そもそも「優しさ」ってどういう意味?
「優しさ」とは、一体どのようなことを表す言葉なのか改めて確認してみましょう。
辞書的な意味としてまず一番に浮かぶのは「他人に対しての思いやりがあり、情がこまやかであること」「性質が素直でしとやか、温厚なこと」ではないでしょうか。主に人の性格を表現する時に用いられますね。
また「姿や様子が優美で上品なこと」や「刺激が少ないこと」なども「優しい」という言葉で表現することができます。たとえば「地球に優しい○○」や「肌に優しい化粧品」などの文言を耳にしたことはありませんか?
「本当に優しい人」って、どんな人?
「優しさ」をもつ人の特徴を見ていきましょう。自分に足りない部分を補うことで「本当に優しい人」に近づくことができるかもしれません。
相手の気持ちを考えられる
自分のことだけではなく、常に相手の立場を想像して物事を考えられる人。自分以外の人がどのように思うかを考えられる余裕が「優しい人」のもつ第一の特徴でしょう。自分本位で相手が嫌がることや不快に思うことは、決してしません。人の心の動きや表情を見逃さず、さりげなく気遣ってくれたり、助け舟を出してくれることもあります。
話をしっかりと聞く
自分が話すことよりも、聞き上手の人が多いようです。話しを途中で遮ったり批判をせず、相槌を打ちながら共感してくれるので、「この人に話して良かった!」と思わせる安心感があります。ただ聞くだけ、肯定するだけのイエスマンではなく、相手にとって必要だと思う時には、的確な意見を言ってくれるクレバーさもあるのです。
人の幸せを喜ぶ余裕がある
日常や人生の節目の嬉しい出来事を、自分のことのように喜んでくれる共感力があります。相手の気持ちになりお祝いしてくれる素敵な人が多いでしょう。よろこびごとだけでなく、困っている人に自然と手を差し伸べたり、悲しみに寄り添う絶妙さも魅力です。
気分や相手により態度を変えない
誰にでも感情に任せて怒ったり、不機嫌になったりしない安定感があります。物腰が柔らかく、いつも穏やか。乱暴な言葉を使わず、温厚な言葉選びをします。二面性がなく、不平不満や人の悪口を絶対に陰で言いません。意見があればダイレクトに伝えてくれます。
思いやりのアドバイスができる
肯定することだけでなく、必要だと思う場合には意見を言える軸があります。感情に任せず、否定的ではないアドバイスが上手なので人望があるでしょう。見てみぬふりをせず、良くないことは良くない、危険なことは危険と真実を伝えられる強さを持ち合わせています。
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見返りをもとめない
自分自身への利益や見返りを求めないのが何より「本当の優しさ」からくる行動。自分自身も精神的に安定しているからこそ、他者を気遣える余裕を持っています。