こんにちは、editor_kaoです。
現在私、いろんなことに「ケチ」にならないよう、意識しています。これは今年の初めに思いついて、期間限定になるかもしれませんが、挑戦してみようかと。
もちろんこれは「贅沢しまくるぞ!」ということではなく。小さい話でいうと、たとえば外でランチするとき。AとBのセットがあったとして、いちばん食べたいのはAだけど、プラス料金がかかる場合ってありますよね。これまでは「ランチにそんなに高いものを……」と、Bを選ぶこともあったけど、妥協せずAを選んでみよう!みたいな話です。
ほかに私がケチってしまいそうなものでいえば、旅先のホテルや、お家で飲むワイン、バスルームのタオルなどなど……。だってこれらは、安くてもいいものが見つかってしまうから。それでいえば、服を買うときも!ベーシックアイテムだと、プチプラブランドにも似たようなものがあるけれど、自分が妥協していると感じたら、あえてもうワンランク上のものを選ぶようにしたいんですよね。
ケチ思考が、あたりまえになるのが怖い
とはいうものの予算も限られていますし、無理のない範囲でのことですが(だから期間限定かも)、なぜこんな思考になったかというと、細かいことでケチケチしていると、心が狭くなり、いつかほかの大切なものを失うのでは……と、心配になったからなのです。
もし私が「大きなローンがある」「絶賛子育て中」といった場合だったら難しいかもしれませんが、今はどちらでもないので、多少の余裕がある。それなら一旦、ケチることをやめてみてはどうだろうと考えたわけです。もしかしたらお金には代えがたい、人生にとって貴重な体験を得られるかもしれないから。
歌舞伎の一等席で得た感動が、忘れられなくて
先日、それを実感した出来事がありました。友人に誘われて、大阪まで歌舞伎を観に行ったところ、席が一等席だったんです。さらにセンターかつ前のほうの、かなりの良席に座れ、役者の細かい動きや表情までが間近に見て取れ、本当に感激しました。歌舞伎をちゃんと観るのが初めてだったので、とてもよい経験になったと思います。正直チケット代は……でしたけど、また観に行きたいですし、もし舞台がよく見えない席だったら、もう一度行きたいと思わなかったかもしれません。今でもときどき、あの日のことを思い出すくらい、とても豊かな時間が過ごせました。
自分に気前よくして、人としての品位や懐を養う
これは私だけかもしれませんが、ケチることがクセになると、人間関係すべてにおいてもケチになってしまいそうです。たとえば誰かに何かを頼まれたときに、いちばんに代償のことが頭の中によぎるようにはなりたくありません。人としての品位や懐は、そういったところで問われるのではないでしょうか。だからまずは自分自身に気前をよくすれば、いい意味で損得について鈍感になれるかも、と思ったのです。……え、この作戦合ってる?ここまで書いてみて、よくわからなくなりました。
子どものころから両親に「慎ましく生きろ」と教えられて育ちましたが、慎ましいとケチは、まったく違う。ここを取り違えず、さまざまなことに寛大になる訓練をしながら、人として成長できたらなと思います。
【今日のひと手間】
出かける前(もしくは帰宅後すぐ)にシャシャッと便利!シート状になったスニーカーとレザーシューズクリーナーを使っています。靴のお手入れって正直面倒だけど、これならこまめにケアできそうです。旅先に持って行っても便利!

エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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