「お忙しいところ恐縮ですが」はクッション言葉!正しい意味と使い方、例文を解説 | Domani

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2021.07.27

「お忙しいところ恐縮ですが」を正しく使おう! 使い方や例文を解説

前置き言葉で使用される「お忙しいところ恐縮ですが」はメールや電話で使用される表現です。相手に依頼する際にクッション言葉として使われている言葉ですが、労いの気持ちを表す場面でも使用されています。意味や使い方に加え、ビジネスで使える例文や類語、英語表現を解説します。

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【目次】
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」の意味と使い方
 ・シーン別!「お忙しいところ恐縮ですが」の例文
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」を使うときの注意点
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」の応え方
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」の類語 や言い換え表現
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」の英語表現
 ・「お忙しいところ恐縮ですが」を正しく使おう!

「お忙しいところ恐縮ですが」の意味と使い方

「お忙しいところ恐縮ですが」は、会話をするときのクッション言葉としてビジネスシーンでも使用されています。正しい意味や使い方を詳しく見ていきましょう。

お忙しいところ恐縮ですが

■クッション言葉として使える言葉

「お忙しいところ恐縮ですが」は、主にクッション言葉として使われます。「お忙しいところ恐縮ですが」を使うときは、相手に依頼したり返答を求めたりする場面で使われるのが一般的です。

「お願いいたします」「〜していただけますと幸いです」などの丁寧な表現を使うと、相手に謙虚な姿勢を示せます。しかし、内容によっては頼みづらいこともあるでしょう。そんなときに使えるのが「お忙しいところ恐縮ですが」です。

「お忙しいところ恐縮ですが」は柔らかい言い回しであるため、相手が快く頼み事を引き受けてくれやすくなる効果があります。特に相手にとって時間や手間がかかりそうな頼み事の場合は、「お忙しいところ恐縮ですが」を前置きとして依頼内容を伝えるのが望ましいでしょう。

■感謝や労いを表すときにも使える

「お忙しいところ恐縮ですが」は謙虚な姿勢を示すだけでなく、感謝や労いを表したいときにも使える言葉です。例えば、取引先が自分たちの会社のために支援してくれているときに、追加で依頼したい業務があっても頼みづらいですよね。

そんなときに「お忙しいところ恐縮ですが」と一言添えると、相手に対して感謝や労いの気持ちを伝えた上で、謙虚な姿勢でのお願いであることを表現できます。相手に感謝の気持ちが伝われば、快く追加の頼み事も引き受けてくれるかもしれません。

頼み事に対して相手が対応してくれた場合は、「ご対応ありがとうございました」という感謝の気持ちを込めて「お忙しいところ恐縮です」と伝えるといいでしょう。

■単に社交辞令で使うことも多い

「お忙しいところ恐縮ですが」は、単に社交辞令として使用されることもあります。一見忙しそうに見えない相手に対しても使えるため、本来の意味とは異なる謙遜表現として使われることも多いです。

業務に追われる多忙な人にだけ使えるなどの決まりはないので、状況に合わせて使い分ける必要もありません。どんな相手であろうと「お忙しいところ恐縮ですが」は使えます。社交辞令の場合として「お忙しいところ恐縮ですが」をクッション言葉として入れると、コミュニケーションが円滑になるでしょう。

■上司や社外でも使える言葉

「お忙しいところ恐縮ですが」は、謙虚な気持ちが含まれているため、上司や取引先など目上の相手にも使える言葉です。上司や取引先など目上の人に使用しても問題はありませんので、相手との関係性を良好にするために、質問や話をしたいときに「お忙しいところ恐縮ですが」を使って声をかけてみましょう。

「お忙しいところ恐縮ですが」を添えるだけで相手に与える印象も大きく異なります。上司や取引先に対して頼みづらい案件であっても「お忙しいところ恐縮ですが」を添えるだけで、相手に失礼にならずにうまく伝えられるのです。

シーン別!「お忙しいところ恐縮ですが」の例文

「お忙しいところ恐縮ですが」は、相手への依頼や要望、折り返しの連絡や返信を促したいとき、メールの締めの言葉としてなど、さまざまなシーンで使用できます。

お忙しいところ恐縮ですが

また、メールだけでなく電話で「お忙しいところ恐縮ですが」を使うことも可能です。そこで、ここではビジネス場面で使える「お忙しいところ恐縮ですが」の例文をご紹介します。

