
こんにちは、editor_kaoです。
みなさんは、銀座の「和光」へ行ったことがあるでしょうか。4丁目交差点に位置する、銀座の象徴。時計塔の存在は知っているものの、実際に中へ入ったことがないという人もいるかもしれません。ただ私、Domani読者の方には(いや、そうでない人にも)、一度ぜひ訪れてほしい場所なのです。だれに頼まれたわけでもないけど、勝手に宣伝!
にぎやかな街・銀座のオアシスなんです
「和光」は、いうなれば百貨店とセレクトショップの中間のような存在です。百貨店ほど大規模ではありませんが、セレクトショップといいきるには背景が違う。その前身は服部時計店で、現在の建物は1932(昭和7)年に完成し(93年前!)、今のような販売スタイルになったのは、1947(昭和22)年のことのようです。だから時計塔があるんですね。
私が「和光」が好きな理由は、今や混雑を極めている銀座に位置しながら、オアシスのように落ち着いているところ。さらに、普段の生活では触れることがない、素敵な世界を見せてくれるところです。なんかもう、私にとっては夢のような空間……(うっとり)。

初めて行くなら、まずは3階の婦人フロアへ!
実際に、どんなものが販売されているかというと、ファッションやライフスタイルが中心です。洋服から革小物、時計、ジュエリーと幅広く、初めて訪れるなら、まずは3階の婦人フロアがおすすめ。実はDomani世代の憧れブランドもそろっています。革小物はオリジナルが強く、上質ながら価格は抑えめなのもポイント。私はバッグを数点愛用していますが、どこへ赴くにも失礼にならないので、ブランドとの打ち合わせや展示会の際に、とても重宝しています。お財布やカードケースもシンプルかつ色展開が豊富だから、「周囲とは違ったデザインでそろえたい」という人はチェックしてほしい(何度もいいますがこの記事、NOT案件です)!あと、個人的にはオリジナルの傘も、細身で素敵なんですよね。
アート鑑賞気分でのぞきたい「アーツアンドカルチャー」
さらに昨年、地下が大幅リニューアルをして、「アーツアンドカルチャー」というフロアに変身しました。説明がやや難しいのですが、ギャラリーとショップがミックスされたような特別な空間で、木や唐紙を使用した内装は、まるで京都の名宿のよう。フロア中央には、時計の長針と短針に見立てた什器が配され、期間ごとにさまざまなイベントが行われています。先日私が訪れた際は、竹かごや江戸切子といった夏らしいアイテムが並んでおり、眼福でした。ときには、とても手が出せないような作品もあるのですが、ギャラリーのような感覚で見られるだけで幸せ。またそれとは別に、ちょっとアーティなデザインな服や小物もこのフロアには並んでいるので、暑さが落ち着いたら(いつ?)、試着したいななんて思っています。
おやつタイムも満たしてくれます
ほかにも、隣りのアネックスにはケーキ&チョコレートショップとティーサロンが併設されています。スイーツは、地方取材の際のお土産を買うことが多く、焼きたてのパイは、ときどき自分のご褒美にすることも。奇をてらうことのない美味しさなので、幅広い層に喜んでいただけるのです。今後めちゃめちゃお世話になるであろう方にとか、「ここぞ!」というときの手土産にしてみてはいかがでしょう。先日は混んでいて入れなかったけど、ティーサロンでパフェも食べてみたいんですよねぇ……。
銀座という一流の街を、長く守り続けてきた「和光」。その真髄に、意外と軽やかに触れることができる場所だなというのが、私の個人的な感想です。今度銀座を訪れる際には、ぜひ体験してみてください!
【今日のひと手間】

そういうわけで、私の和光バッグ・コレクションです!いちばん活躍しているのは左のショルダータイプで、大人ぽいグレージュが幅広い着こなしにぴったり。中央のホワイトは、フォーマル感がありながらカジュアルスタイルにも合うので、週末に手にすることが多いデザイン。右のネイビーは、シンプルなフォルムだけど内ポケットやキーフックが付いていて、機能性に優れています。どのバッグにも共通するのは、金具がないところ。アクセサリーやベルト、靴の金具とバッティングすることがないのが、なにげにありがたいのです。
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
あわせて読みたい


