新婚の期間はいつまで続く?
結婚して間もない夫婦を「新婚」と呼びますが、新婚とはどの程度の期間を指すのでしょうか。大体の目安や、人によって異なる認識を紹介します。
一般的な認識は「1年程度」
夫婦が新婚と呼ばれる期間については、明確な基準が定められているわけではありません。一般的な目安としては、結婚してから1年ほどを新婚だと捉える人が多いといわれています。
中には、「新婚旅行が終わるまで」「子どもが生まれるまで」などの考え方も。夫婦の間で考えに違いがあると、ちょっとしたすれ違いを起こす場合があるため、2人で話し合っておくのもよいかもしれません。
新婚時期にしておくのがおすすめのこととは
特に意識せず暮らしていると、新婚期間はあっという間に過ぎてしまうもの。いつまでも仲良く過ごすために、新婚期間にやっておくとおすすめのことを紹介します。
旅行やデートを楽しむ
結婚直後ならではのイベントといえば、2人で出かける新婚旅行ではないでしょうか。どんな場所に行こうかと計画を立てたり、スケジュールを考えたりと、準備の段階から楽しい時間を過ごせるでしょう。
子どもができてからでは、旅行などのまとまった時間が取りにくいことも珍しくありません。新婚期間は、2人きりで旅行を満喫できる絶好のチャンスといえます。
旅行に限らず、2人だけで過ごす時間を確保することは重要です。仕事や子育てなどで忙しくなる前に、2人だけの時間を味わっておくと、その後の関係にもよい影響があるかもしれません。
家事分担を決めておく
家事の役割分担など、早いうちに2人の間でルールを決めておくのもおすすめです。新婚の時期にしっかり話し合っておくことで、後々どちらかに負担がかかり過ぎることを防げるでしょう。
近年は共働きの家庭も多いため、一人に家事の負担がかかっていて、不公平だと感じる人も多い傾向にあります。「自分ばかり家事をしている」と不満があると、口論やトラブルにもつながりかねません。
最初に役割を決めておけば、お互いが納得した上で仕事や家事に取り組むことができます。きっかり分けなくても、「先に終業した方がやる」といった決め方も一つの手です。どちらかに押しつけたりせず、協力し合って過ごせるよう意識しましょう。
新婚のうちに「お金」について話し合いを
長く一緒に過ごす結婚相手とは、経済的な価値観が一致していることも大切です。トラブルを回避するためにも、お金について話し合っておきましょう。
人生プランや貯金額をはっきり決めておく
家を購入する資金や子育て用の資金として、早いうちから貯金を始める家庭も多いでしょう。夫婦で貯金をする際は、目標金額や貯金の目的を明確にしておくことをおすすめします。
同じ気持ちで節約をしているつもりでも、あまりに倹約しすぎるとストレスを感じることも。不満がたまらないよう、お互いがどの程度の生活レベルを求めているかを知っておく必要があります。
せっかく努力して節約しても、毎日の生活が充実していないのでは意味がありません。目標金額を決めて、無理なく貯金できるように心掛けましょう。
お金の管理方法を明確にする
夫婦で決めておくべき事柄としては、家計の管理方法も挙げられます。特に共働きの場合は、お互いの収入をどのように管理するかを忘れずに話し合っておきましょう。
例えば、夫か妻のどちらかが家計を管理し、管理している方にお金を渡す方法が一般的です。2人で家計を考えたいなら、夫婦で共同の口座を作って管理する方法もあります。また、共働きの夫婦であれば、家賃や食費など、さまざまな支出を2人で分担してみてもよいでしょう。
いずれの方法を選ぶにしても、どちらかが不公平だと感じることがないよう、責任感を持って家計を管理していく意識が重要です。
新婚夫婦対象の補助金制度を確認しよう
内閣府では、2016年から新婚の世帯に対する支援を行っています。正式な名称は「結婚新生活支援事業」といい、2021年度からは最大60万円の金額が補助される制度です。
申請の条件は何度か変更されていますが、2021年度からは世帯所得が400万円未満であることが条件となっています。また、婚姻した時点での年齢が、男女ともに39歳以下であることも条件の一つです。
全国で500を超える自治体がこの制度を実施していますが、自治体によっては助成金がもらえない場合も。自分の住んでいる自治体で申請が行えるかどうか、事前に確かめておきましょう。
参考:結婚新生活支援事業について: 子ども・子育て本部 – 内閣府
新婚気分をいつまでも続けるためのポイント
好きな相手とは、何年経ってもよい関係でいたいものです。お互いが心地よい関係を続けるために、覚えておきたいポイントを紹介します。
コミュニケーションを大切に
結婚相手と良好な関係を続けていくためには、日々のコミュニケーションが欠かせません。基本的なことですが、毎日忘れずにあいさつをしたり、小さなことでもお礼を言ったりと相手への気遣いを忘れないようにしましょう。
触れ合う機会が減っていくと、恋人のような雰囲気も次第になくなってしまいます。一緒に過ごせる時間が少なくても、意識してスキンシップを取るようにすることもおすすめです。出かける前のハグを習慣にするのもよいでしょう。
相手への気持ちを伝えられるよう、言葉や行動で示すことが大切です。
言いたいことをため込まない
たとえ好きな相手だとしても、長い年数をともに過ごしていると不満を感じる部分も出てくるでしょう。毎度衝突してしまっては疲弊してしまいますが、嫌だと感じた気持ちを心の中にしまい込むのもよい関係とはいえません。
喧嘩を避けたいと考える人も多いかもしれませんが、時には思ったことをぶつけ合う機会も必要です。我慢を続けていると、相手に対して負の感情がつのってしまう可能性もあります。
自分だけが我慢しているつもりでも、相手には違った言い分があることも。お互いの意見をしっかりと話し合うことで、良好な関係を長く保てるようになります。
お互いの時間も確保しよう
四六時中一緒にいると、相手と過ごす新鮮味も薄れてしまいます。友人と会ったり、好きな場所に1人で出かけたりして、リフレッシュする時間を設けることも大切です。
時間を忘れて没頭できる趣味を持っておくと、ストレス解消にもつながります。1人の時間を大切にすることで自分のペースを取り戻すことができ、心に余裕が生まれます。
相手の行動にあれこれと口を出したり、毎日のように予定を聞いたりと、あまりに干渉しすぎると好きな相手でもうっとうしく感じてしまうこともあるでしょう。相手の行動を制限せず、適度に距離を置くことで相手に優しくなれるかもしれません。
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