■相手に何かお願いしたいとき

「お忙しいところ恐縮ですが」は、相手に何かをお願いしたいときに使います。ビジネスシーンでは、日程や会議の開催場所などスケジュール直前で予定が変更することもあるでしょう。そんな場面で使えるのが、「お忙しいところ恐縮ですが」です。

この場合は単に社交辞令ではなく、「ギリギリのご連絡となり申し訳ありません」という意味合いが含まれています。また、自社の商品やサービスを営業したい場合は、「少し時間を割いて検討していただけると幸いです」の意味を含めた言葉として「お忙しいところ恐縮ですが」を使うといいでしょう。

【例文】
・お忙しいところ大変恐縮ですが、本日の打ち合わせは〇〇でお願いできますと幸いです。
・お忙しいところ大変恐縮ですが、弊社商品の取り扱い可否について、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

■相手から連絡がほしいとき

「お忙しいところ恐縮ですが」は、相手から折り返しなどの連絡がほしいときにも使えます。例えば、取引先に連絡を入れても、担当者が多忙ですぐに出られない場合もあるでしょう。

そんなとき、「お忙しいところ恐縮ですが」を使用して折り返しの連絡をもらえるようにお願いするといいでしょう。何度も連絡をすると逆に取引先に迷惑をかける可能性もあるため、「お忙しいところ恐縮ですが」のクッション言葉を置いて担当者に伝言を残すのが望ましいです。

【例文】
・お忙しいところ大変恐縮ですが、〇〇様から折り返しのご連絡をいただけますと幸いです。
・お忙しいところ恐縮ですが、〇〇様から折り返しのご連絡をいただけますでしょうか。

■相手からの返信を促したいとき

相手からの返信を促したいときにも「お忙しいところ恐縮ですが」が使用できます。例えば、打ち合わせの出席可否や相手の返信待ちの案件など、業務を進める上で早く確認が必要な場面もあるでしょう。そんなときには、「お忙しいところ恐縮ですが」を使用して返信を促すと角が立たないでしょう。

「お忙しいところ恐縮ですが」と前置きを置くことで、相手が多忙なことを考慮している気持ちを伝えられるため、相手から見ても責められている感じがせず悪い印象も与えません。特に上司や取引先など立場が上の人には配慮しつつ返信を促せる表現なので、覚えておくと便利です。

【例文】
・お忙しいところ大変恐縮ですが、〇〇の件についてご返答いただけますと幸いです。
・お忙しいところ恐縮ですが、先日ご連絡させていただいた会議の参加可否について、ご返信いただけますでしょうか。

■メールの締め言葉で使うとき

メールで複数のお願いを一度にするとき、文末の締めに「お忙しいところ恐縮ですが」を使うと、メールの文章がスッキリするだけでなく相手に丁寧な印象を与えられます。

複数のお願い事をするときは、それぞれのお願い事に「お忙しいところ恐縮ですが」を付けると、しつこい印象を与えてしまうため、文末の締めに入れるのが望ましいのです。メールで複数のお願い事をするときは、文末に「お忙しいところ恐縮ですが」を使いましょう。

【例文】
・お忙しいところ大変恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
・お忙しいところ大変恐縮ですが、〇〇の件ご検討いただけますと幸いです。

■電話で使うとき

「お忙しいところ恐縮ですが」はメールで使用することが多いですが、電話でも使える表現です。例えば、初めて営業する会社に電話をかける場合です。第一声で「お忙しいところ恐縮ですが」を入れてから自己紹介と用件を伝えるといいでしょう。

より丁寧な印象を与えるなら、前置きと名前、用件を伝えたあとは、「今、少しお時間よろしいでしょうか」と一言添えた上で本題に入ることが望ましいです。相手も「話を聞こう」という気持ちになるので、やり取りがスムーズに行きやすいでしょう。

【例文】
・お忙しいところ恐縮ですが、〇〇の件でご連絡させていただきました△△と申します。今少しお時間いただいてもよろしいでしょうか。
・お忙しいところ大変恐縮ですが、先日打ち合わせした件で確認したいことがあり、ご連絡させていただきました。

