こんにちは、editor_kaoです。
フリーエディターという仕事柄、普段は通勤ラッシュにもまれない、甘えた生活を送っているのですが、この間、用事があって月曜日の朝7時30分、まさに混雑のピーク時に、東京メトロ有楽町線に乗る機会がありました。
駅のホームにあふれる、黒リュックの人々
日々、過酷な通勤を強いられる方々に敬服しながら、駅のホームで乗り換えの電車を待っていて驚いたのが、世代性別を問わず、リュックで通勤している人の多いこと!これが表参道あたりの、通勤スタイルに縛られない仕事をしていそうな人だったらなんとも思わなかったのですが、そこは有楽町・銀座方面に向かう電車。しっかりスーツだったり、女性でもきれいめなコーディネートで、堅い職業に思えるような人も多く、それでもけっこうな割合でリュックだったのです。そしてほとんどが黒。黒なら通勤でも許されるのかな。
思えばファッションメディアでも「外勤派の通勤リュック」のような特集を、よく目にします。かつては働く女性のリアルコーディネートを、丸の内あたりでリサーチしていたこともありましたが、これほどまでにか!と、妙な感動が。まあ両手が空きますし、最近はPCを持ち歩くことも増え、荷物そのものが重いので、バッグで手にするより圧倒的にラク。特別な事情がない限り、リュックを選んでしまう気持ち、わかります。
リュック通勤の日、着こなしのバリエーションが浮かばない
ただ私が疑問に思ったのは、通勤バッグをリュックにしてしまうと、服選びが限られないのか?ということ。もはやリュックを軸にして、着こなしを考えるのでしょうか?
なぜこんなことを思ったかというと、実は私自身も最近、黒いリュックを買ったばかりだったから。そして休日はいいものの、仕事に行く際の着こなしに、非常に困っているのです。朝の有楽町線に乗った日も、そのリュックを身につけていて、その日の着こなしは確か、黒のコート、グレーのニットとパンツ、そして白いスニーカー。モノトーンのパンツスタイルなら、黒のリュックを合わせるのに間違いはありません。が、白いスニーカーを履いているようなカジュアルな女性は、有楽町線にはいなかった(と思う)!足元も暗い色だと全身が重く見えてしまうと、私のコーディネートのポイントは、まさにココだったのに。そしていまだに、コーディネートのバリエーションもほとんどなく、結果リュックの出番が、そんなにないんです(今のところ、週に1~2日くらい)。だから毎日持っているであろう方々は、どんな着こなしをしているかに、シンプルに興味があって。それとも“通勤リュックはそういうもの“と割り切って、着こなしとのバランスは、ある程度スルーしているのでしょうか。でもせっかくなら、リュックがコーディネートになじんでいる組み合わせをしたいものですが。
カジュアルすぎないリュックスタイルを模索中!
試しに#通勤リュックでネット検索してみたら、出てくる出てくる、コーディネートの数々。なるほど、納得がいったりいかなかったりして、なかなか面白いです。春、アウターを脱いだらコーディネートの幅も広がりそうですし、自分なりの着こなしが見つかるかもしれません。目指すは、カジュアルすぎない着こなし!私の通勤リュックスタイル、まだまだ研究が必要そうです。
【今日のひと手間】
と、いうわけで私が購入したリュックはこちら!“マーガレット・ハウエル”と“ミズノ”のコラボモデルです。軽量&はっ水加工素材で、シンプルなデザインとサイドポケットがあるところに惹かれました。あと理由は不明ですが、スポーティだけどきれいめなスタイルにも合うデザインが決め手に。

エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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