こんにちは、editor_kaoです。
私のインスタグラム@editor_kaoを見てくださっている人はご存知かもしれませんが、少し前に、仕事で京都に1週間ほど滞在していました。これまで2泊程度の出張はあったものの、1週間(厳密には5日間)は初めて。取材先も、寺社から伝統工芸のアトリエ、喫茶店、ラーメン屋さんなどジャンルが広く、着こなしのテンションも工夫が必要です。
そういったわけで、今回は私が出張ワードローブをどう構築したかを、ご紹介してみたいと思います。
【目次】
初めて真剣に、旅のワードローブを考えてみた
元来めんどくさがりで、旅支度というものが苦手なのですが、さすがに今回ばかりは計画的にワードローブを考えなくてはなりません。
取材先に対して失礼でないコーディネート、さらに5日間という期間を考えると、自分自身が着ていて飽きないことも大事です。だからアウターは2枚ほしいですし、靴だって2足は必要。となると、それなりにスーツケースのスペースを占めるので、ほかのアイテムは最低限に抑えなくては。そこで私が最初に思いついたのが、普段からよく着ている「ワントーンスタイル」を基準にすることでした。
適度にきちんと見えるワントーンスタイルを軸に
なかでも最も活躍しているのが、グレーのワントーンスタイル。冬ならクルーネックニットとパンツの組み合わせが多く、これはほうっておいても週に数回は登場する着こなしなので、飽きることもありません。そして何より、ワントーンはきちんと見える!
まずはこちらを基本に、グレーと相性がいい、ネイビーのワントーン(こちらはカーディガンとパンツ)も追加。グレー×ネイビーの配色に、組み替えて着ることも可能です。これで計算上は、4つの組み合わせが楽しめることになります。
簡単に印象変えできるアクセントアイテムを加える
ときにはワントーンスタイルに、インをプラスして印象アップすることも。たとえば白地に黒のドットブラウス。ニットの下に忍ばせれば、襟元に華やかな雰囲気が生まれます。特にブラウスは、ニット一枚よりもきちんとした雰囲気が高まるので、お寺の取材時に着ていきました。そのほかボーダーカットソーや白Tなど、顔まわりが明るくなるようなトップスが数枚あると、着こなしに幅が出てきます。
小物はすべて、黒に統一する
最後に、バッグや靴はどうするか。これはもう、グレーとネイビーどちらの服にも合う、黒で統一することにしました。本当はブラウンのほうが合うなと思う着こなしもあるけど、旅先なのでがまん!ただしテイストは、バッグならレザーのショルダーとメルカドバッグ、靴はローファーとモックシューズと、きちんととカジュアル、両方のスタイルがカバーできるよう、真逆のものをセレクトしました。ちなみにアウターもテイストが真逆な、黒のウールコートとエクリュのダウンを着回すことに。
出張スタイルは、普段の着こなしの延長で
まずはワントーンを中心にして、少しだけ必要なアイテムを加える。このワードローブの組み立て方、実践してみて、予想以上に成功したなというのが正直な感想です!あとは、たとえばディナーの予定があるならワンピースを一枚投入するとか、スケジュールによって微調整していけばいいのではないでしょうか。出張に限らず、プライベートの旅でも活用できそうな方法なので、(年が明けたばかりだけど)もし次に旅へ出ることがあったら、参考にしてみてください!
【今日のひと手間】
こちらが京都へ持って行った、大体のワードローブです。コーディネートを考えながら、インスタグラムでも紹介しようと撮影も。これが、頭の中が整理されてよかった!テイストの違う靴を2足用意したのも大正解で、取材を終えてホテルに戻ったら、足元だけカジュアルにして再び出かける、なんてこともしていました。

エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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