「お忙しいところ恐縮ですが」を使うときの注意点

「お忙しいところ恐縮ですが」をビジネスで使用するときは、「伝えたいことを簡潔に伝える」「命令形は使用しないようにする」「相手に悪い印象を与えることがある」という点に注意しましょう。

お忙しいところ恐縮ですが

使い方次第では相手に悪い印象与える可能性があるため、注意点をよく踏まえた上で使用することが重要です。

■伝えたいことを簡潔に伝える

「お忙しいところ恐縮ですが」をクッション言葉として使用するとき、伝えたい内容は簡潔にまとめるのが望ましいです。ビジネスの場面では相手を配慮した言い回しが好まれますが、意識しすぎると何を言いたいのか本質が分からなくなってしまうことも少なくありません。

相手を混乱させるだけでなく仕事ができない印象を与えかねないので、「お忙しいところ恐縮ですが」と前置きしつつ、内容はシンプルに伝えられるように心掛けましょう。内容を伝えるときのポイントとしては、結論を先に持ってくることです。文章全体の柔らかさは、クッション言葉の「お忙しいところ恐縮ですが」で補えます。

■命令形は使用しないようにする

クッション言葉で「お忙しいところ恐縮ですが」を使用するときは、命令形は使用しないように気をつけましょう。文章全体を柔らかい表現にする「お忙しいところ恐縮ですが」であっても、文章に命令形である「〇〇してください」を使ったり、内容に制限を設けたりしては相手に不快感を与えます。

たとえ「お忙しいところ恐縮ですが」をひと言添えたとしても相手に対して失礼にあたることに違いはありません。文章が命令形になっていたり制限が設けられたりすると、相手は嫌悪感を抱く可能性もあります。取引先であれば、今後のやり取りに支障が出るかもしれません。「〇〇してください」ではなく、「〇〇していただけますと幸いです」などの表現を使うのが望ましいです。

■相手に悪い印象を与えることがある

ビジネスで使える「お忙しいところ恐縮ですが」は、相手によっては悪い印象を与えることがあります。なぜなら、そもそも「忙しい」という言葉は縁起が悪い言葉であり、「忙」という漢字は「心を亡くす」と書くため、冠婚葬祭では使用しないほうがいい言葉のひとつと言われています。

通常は、ビジネスでも「忙しい」の言葉を使用しても問題ありませんが、人によってはビジネスでも「忙しい」の使用を控えたい人もいるでしょう。人によっては「お忙しいところ恐縮ですが」に対して悪い印象を抱く可能性があることを覚えておき、相手を見ながら使ったほうがトラブルを避けられます。

「お忙しいところ恐縮ですが」の応え方

メールにおける「お忙しいところ恐縮ですが」の応え方は、社内外問わず特別な決まりごとはありません。ただし、状況によってはひと言添えて返信するのが望ましい場合もあります。

お忙しいところ恐縮ですが

一方、ビジネス会話での応え方は、「お忙しいところ恐縮ですが」の言葉に対し感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。メールと会話で応え方が異なるので注意しましょう。

■社内メールの返信の場合

社内メールで「お忙しいところ恐縮ですが」が使われている場合、目的は何かの案内や依頼の連絡であることが多いです。返信するときは、「お忙しいところ恐縮ですが」に対して特別な言葉は必要ありません。

「ご連絡ありがとうございます。〇〇の件ですが、〜」と返信すれば十分です。ただし、送られてきたメールに「お忙しいところ恐縮ですが」と記載がある場合、こちらに配慮してくれている気持ちを汲み取り、「ありがとうございます」など感謝を伝えることが望ましいです。また、連絡の催促など相手に迷惑をかけている場合は「お手数おかけして申し訳ありません」などとひと言添えるのが好ましいでしょう。

■社外メールの返信の場合

社外の相手から「お忙しいところ恐縮ですが」と連絡が来た場合、返信で使うべき特別な言葉はありません。ビジネスでは、挨拶文として「お忙しいところ恐縮ですが」を使用する人も多いため、相手の用件に対して返事をすれば十分です。「お世話になっております」などの挨拶文と同様の扱いをして問題ないでしょう。

ただし、打ち合わせの出席可否など催促で社外の相手から連絡が来たときは、「ご連絡が遅くなり申し訳ありません」「お手数おかけして申し訳ありません」など、謝りの文言を添えるのが望ましいです。

