こんにちは、editor_kaoです。
もう聞き飽きたネタかと思いますが、今年は6月から猛暑。東京も、連日30℃を越えるなど、真夏のような天候が続いいます。
まだ7月に入ったばかりだというのに、すでに着るものに困っている……。いや困っているというより、考えたくない!ワードローブから、なるべく風通しのいいものを選び、それをひたすらローテーションする日々です。「春になったら着るんだ!」と、はりきって待機させていたジャケット類が、さびしそうにクローゼットに納まっていて。あぁ、かわいそう。
こんなに暑くては、ジャケットなんて着たくない!でもきちんとはしたい!
先ほども、電車に乗る際に、下車する若い男性とすれ違ったのですが、「何!?あっつ~」と叫んでおりました。気持ち、わかります。駅のホームが太陽に照らされまくっていたので、車内との寒暖差が想像以上だったかと。外がそんな感じだから、仕事のときも、ジャケットを羽織ろうという気持ちにはなかなかなれません。ジャケットマストのお仕事をされている人には、本当に頭が下がります。みなさま、熱中症にはくれぐれも気をつけて。
便利で簡単!暑い日のセットアップ風スタイル
そういったわけで、猛暑時に私が選ぶ着こなしは、タイトルにもある「セットアップ風スタイル」です。あくまでも「風」で、つまりはトップスとボトムス、上下をほぼ同じ色でそろえるだけ。だって本当のセットアップを、いくつも用意するのは大変だから。はい、大した発想ではありません。いってしまえば、ただのワントーンスタイル。ただこちら、「着こなしに頭を悩ませなくてすむ」「適度にきちんと見える」「おしゃれしているふうにも見える」と、通勤スタイルに限らず、なかなか便利な組み合わせなのです。本当のセットアップほど決まりきっていないのも、肩の力が抜けててよし。グレーのカットソーにグレーのパンツ、それに白いスニーカーを合わせるだけで、なんだかほら、都会的ではありませんか~。
王道の黒×黒も、もちろん有効です。ネイビー×ネイビーだっていい。ネイビーの場合は、許されるならボトムをデニムにしても、軽やかでかわいいですよね。さらにおすすめは淡いトーンの組み合わせで、ライトブルーやペールイエロー、ピンクベージュなどにすると、セットアップ風スタイルの中でも、より凝った雰囲気に。ボトムをスカートにすればフェミニン度が高まり、かなりきちんと見えるのではないでしょうか。アイテムの種類も、特に選びません。トップスならシャツやブラウス、ニットやカットソー。ボトムはパンツでもスカートでも。
ただし、小物は少しだけ注意が必要で……
とはいいつつ、このセットアップ風スタイル、小物使いには少し工夫が必要です。服がシンプルな分、どこかにインパクトがほしいところ。それを小物でフォローしていくのがベターです。まぁ、それほど難しい話ではなく、最初に書いたようなグレーのセットアップ風スタイルに白いスニーカーを合わせるとか、ネイビーのトップスにデニムを合わせたら、黒やベージュのベルトをあしらうとか。全身がのっぺりしないよう、どこかにアクセントを加えると、着こなしの完成度が高まります。アクセサリーも、ある程度身につけたほうが、手を抜いているように見えません。特にバッグと靴は、どちらかは必ず服と違う色にしないと、おそろいすぎてコワく見える可能性も。これは、黒い服を着たときに陥りがちなので要注意です。「結局、いろいろルールがあるじゃん!」という苦情は、どうか心の内に秘めていただいて……。

見た目もすっきりした印象ですし、何度もいうけど、複雑なコーディネートを考えなくていい。まずは手もちのワードローブから、どんな組み合わせができるか考えてみてはいかがでしょう。猛暑の日のライフハック、ぜひお試しを!
【今日のひと手間】

バレエシューズを、自分でマイナーチェンジしてみました!今さらながら、リボンの部分がちょっと甘いと感じてきて(あたりまえ)。いつだったか、どこかのブランドで見た「固結びディテール」にしてみることに。リボンをほどき、固結びして余計な部分をカット。なんだかシックな雰囲気になってませんか?「もう飽きちゃったよ~」というバレエシューズがあったら、こんなアレンジをしてみるのもおすすめです!
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
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