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FASHION おしゃれプロ

2025.06.07

バッグだけが、着こなしに合わないのはなぜ?【今日からは、自分のために服を着たいvol.99】

今回は、自分自身や街で見かける人の装いを見て、ずっと答えが出ない“着こなしの悩み”について。

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こんにちは、editor_kaoです。

自分のことや、街中で見かける人のことで、いつまでも解決できない着こなしのテーマがあります。

がーん、エレガントな服にぴったりなバッグがない!

それは、洋服に対してバッグのテイストが合わないという悲劇。あれ、どうしたらうまくいくのでしょう。私が特に悩むのは、エレガントな着こなしをしたいときです。華やかなフラワープリントのワンピースや繊細なシアー素材のブラウス、ふわっと広がるフレアスカート。ワードローブから取り出し、パールネックレスをあしらったりして、「よし、うまくいってる!」となったところで、ハッと気がつくのです。がーん、この着こなしに合うバッグがない……。

厳密にいうと、ないわけではないのです。ただ、その日必要としている荷物の量が、合わせたいバッグに入りきらない。女らしい着こなしをするときは、どうしたってバッグも小さくなりがち。だけど実際には打ち合わせの資料もあるし、PCも持っていかなくてはならないし……。となると、本当に合わせたいバッグを泣く泣くあきらめて、A4サイズが入る、いつものトートバッグを手にすることに。じゃあ全体のバランスを考えて、足元はポインテッドトウの靴を合わせたかったけど、スニーカーにするか……。とかしていると、着こなしの印象が、当初の予定とはどんどん違う方向へとなってしまうことって、ありませんか?

着たい服と荷物の量がつり合わない

つまり、その日着たいコーディネートに対して、荷物の量がつり合わないわけです。これが、カジュアルだったりメンズライクな着こなしだったら問題ありません。荷物が入る、大きなバッグを持てばいいのですから。だけどエレガントな着こなしはややこしい。ではほかの人は実際にどうしてるのかと、正解を求めて街を見渡してもみるのですが、洋服は花のように可憐なのに、バッグだけはやたら実用的な人の多いこと!彼女たちが悪いんじゃない、荷物の多さが悪いのです。お気持ち、お察ししますー。

エレガントな着こなしがマストな日

私も、スケジュールよっては、どうしてもエレガントな着こなしを求められるときがあります。たとえば日中に展示会や打ち合わせが続くのに、夜は会食がある日など。昼間は大量の資料を持ち歩き、それをどこかへしまう余裕もなく、そのままレストランへ。これがホスト側なら、まだマニッシュなジャケットスタイルなどにすれば問題は解決するのですが、ゲスト側だった場合、多少華やかな雰囲気を演出しないと失礼かしら?とも思ったりするので、難しい。ジャケットスタイルにしても、襟元に大ぶりのネックレスをするとか、インにボウブラウスを合わせるとか、どこかに盛った感じは必要ですし、そうなると結局着こなしにエレガントな雰囲気が出てしまって、大きなバッグが合わなくなる。問題が解決にたどり着いていないどころか、あれ、考えすぎていろんなことが一周してない?

ワタシ流!ふたつの解決方法

そんなときに私が取り入れているのは、ふたつの方法です。ひとつは「いちばん持ちたい小さいバッグに、サブバッグをプラスする」こと。エコバッグ的な、薄手な布製のものを資料用にして、「あくまでもこれはサブなんです」というように見せる。サブなので、しっかりしすぎてはいけません。メインの小バッグを凌駕しない、ちょっと頼りないくらいの質感のほうが、黒子感が高まります。そう考えると、世の中には「マイクロバッグ」と呼ばれる、何も入らなそうな極小サイズのあれも、意外と便利かも。エレガントな着こなしに、まずはマイクロバッグを合わせて着こなしを完成させる。で、必要な荷物はサブバッグに任せれば、洋服とバッグのちぐはぐは解消できますから。

もうひとつの方法は「かごバッグの活用」です。かごバッグは、大きくても女らしさのある稀有な存在。ややカジュアル感は否めないので、本当にフォーマルなシーンでは避けますが、そこまでじゃない場合は、容量のあるかごバッグを登場させます。王道のナチュラルな素材も素敵ですし、POPなメルカドバッグも、色を抑えれば普段の着こなしに合わせやすい。かごじゃないけど、レザーのメッシュバッグなら、さらにきちんと感は高まります。あ、だからここ数年、ハイブランドからも続々とかごバッグが登場しているのかしら。

せっかくエレガントな着こなしをしたいのに、最後にバッグで残念なことにはなりたくありません。仕事の日はどうしても規制が出てしまいますが、いろんな工夫でトータルコーディネートをよりよくできたら!そんなふうに感じるのです。

【今日のひと手間】

エレガントな服うんぬんの前に、私とメルカドバッグのお付き合いは、かなり長いです。いちばん手にしているのは、もう5年以上愛用しているホワイトの“レトラ”。A4サイズがラクラク入るサイズで、同型のモノトーンやレッドも所有しています。左は、なんと25年くらい前にドイツのベルリンで購入したもの!カジュアル感が強いのでシーンは選びますが、グリーンとオレンジの配色がお気に入り。ビニール製なので雨の日ももてるから、梅雨時期にも活躍するんです。

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エディター

editor_kao

大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。

イラスト/柿崎こうこ

 

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