■ビジネス会話での応え方

「お忙しいところ恐縮ですが」を会話で使われたときの応え方は、文章やメールとは異なります。コミュニケーションを円滑に進めるためにも、相手が「お忙しいところ恐縮です」と添えてきたときには、こちらも感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。

例えば、相手から「本日はお時間をいただき、お忙しいところ大変恐縮です」と言われたら、「こちらこそ、わざわざお越しいただきましてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えましょう。

「お忙しいところ恐縮ですが」の類語 や言い換え表現

「お忙しいところ恐縮ですが」の類語には「ご多忙」「ご多用」があり、「恐縮ですが」の類語には「恐れ入りますが」「恐縮ではございますが」「恐縮至極です」が挙げられます。状況に合わせて類語や言い換え表現を使い分けられるようになりましょう。

お忙しいところ恐縮ですが

■「お忙しいところ」の類語

「お忙しいところ」の類語には、「ご多忙」「ご多用」があります。「ご多忙」は、「用事が多くて忙しい」という意味です。「多忙」に尊敬を表す「ご」を付けた言葉で、上司や取引先など目上の人にも使えます。

【例文】
・ご多忙とは存じますが、〇〇の件ご検討いただけますと幸いです。
・ご多忙にもかかわらず、わざわざ足をお運びいただきありがとうございました。

「ご多用」は、「用事が多いこと」を意味します。「多忙」に尊敬を表す「ご」を付けた言葉で、こちらも上司や取引先など目上の人にも使っても大丈夫です。相手に依頼をしたり頼み事をしたりするときに使用することができます。

【例文】
・ご多用のところ恐れ入りますが、〇〇のご確認よろしくお願いいたします。
・ご多用のところ大変恐縮ですが、〇〇にご参加いただきますよう何卒よろしくお願いします。

■「恐縮ですが」の類語

「恐縮ですが」の類語や言い換えには、「恐れ入りますが」「恐縮ではございますが」「恐縮至極(きょうしゅくしごく)です」があります。ビジネスの場面で使用できる例文をご紹介しましょう。

【例文】
・恐れ入りますが、〇〇にお目通していただけますと幸いです。
・大変恐れ入りますが、一度弊社にお越しいただけますでしょうか。
・恐縮ではございますが、〇〇宛てにご連絡くださいますようよろしくお願いいたします。
・恐縮ではございますが、明日の打ち合わせにて説明させていただきたく存じます。
・ご丁寧にご説明いただきまして、恐縮至極です。
・至らぬ点が多いにもかかわらず、今回も依頼をいただきまして恐縮至極に存じます。

「お忙しいところ恐縮ですが」の英語表現

「お忙しいところ恐縮ですが」を英語で伝えたいとき、「busy」を使用するのが一般的です。ただし、社内と社外では表現方法が少し異なるので、使用するときは十分に注意しましょう。

お忙しいところ恐縮ですが

■社内で使用する場合

社内で使用される「お忙しいところ恐縮ですが」の英語は、少し砕けた表現の「I know you are busy〜」が使えます。社内の同僚はもちろん親しい取引先などでも使うことが可能です。

【例文】
・I know you are busy, but sign here please.
(お忙しいところ恐縮ですが、ここでサインをお願いできますでしょうか)
・I know you are busy, but please check the meeting documents.
(お忙しいところ大変恐縮ですが、会議の資料を確認いただけますと幸いです)

■社外で使用する場合

社外の場合は、「I’m sorry to bother you but〜」が使用できます。「bother」には「迷惑をかける」という意味があり、「多忙なときに申し訳ありません」の意味合いが含まれています。ビジネス場面でよく使用されるので覚えておくと便利です。

【例文】
・I’m sorry to bother you, but I would like to speak to 〇〇.
(お忙しいところ大変恐縮ですが、〇〇様はいらっしゃいますでしょうか)
・I’m sorry to bother you, but we are going to send you 〇〇.
(お忙しいところ大変恐縮ですが、〇〇をお送りさせていただきました)

「お忙しいところ恐縮ですが」を正しく使おう!

ビジネスの場面でよく使われる「お忙しいところ恐縮ですが」は、クッション言葉として用いられています。社内外問わず使えるだけでなく、目上の人にも使用できる便利な言葉です。正しい意味や使い方をマスターして、状況に合わせて使い分けましょう。

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