こんにちは、editor_kaoです。
いろんなスケジュールの都合で、1月はほんっとうに忙しかった!例年、こんなことはあまりないのですが、仕事始めから1か月、なんとか駆け抜けました。ふー。
ワントーンのパンツスタイルに飽き飽きする日々
これまで手がけたことのないジャンルの特集を担当したり、急なインタビューが入ったり、期限が遅いのをいいことに原稿をほったらかしたりして(つまり自己責任)、結果、ずっと締切に追われるような日々。そうなると、毎日の着こなしにまで気がまわらず、必然とワンパターンになっていきます。グレーのニット×グレーのパンツの組み合わせ(もしくはその黒バージョン)、どれだけ着たかしら……。
さらに最後のほうは、よりストレスのない生活をしたくなり、禁断のニットパンツで出かけてしまった日も。でもやっぱり、仕事のシーンで、さすがにこれはよくない。もう部屋着じゃん、と、反省したのです。ただ、同色のニットとパンツの組み合わせを着続けるのも手抜きすぎるし、何より自分が飽き飽きしている。そこでふと思いついたのが、同じワントーンでも「ボトムをスカートにしてみたらどうだろう」ということでした。ある編集部に、100%スカート派の方がいらっしゃるのですが、いつもエレガントな着こなしをされているのを横目で見ながら、どこか参考にしたいなと思っていたのです。ちなみにここでいうスカートは、ふくらはぎ丈くらいの、タイトかAラインシルエットのことで、カジュアルなボリュームのあるマキシ丈などは含まれていません。
スカートをはくことで、予想していなかった効果が
そうしたらそれが、想像以上によく。
それまで、なんとなくパンツスタイルのほうがラク!と思い込んでいたのですが、ぴたぴたのナロースカートでもない限り、ストレッチ性のある素材なら、そこまでではありませんでした(余談ですが、ニットパンツは部屋着チックだけど、ニットスカートはそうでもないのも高ポイント)。さらにいよいよ寒さが本格的になり、パンツにソックスを合わせるより、スカートにタイツをはいたほうが暖かいことにも気づいたのです。そしてそして何より、スカートスタイルのほうが、カジュアルさが軽減されるぶん、きちんとして見える……。
不思議と自分の中でも、ちょっと背筋が伸びる感じがありました。最初は周囲に対してのマナーのつもりだったのですが、意外と自分の心持ちを仕事モードへと導く役割にもなっていて。冬にあまりスカートをはかないというのもあるかもしれませんが、「なんか私、ちゃんとしてる!」という気分に。朝、自宅マンションのエレベーターの鏡に映る自分を見て、シャキッとしていることに驚いたくらいです。
そういうわけで、2月に入った今も「仕事ではスカートスタイル」ブームが続いています。ちょっと範囲を広げて、ジャンパースカートやワンピースにしてみることもありますが、どれも新鮮な気分。春が来る前に、まだ着ていなかった冬のワードローブを、活用することもできました。忙しいときこそ、スカートを選んでみる。これ、本当におすすすめです!
【今日のひと手間】
スカートをはくのときのタイツは、肌あたりのいいコットンブレンドのものが多いです。普段、ストッキングを着用する習慣がないので、化繊のタイツというのがやや苦手。グレーやベージュ系はグラデーションでそろえておいて、ボトムと靴とのバランスで、色を選ぶようにしています。

エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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