こんにちは、editor_kaoです。
この原稿を書いている今、世間はまさに大型連休中。私は大きなイベントもなく、近所にお買い物に行ったり、録り溜めしていたアニメを観たり、ヘアサロンに行ったりなど、ゆるゆる過ごしています。
好きな街・盛岡、初めての街・高松を訪れて
というのは、4月は仕事やプライベートでお出かけ続きだったから。思えば今年は、年明けから4月初旬まで、珍しくずーっと慌ただしくしていました。ので!イベントが盛りだくさんな4月が来るのを、ずっと心待ちにしていたのです。
具体的にいうと、4月の中旬は盛岡に、次の週は香川を訪れていました。前者はライブを兼ねたプライベート旅、後者は金刀比羅宮の取材のついでに、延泊して高松へ。盛岡は以前から好きな街、香川はほぼ初めて(厳密には小豆島だけ行ったことがある)だったのですが、どちらもすごーくよくて。東京に戻ってきてからも、しばらく思い出してはうっとりしているほどです。都会すぎず、文化に溢れているけど、時間はゆったり流れていて、人が優しい。お店に入るたびに店員さんがいろんなことを教えてくださって、ガイドブックやSNSではわからない「街の温度」のようなものを、知ることができた気がしました。
旅先のショップをのぞいて感じたこと
で、一応ファッションエディターを名乗る身なので、旅先でも素敵なショップを見つけたら、積極的に入るようにしています。全国どこにでも素敵なセレクトショップはあるものですが、今回どちらの街でも感じたのは、「天然素材のゆるっとしたアイテムが多いな」ということでした。たとえば、コットンやリネン、シルクなどを使用したオーバーサイズのブラウスやワンピース。基本は丸襟やスタンドカラーで、モード感やトガった雰囲気は見受けられません。色も、ブラックよりはネイビー、ほかにはエクリュ、ベージュ、イエローといった優しい雰囲気の印象です。
ただ、ここが大事なポイントなのですが、これらは決して安くはないのです。きちんとした仕事服に投資するときと同じようなプライスゾーンで、聞けば自社工房で染め上げた素材を使っていたり、買ったあとも修理を請け負ってくれるなど、さまざまなこだわりが詰まっているそう。おしゃれに興味がある地元の人は、きっとこういう服を選ぶんだろうなと、勝手にイメージしていました。
街の空気感に合うおしゃれって素敵!
どこで暮らしているかで、したいおしゃれって変わると思います。もちろん仕事の内容にもよりますが、仕事服に投資するか、それともプライベートの服に投資するかに関しても、考え方は違ってきそう。もし私が盛岡や香川で生活をしていたとしても、日々の着こなしは、今のようには絶対にならないのではないでしょうか。その証拠に、盛岡から帰ってきてすぐに、それまで着ていたオールブラックのスタイルとは真逆の、ブラウンのコットンリネンの羽織りと白T、デニムといった、リラクシーな組み合わせで仕事に行ってしまったんですから(旅の余韻を味わいたかったがゆえの反動です)。はい、もちろん出先ではちょっと浮いてました。
「街の空気感に合うおしゃれ」って素敵です。東京には東京の、盛岡には盛岡の、香川には香川の、似合うおしゃれがある。今度旅に出るときは、そんなことも想像しながら、ワードローブを考えるのも楽しそうです。
【今日のひと手間】
“ユニクロ”の「エアリズムコットンT」、おすすめです!こちら、一枚でも様になるリラックスデザインですが、ポイントはネックラインがやや詰まっているところ。クルーネックのトップスにインすると、襟ぐりがチラリとのぞくので、インナーとしても活用できるんです。レイヤードを考慮するなら、ワンサイズダウンするとよし。そもそも身ごろにゆとりがあるので、着ていてストレスも感じません。
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