Q:40歳でもっておくべき貯蓄額はいくら?
答える人/井戸美枝さん(ファイナンシャルプランナー)
A:目安は500万円。ただし、いつまで働けるかも重要
40歳でもっていたほうがいい目安は500万円です。退職時に必要とされる3,000~3,500万円がある状態を想定したとき、残りの20数年でなんとかなる元手が、500万円程度だからです。ただ、この先何が最終貯金高に差をつけるかというと、「いつまで働けるか」ということ。今いくらあるか、いくら貯蓄できるかだけでなく、健康で長く働けるかも、同じくらい大事なことだと心得ておきましょう。退職したあとも、得意な仕事で長く働きたいもの。40歳代から副業(会社の就業規則など確認が必要)でできることを少しずつしていくことが大切です。
ファイナンシャルプランナー
井戸美枝
CFP(R)、社会保険労務士。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題をわかりやすく解説。社会保障審議会企業年金部会委員。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞で執筆。近著に『100歳までお金に苦労しない定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)
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