ポイ活とは?
お得にお買い物ができることから、節約術やお小遣い稼ぎとして注目を集めているのが「ポイ活」です。たとえ意識的に取り組んでいなかったとしても、生活の中で自然に行っている人もいることでしょう。まずは言葉の意味を解説します。
ポイントをお得に利用する
「ポイントを貯めて、生活のために役立てる活動」をポイ活といいます。一般的にポイントは、買い物やサービスを利用することで加算されます。ポイント制度を実施している企業の会員になり、ルールに従って提供されているサービスを利用することで、ポイントがたまる仕組みです。
たまったポイントは、同じ企業の店舗のみでしか利用できないものもあれば、ポイントサービス加盟店ならどんなお店でも使えるタイプもあります。例えば、ドコモの「dポイント」やCCCマーケティング株式会社が展開する「Tポイント」などは、飲食から美容、娯楽施設まで、幅広い施設で利用することができる代表的なポイントサービスです。
さまざまな場面で活用できる
ポイントには、一定以上ためることで商品券が発行されるもの、商品購入時に割引できるもののほか、特定の商品やサービスと引き換えられるタイプなどがあります。さらに、スマホや公共料金の支払いにあてられるものであれば、生活にかかる必要経費を節約することも可能です。
ほかにも、例えば「楽天ポイント」であれば、ショッピングに利用する以外に、投資信託商品を購入し資金を増やす元手として利用することもできます。
このように、一見同じようなシステムに思えても、企業によって内容はさまざまです。自分にマッチしたポイントサービスを利用することができれば、上手にお小遣いをためることができるでしょう。
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ポイ活のメリット
ポイ活を始めるにあたり、どんなメリットがあるのかを知っておくと、よりモチベーションが高まります。ポイ活の魅力を知るために、メリットについて理解を深めましょう。
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スキマ時間にサクッとできる
ポイントを得る方法はサービスによってさまざまですが、時間や手間をかけずにためられるものがほとんどです。支払い時にポイントカードを提示したり、クレジットカードを使用することでポイントが加算される場合が大半ですが、スマートフォンのアプリにログインするだけでポイントがもらえたり、簡単なミニゲームに挑戦することでポイントが獲得できるものもあります。
普段の買い物時はもちろん、通勤や家事の合間などのスキマ時間に手軽にポイントがためられるのは、大きなメリットといえるでしょう。
ちょっとした節約になる
ポイ活を行って、たまったポイントを自分のほしい物の購入にあてることができれば、家計や自身のお小遣いの節約にもつながります。
例えば、100円の買い物につき1ポイントがもらえるケースについて考えてみましょう。1ポイント1円に交換できると仮定すると、1000円分の買い物で10円分のポイントがたまります。一度にもらえるポイントの量は少なかったとしても、積もり積もると大きな金額になります。「ポイント5倍デー」などの還元率が高いときに利用すれば、さらに多くのポイントがもらえてお得です。
何も気にせずに生活必需品を購入するよりも、少し心がけて買い物をするだけで、自分のお小遣いにできるお金を増やすことができるのです。
家計を見直すきっかけになる
ポイントをためるようになると、どれくらいポイントがたまっているかチェックしたくなるものです。すると「何にどれだけお金を使用したか」に関しても、同時に知ることができます。定期的にポイントの獲得履歴をチェックすれば、どんなサービス・商品にお金を支払ったのかが明確になり、家計を見直すきっかけにもなるのです。
「無駄な買い物をしてしまっていないか」「もっと安く購入できる手段があったのではないか」「ポイントが倍になる日に買えばもっとお得だったかも」など、支出管理に対しての意識が高まれば、家計管理にも役立ちます。
ポイ活を効率的に進める方法
ポイントを上手にためて、お小遣いの足しにしたいと考えるなら、効率よくポイ活を進めていくことが重要です。ポイントをためる際に知っておきたいコツを見ていきましょう。

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日常の買い物でクレジットカードを使う
クレジットカードで支払いをすると、クレジットカード会社や施設のポイントがもらえる場合がほとんどです。そのため、これまで現金でしか買い物をしなかった人の場合、支払方法をクレジットカードに替えるだけで、ポイ活になります。
還元率やポイントが与えられる条件はカード会社によってさまざまですが、クレジットカードのポイントシステムは、多くの場合「カードを利用するだけでポイントが加算される仕組み」です。
コンビニ・スーパー・ドラッグストア・飲食店での日常的な買い物はもちろん、家賃や公共料金などもカードでの支払いに変更すれば、効率よくポイントをためることができます。使用する店舗や対象の商品によって還元率が変わることがあるので、カード会社から提供される情報をよく確認しておくことが重要です。