくらいの費用がかかるのか、貯金だけでカバーできるのか不安になることもあるでしょう。

この記事では、結婚にどれくらいのお金がかかるのかを解説していきます。パートナーと話し合いながら、貯金だけで足りるのかも含め、マネープランを考えていきましょう。

「Just Married」と書かれた花のリースと黒い車の水彩画イラスト

結婚が決まったときの貯金平均額は、296.9万円

リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2022/全国推計値」によると、結婚費用として貯金をしていた人の貯金平均額(全国)は、296.9万円。全体的に見ると、200~300万円未満を貯金していた人が多く、次いで多かったのが、300~400万円未満の人でした。

同調査によると、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額平均は303.8万円でしたので、結婚式費用の大部分は貯金で賄えそうであることがうかがえます。

しかし、結婚にかかる費用は結婚式関連だけではありません。結婚式以外にどのようなお金がかかるのかもチェックしていきましょう。

参照:リクルート ブライダル総研 (zexy.net)|結婚トレンド調査2022 報告書(首都圏)

結婚にかかる必要には何がある?

結婚式を含め、結婚にかかるお金について項目別に見ていきましょう。まずは、結婚や婚約にかかる費用を解説します。

家のオブジェと瓶に入ったコイン

結婚や婚約にかかる費用:約375万円

結婚や婚約にかかる費用としては、次のものが挙げられます。目安となる金額は、リクルートのブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2022/全国推計値」の平均額を参考にしています。

・婚約指輪:35.8万円
・結婚指輪(二人分):26.1万円
・両家顔合わせの費用:6.6万円
・結納式の費用:16.6万円

 

婚約指輪の平均購入額と結婚指輪二人分の平均購入額に差がありますが、結婚指輪は普段使いを意識したものが多いため比較的安価な傾向にあります。一方で婚約指輪は、ダイアモンドやパールなどジュエリーを使っているものが一般的なため、結婚指輪に比べて価格は高めと考えておきましょう。

両家顔合わせや結納式は、しないカップルもいます。結納式はしないけれど、両家顔合わせはしたという夫婦が増えていますので、今後もそのスタイルが主流になるかもしれません。

前述したように、挙式、披露宴・ウエディングパーティーの総額平均は303.8万円ですから、これに指輪や顔合わせなどの費用を加算すると、約375万円はかかることになります。

新婚旅行の費用:約30万円

常陽銀行が2020年に行った調査によると、新婚旅行にかかった費用の総額で最も多かった価格帯は30万円~50万円の35.7%、次いで10万円~30万円が32.2%と微差で半数以上を占める結果に。

コロナ禍の影響もあり、新婚旅行を控える夫婦も多い傾向にありましたが、今後は増えていくでしょう。以前のように社会活動が活発化すると、海外旅行や国内旅行の需要はかなり増えると考えられます。

今は円安ということもあり、以前より海外旅行はお金がかかる可能性も。現地での食事代など、思う以上にお金がかかるかもしれないため、予算は多めに見積もることをおすすめします。

参照:新婚旅行の予算はいくら?人気の海外の旅費目安や節約方法も紹介|常陽銀行

手を繋いで砂漠を歩いている二人のイラスト

新生活にかかる費用:約100万円

新居を賃貸で借りる場合は、地域によっては敷金や礼金などのお金が別途かかります。また、家具や家電の購入費用や、引越し費用なども考慮すると、約100万円はかかると考えておく方がよいでしょう。

また、新居を購入するのであれば、かかるお金はさらに増えます。頭金や火災保険、住宅ローンの信用保証料などの諸費用など、100万円単位でお金がかかると考えておきましょう。

結婚にかかる費用の総額は、約500万円

ここまで紹介したように、結婚にかかる費用としては、結婚式から新居、旅行などを含めると約500万円を見ておく方が賢明でしょう。貯金だけでまかなえない場合は、何かしらの費用を抑えるなどしながら、調整していくことになります。

親や親族からの援助や、ご祝儀でまかなうことも意識するといいですが、注意したいのは、挙式費用などは前払いになるということ。ご祝儀は結婚式後に入るお金ですので、支払いが間に合わないことが多いでしょう。その場合は、親や親族に一時的に立て替えてもらうなどし、支払いを済ませなければなりません。

また、結婚してからもお金がかかるということを忘れてはいけません。結婚式や旅行などでお金を使い過ぎ、新生活がはじまったら貯金がないという状態は避けたいところ。結婚準備をする際は、パートナーと予算や貯金についてしっかりと話し合い、後で困るということがないようにしたいですね。

参照:りそなグループ|結婚までに必要な貯金額は?結婚式費用や平均貯蓄額から計算
   リクルート ブライダル総研 (zexy.net)|マーケットを読む・調査データ

結婚に向けて貯金するには?

結婚に向けて貯金をしたいという場合は、手順を踏んでおくと効率的です。結婚後も家計管理はついて回りますから、これを機にお金の管理に慣れていきましょう。

砂浜の上に置かれた2つのリング

まずは支出の把握から

お金の管理をするうえで必要になるのが、支出の管理です。自分が収入をどのように使っているか、それを知ることで、無駄な支出を省き貯金に回せるようになります。

まずは、1か月の収支を記録していきます。家計簿やスケジュール帳に書いてもいいですし、ソフトやアプリを使うのも。家計管理は、継続してデータを取ることが大切。自分が記録しやすいものを見つけ、まずは3か月継続するようにしてみてください。

支出の記録に慣れてきたら、予算を立てる

支出の記録に慣れてきたら、一度家計簿を見直してみます。どのようなことにお金を使っているかがよくわかるのではないでしょうか。この買い物は無駄だったなと思うものがあればチェックをし、なぜ無駄だと思うのかを記録しておくといいですね。

また、自分がどこで買い物をしているか、それもチェックしてください。同じ商品でも、お店によって安価で購入することができる可能性があります。また、ネットスーパーやコンビニではついつい余分に買い物してしまう…という人もいるでしょう。改善できる点があると気づいたら、どこで買い物をするか意識してみるのも一つの方法です。

買い物の傾向がつかめたら、食費や日用品の予算を考えます。予算を決めたら、予算内で支出が収まるようにしていきましょう。

目的別口座を開設し、貯金する

貯金に回せるお金があれば、積立専用口座を開設して、そこに入金していくという方法も。その口座に入れるお金は別会計とし、普段は触らないようにします。お金を引き出しにくいタイプの口座もありますので、いろいろチェックしてみるのがおすすめです。

最後に

結婚が決まったときの平均的な貯金は、296.9万円です。結婚にかかる総費用は約500万円とされていますので、貯金だけではまかなえないということも。その場合は、結婚にかかるお金を見直し、費用を抑えながら準備を進めることになります。結婚後もお金はかかりますから、その点を意識し、パートナーとしっかりお金について話し合うようにしてください。

益田瑛己子

ライター・キャリアコンサルタント・ファイナンシャルプランナー。金融機関の営業職として長年勤務し、現在はライター(ブック・Web)として活動中。3人の子供が自立し、仕事と趣味を謳歌している。
ライター所属:京都メディアライン

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